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笑顔が絶えない、飲食店をつくりたい

飲食店スタッフ
筒井 孝彦さん

清涼飲料水メーカーに勤務するも、ずっと憧れていた飲食業界で働きたいと居酒屋チェーン『三ツ星マート』に転職した筒井孝彦さん(30)。アルバイトからスタートして社員になった現在も、まわりの人たちからいろいろと教わりながら店長になること、さらにはいつの日か自分自身の飲食店を持つことを目指して奮闘中といいます。そんな筒井さんに、現在の仕事のやりがいや、今後の夢などについてうかがいました!

年齢を重ね、本当にやりたいことを追求

調理場に立つ筒井さん

「昔から料理をすることが大好きで、高校卒業後は料理学校に進学しました」と話す筒井孝彦さん。しかし学校を卒業して就職したのは、大手清涼飲料水メーカーでした。

「営業や、自動販売機をチェックしてまわる仕事などを主にしていました。その仕事にももちろんやりがいはありましたが、30歳を目前にして改めて自分の将来を考えたときに、本当にやりたいことは何なのか、やりたいことを目指そうと、転職を決意することになりました」

 筒井さんは、ご自身の将来の夢を「いつか自分の飲食店を持つこと」と設定。そのために、まずはずっと興味を抱いていた飲食業の世界に飛び込むことを決意しました。

「飲食業に関する知識がなかったので、幅広く学ぶことができる環境に身を置きたいと探している際に出会ったのが、居酒屋チェーン『三ツ星マート』でした。以前、利用した際に、地域の方に愛されていて従業員やお客さんとの関係、店舗の雰囲気がとても良いと思っていたこともあって、ここで働きながら一から勉強したいと、新たな環境での仕事をスタートさせました」

不安と希望、その両方を胸に

接客中の筒井さん

 キッチンで調理をしたり、ホールで接客や食べ物やドリンクをサーブしたり、筒井さんの新たなチャレンジの日々が始まりました。

「元々人とのコミュニケーションが好きなので、接客業はとても楽しく感じました。入店早々、お客さまと親しくなりあだ名で呼んでもらっていろんな話をしたり、誕生日の方をスタッフとお客さまとみんなで一緒になってお祝いしたり。飲食業の楽しさや魅力を感じることができました」

 しかし良いことばかりではありません。責任者である店長をはじめ、同僚のアルバイトの多くは、自分より年下にも関わらず、経験が豊富で活躍しており自らの経験不足を痛感する毎日だと、筒井さんはいいます。

「お店づくりや運営のこと、また人材の教育など、みんな若いのに本当にしっかりできていて、自分も負けられないと良い刺激になります」

 まだまだ経験不足と話す筒井さんが現在目指しているのは、店長となり店舗を任せてもらうこと。

「飲食物やサービスを通してお客さまに喜んでいただくことや、自分の仕事をこなすことはもちろんですが、もっとお店のトータルな運営を担っていける人材になりたいと思っています。そのためには今、目の前にあることすべてにチャレンジして、まずは、店長としてお店を任せてもらえるようになりたいですね」