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新郎・新婦の幸せを、社会のハッピーにしたい

ウェディングプランナー
佐藤 佳織さん

4歳のときに親戚の結婚式でベールガールを務めてから、「私も花嫁になりたい!」と想いつづけてきたという佐藤佳織さん。高校、大学で将来の進路を考えるようになっても想いは変わらず、ブライダル関連の仕事に就きたいと考えるようになったそう。最初は美容師やヘアメイクといった職種からブライダル業界を検討するも「何か違う」という疑問を感じていた佐藤さん。しかし、異なる職種に目を向けたとき、「これをやりたい!」と思える職業『ウェディングプランナー』と出会うことに。現在は、フリーランスのウェディングプランナーとして活躍する佐藤さんに、仕事のやりがいや今後の夢などについてうかがいました!

4歳からずっと、将来の夢は「花嫁さん」

インタビューに答える佐藤さん

 4歳のときに、親戚の結婚式で花嫁さんのベールの裾を持って入場するベールガールの役を務めた佐藤佳織さん。そのときの印象が、今も強烈に残っているといいます。

「花嫁さんがとにかくキレイで、なんて素敵なんだろうって思いました。でも、まだ幼かった私には新郎・新婦2人のためにたくさんの人が集まって、さらにみんなが笑顔で『おめでとう!』と言っているこの行事は『いったい何?』と、とても不思議に感じたのを覚えています。私もこの特別な空間で、可愛いドレスを着てベールを引っ張られる花嫁になりたいって思いました」

 その瞬間から、将来の夢を聞かれるたびに「花嫁さん!」と答える日々がつづくことに。高校生になってもその想いは変わることなく、進路相談でも思わず口にしてしまったそう。

「もちろん、先生には怒られました(笑)。でもその時に言われた『じゃあそれを仕事に置き換えてみたら?』という言葉がヒントになったんです」

 その一言をきっかけに、花嫁さんになることではなく、ブライダル業界に関心を持つことになったという佐藤さん。結婚式に関わる職種を探し、美容師やヘアメイクなどの専門学校に体験入学しました。しかし、どこか違和感を感じており「何か違う。あの結婚式の不思議な空間を誰がつくっているんだろうと考えるうちに、ウェディングプランナーという職業を知り、『これだ、これをやりたい!』と瞬間的に思いました」

結婚式そのものをつくる仕事がしたい

仕事中の佐藤さん

 ブライダル業界への想いを持ちながら、高校卒業後は大学に進学。大学では将来、憧れの職業に就くために、アルバイトをしてお金を貯め、ウェディングプランナーのスクールにも通いました。

「土日はさらに、結婚式場でアルバイトを始めました。実際に働いてみると仕事は充実していたのですが、1日に十数件の式を取り扱うこともあり時間に追われるばかり。新郎新婦を一組一組覚えているヒマもないほどです。次第に効率重視のマニュアル化が多くなり、これは自分ではなくてもいいのでは? と疑問を感じるようになりました」

 そんな折、ある式場を持たないウェディングプランニング専門会社と出会うことに。

「まだ、新しくて小規模な会社でしたが、野球のスタジアムや海で式を行なうなど、とにかく他にない面白くて新しい結婚式を提案している会社でした。何よりも結婚式というものを一からつくっている感じがして、ここで働きたいと思いました」

 佐藤さんはすぐにコンタクトを取り、休日にインターンとして働き始めました。

「アシスタントからのスタートで、さまざまな現場で接客を経験することができました。ここで初めて式場などの場所ではなく、プランナーという人自身やプランそのものを新郎・新婦に選んでいただくということがあるのだと知り、これも大きな経験となりました」

 大学を卒業すると正社員になり、さまざまな業務を行なうようになりました。