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一杯のラーメンで最大の満足を届ける

ラーメン店店長
榊原 崇さん

南は九州から北は北海道まで、日本全国で美味しさを届けているラーメンチェーン店「山岡家」。現在、沼津柿田川店(静岡県)で店長を務めているのが榊原崇さん(27)。「入社してから少しでも早く店長になりたいと思い行動していました」という榊原さんは、山梨県の店舗に勤めていた際に、新卒採用入社3年目という早さで店長に昇格。日々、お客さまの満足やアルバイトスタッフの成長を求め、前向きに取り組んでいる榊原さんに、仕事のやりがいや今後の夢などについてうかがいました!

アルバイトで知った飲食業の仕事の魅力

インタビューに答える榊原さん

 榊原さんがサービス業・飲食業の仕事に興味を持ったのは、地元の静岡を離れ、都内の大学に通っていたときのことだったそう。

「大学時代に、近くにあった弁当屋でアルバイトをしていました。最初から料理をすることや接客というものに興味を持っていた訳ではなかったのですが、携わるうちにどんどん仕事の魅力を感じるようになりました」

 弁当屋では調理から接客まで、幅広い業務に携わったという榊原さん。調理をすることの楽しさ、そしてその料理をお客さまに喜んでいただくことにやりがいを感じ、大学卒業後には飲食業やサービス業界で働きたいと考えるようになったといいます。

「就職活動ではサービス業を中心に、いろいろな会社や業種を見てまわりました。その際に出会ったのが、今働いている『株式会社 丸千代山岡家』でした。元々ラーメンが好きだったこともありますが、何よりラーメン業界自体がとても成長していて勢いがあり、ここで挑戦してみたいという気持ちになりました」

 と、進路を考えていた当時を振り返る榊原さん。「美味しいものを提供して、お客さまに満足していただきたい」という理想に向けて、榊原さんのチャレンジがスタートしました。

入社当初からの夢「店長」就任を実現

仕事中の榊原さん

 入社すると、すぐに現場である店舗に配属された榊原さん。最初は埼玉県にあるお店での修行からスタートしました。

「『山岡家』は、スープの仕込みからチャーシューなどの具材まですべてを店内で調理しています。とても手間ひまがかかり、大変なのですが、まずはこれらを自分が習得し、アルバイトスタッフに教えることが仕事でした」

 1〜2名の社員と10名ほどのアルバイトスタッフが、主な店舗運営体制。つまり、店舗運営の主力となるのは、アルバイトスタッフです。

「自分が仕事を覚えることよりも、スタッフ一人ひとりに教育することが大変でした」と話す榊原さん。

 しかし、『山岡家』での仕事がスタートしてからの榊原さんの目標は、店長になって一つの店舗を任せてもらうこと。その夢を抱き、「とにかくお客さまのことを考えてすぐに行動することで、自分がアルバイトスタッフの見本になっていこう」と、努力を重ねる日々がつづきました。

 その後も浜松、山梨の店舗への異動を経て、自分の仕事をこなしながら、スタッフに仕事やお客さまへの想いを伝えていくうちに、一つの夢が実現する瞬間が訪れました。

「3店舗目となった山梨の店舗のときに、目標であった店長になることができました。本当に嬉しかったですね」

 榊原さんの新たな毎日が始まりました。