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夢インタビュー【Vol.3】 岡崎 慎司 選手

スルガ銀行presents「夢インタビュー」 ―サッカーを愛するすべての少年・少女へ―

フィールド・オブ・ドリームス

簡単に手に入らないからこそ
夢には大きな価値がある

夢を追いかけてしぶとく生きるのが大好きという岡崎選手。
「世界一のストライカーになる」という夢に向かってドイツで奮闘中だ


夢を追いかけて、
しぶとく生きていくのが、
僕は大好きなんです。

「プロになって、日本代表になって、世界一のストライカーになる!」
  僕は小学生のとき、教室でそう宣言しました。だから、いまの僕を見て「夢を叶えたなぁ」と言ってくれる友だちもいます。確かに、日本代表になるという夢は叶えることができましたが、僕はまったく満足していません。
  夢を見るのは簡単です。大事なのは、夢を実現させるための目標を持つこと、そして、その目標をひとつひとつクリアすること。その先に夢があるんだと思います。つまり、目標をクリアできない人は夢を叶えられない。だから、僕は夢よりも目標のほうが大事だと考えています。
  振り返れば、中学時代は県選抜にギリギリ呼ばれるくらいのレベルでしたから、日本代表に入れるなんて夢の夢でした。とにかく目の前のことに集中し、必死で頑張るだけでしたね。でも、そういう日々の積み重ねが、夢と現実との距離を近づけてくれるのだと思います。
  ピッチに立ったとき、僕がいつも考えていることはひとつだけ。チームのためにプレーをすること! ですから、自分がゴールを決めたとしても、「チームの役に立てた」という気持ちが強いですし、守備をしたりフリーランニングで汗をかくことも嫌いではありません。周りから「ナイス、ディフェンス!」と言われると本当に嬉しいですね。ただ、ドイツでは、前線の選手はゴールを決めないと認めてくれませんから、ゴールを決めたいという思いは持っています。
  現在、シュツットガルトでは右MFなどでプレーしています。“世界一のストライカーになる!”という夢を持っていながら、FWとしてプレーできていないという現実。そんな葛藤に苦しむなかで、僕は新しい目標を持つようになりました。

「できるかぎり長く、ヨーロッパの第一線でプレーできる選手になる!」
  とはいえ、”世界一のストライカーになる“という夢を決して諦めたわけではありません。いまは少し回り道をしてもいいんじゃないかなと思っています。でも、芯のところでは、ストライカーになりたいという夢があるから、どんな状況に置かれても一生懸命に頑張れる。夢の力って、そういうことなんだと思います。絶対にブレないのも夢のおかげだと。
  目標をクリアしていく過程にはイヤなことはたくさんあります。でも、それを上回る力が生まれるような大きな夢を、みなさんには描いてほしいと思います。実現した夢よりも実現していない夢のほうが、たくさんの力を僕に与えてくれる。夢を追いかける過程こそが重要ですから、僕は夢を叶えていないんだって、いつも思っているのかもしれません。
  清水エスパルス時代、ナビスコカップや天皇杯で何度も決勝戦に進出しながら、いつも準優勝で終わり、夢破れました。「僕は優勝に縁がないのか、こういう運命なのか……」という気持ちにもなりましたが、一度も(夢を)諦めたことはありませんでしたし、逆に「もっと練習して、つねに100%の力を発揮しなくちゃ夢は実現しないんだ」という気持ちが強くなりました。だから、80%や90%くらいの力では足りないんだと思いながら、いまも毎日サッカーをやっています。
  夢を追いかけて、しぶとく生きていくのが、僕は大好きなんです。小さな課題や目標をクリアしながら、夢へ近づいていく。簡単に手にすることができないからこそ、夢というのは、大きな価値があるんです。

岡崎 慎司 選手

Vol.3

シュツットガルト(ドイツ) FW

PROFILE おかざき・しんじ
1986年4月16日生まれ、兵庫県出身。174a・76` 。O型。宝塚FC-滝川二高-清水-シュツットガルト。豊富な運動量と類まれなゴール嗅覚を持つFW。08年に日本代表デビューを果たすと、10年南アフリカ・ワールドカップではベスト16入りに貢献。翌年1月にシュツットガルトへと移籍した。
サッカーダイジェストテクニカルVol.14(2013年月12日)掲載
文●寺野 典子/インタビュー写真●滝川 敏之/協力●スポーツコンサルティングジャパン、ミズノ

 
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