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イベントレポート

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第1回2014年11月 7日(金) 19:00~21:00
第2回2014年11月21日(金) 19:00~21:00

佐藤 景子(さとう けいこ) / 「リンクル9プロジェクト」専属パーソナルトレーナー

美しさの秘密は身体にあり!
ゆがみ改善女子部<全2回>

デスクワークや立ち仕事などが多い現代人。長時間にわたり、同じ姿勢を続けることは非常に疲れるため、肘をついたり、 片足に重心をかけたりするなど楽な姿勢になりがち。そうした姿勢が続くと、体の左右のバランスが崩れ、首・肩・骨盤・背骨などのゆがみが発生し、 むくみや肩こりに悩まされることになる。今回はそんな悩みを抱えた働く女性のために全2回に渡ってセミナーを開催。2人1組で、身体のゆがみを改善するトレーニングを行なった。

1回目:骨盤ケアで美脚!
2回目:肩甲骨ケアで姿勢美人!

トレーニングでゆがんでいる骨盤や肩甲骨をなおす

すっかりお馴染みとなったd-labo女子部。4回目の今回は「ゆがみ改善」がテーマ。講師の佐藤景子氏は女性専門トレーニングサロン「リンクル9プロジェクト」の専属トレーナー。2回に渡るセミナーでは2人1組のペアとなって「骨盤」と「肩甲骨」という2つの部位をケア。「美脚」や「姿勢美人」を目指してみた。
まず覚えておきたいのは「美しさの定義」。
「美しさとは、体の均衡を保っているかどうか。その均衡は骨格がもともとの位置に正しくあるかどうかで決まります」
体は骨盤がゆがんでいるだけで「機能が落ちる」。骨盤のバランスが悪い人は、脚がむくんでいたり、左右どちらかだけが細くなっていたり、O脚になったりしている。これが「ゆがみ」だ。とくに女性にはこうした「脚のトラブル多い」。そこで、はじめに「骨盤のゆがみチェック」。目をつぶって「足踏み」をすることで骨盤にゆがみがないかを確かめてみた。知らずに前に進んでしまう人は「前重心」。女性はヒールを履くことが多いせいか、この「前重心」になる人が少なくない。右や左に傾くとしたら、それは骨盤がゆがんでいる証拠。
「このトレーニングではゆがんでいる骨盤をなおしていきます」
佐藤氏の指示で始まったトレーニングは誰でもできる簡単なもの。ペアで片方がサポートにまわるので、1人ではキープしづらい姿勢もとりやすい。左右の脚の長さのずれは、仰向けやうつ伏せになっての「骨盤を揺らす運動」ひとつでたちまち改善。つづいての「ペアストレッチ」では股関節や裏ももをストレッチ。そのあとは手に持ったタオルをかかとにかけ、股の外側や内側を伸ばす動きをとってみる。こうしたストレッチだけで「むくみ」は「けっこうとれてくる」。
全員がやったところで「お尻の高さ」をチェック。参加者からは「お尻が上がっている!」、「小さくなっている!」と驚きの声が。目に見える効果に俄然意欲が高まる。

Xの理論=骨盤をなおせば肩甲骨もなおる

次は「アクティブストレッチ(身体を動かしながら行なうストレッチ)」。骨盤幅に足を広げ、手を伸ばして「だらーん」と前傾姿勢をとる。「吸って吐いて」を繰り返し、上体を上下に動かす。この「脱力体操」は「たまにやるととても気持ちいい」。もちろん、毎日やってもいい。
次は「ラジオ体操」風に腕を横に曲げて脇腹を「しっかり伸ばす」。つづいての回旋運動は遠心力を使って20回。これら3つの運動は「骨盤と脊柱のバランスをとる」ものだ。
「人の体というのは不思議で、こういうふうにねじっていくと水分が出て痩せていく。むくみもとれていきます」
効果を実感しながら「脚のアクティブストレッチ」。これは「ヒールを履く直前にやるといいです」。加えて、ボールを用いての運動。両膝でボールを挟むこの動きは「パンパンに張っているもも」のむくみをとるのに有効だ。しばらくボールでのトレーニングをつづけてから、先ほどの「足踏み」に再挑戦。今度は前回よりもあきらかに誰もが「安定している」。これは「骨盤が安定」したことを意味する。この「整った骨盤」を維持するには、「骨盤ベルト」や「着圧タイツ」で固定するといい。そして「むくみ」を改善するには「常温の水を飲むこと」も大切だという。
骨盤ケアにつづく2回目の「ゆがみ改善女子部」では、肩甲骨ケア。こちらも2人1組になってのペアトレーニングを実施。始める前に全員に「肩こり」や「猫背」などの有無をチェック。ほぼ全員がトラブルがあるとの挙手に、佐藤氏は「肩のトラブルは動かすことで改善していきます」とアドバイス。さらに「Xの理論」についても解説。これは肩の高さと骨盤の高さを対角線で結んだ際にできる「X」を指す。ゆがみを改善して体を整えるということは、すなわちこのXの形を「きれい」にすることを意味する。
「実は骨盤だけでもケアして戻せば、肩甲骨もなおっていきます。逆に言えば肩甲骨をなおすと骨盤もなおる。これがXの理論です」
トレーニング開始前に全員の「肩の高さ」をチェック。これは素人では見極めがつきにくいので、佐藤氏と同じ「リンクル9プロジェクト」で専属トレーナーの小池陽子トレーナー、宗真琴トレーナーがサポート。そうすると、やはり「肩先が内側に入って」いたり、「巻いていたり」する人が多い。これを改善すべくトレーニング開始。ペアストレッチで体を屈伸させたり、立ち姿勢で体側を伸ばしたり、あぐらをかいて回旋運動をしたり……と、さまざまな方向に腕や肩を動かしていく。タオルストレッチも「肩甲骨を意識しながら」やる。気が付くと汗ばんでいる自分がいる。「肩甲骨は動かすと汗をかく」のが特徴。「汗」はちゃんと肩を動かせているかどうかのバロメーターと見ればいいだろう。

体を整えれば自分の目指していた「本道」も見えてくる

後半は、お腹の筋肉で脚をあげる「体幹」のトレーニング。「体幹」は「手足や頭をのぞいた体の中心の部分」。
「この部分をしっかり鍛えると体のバランスや運動効率がよくなります。また、インナーマッスルが鍛えられると腰痛の予防にもなります」 さらにペアでいくつかのポーズにトライ。チェックしてみると「さっきより肩が下がっている!」、「すごい下がりました!」と嬉しそうな声が響く。
最後のトレーニングはうつ伏せになって「コブラのポーズ」。ここまでで肩甲骨のトレーニングは終了。こんなふうに「肩甲骨をなおすと体のバランスがよくなるだけではなく代謝もよくなる」という。代謝がよくなれば、当然、痩せやすい体になる。
「ただ、体の問題は人それぞれ。よかれと思ってやっている運動が逆効果だったりすることもあるので、よくわからないという方は一度トレーナーに見てもらうといいですね」
元々は「心と体をテーマにした絵描きだった」という佐藤氏。「骨格を正しい位置に戻すと、その人自身が目指していた本道がすとんと見えてくる」と考える佐藤氏の「夢」は、「それをサポートすること」だ。宗トレーナーは「体をなおすことでいろんな人が笑顔になってくれること」が「夢」。小池トレーナーは「女性も男性も美しくなって日本自体がいい国になっていく」こと。体と人の生き方や幸せは密接につながっている。それを学ばせてもらった今回のd-labo女子部だった。

講師紹介

佐藤 景子(さとう けいこ)
佐藤 景子(さとう けいこ)
「リンクル9プロジェクト」専属パーソナルトレーナー
女性専門トレーニングサロン「リンクル9プロジェクト」専属パーソナルトレーナーとして活躍中。
バレエ、ベリーダンスなどのダンサーとして、その経歴を活かした『女性らしい体づかい』の指導を得意としている。トレーニングだけでなく、美容整体の技術を組み合わせた骨盤・肩甲骨調整により、美脚形成やむくみ改善などさまざまな体の悩みに対応。女性の心や身体に耳を傾け、今まで気付かなかった潜在的な魅力を引き出すことを心がけている。学生時代は身体の神秘への興味から、ロンドンのアートスクールで"五感の刺激"をテーマに内臓をモチーフとした作品制作に励んでいた。
リンクル9プロジェクトHP