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イベントレポート

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2015年3月3日(火) 11:00~12:30 / 2015年3月17日(火) 11:00~12:30 / 2015年3月31日(火) 11:00~12:30

Kayo Kamala(かよ かまら) /

d-labo 湘南 ヨガ教室
~冬の間にたまった身体の毒素を取り除くデトックスヨガ~

Yogaと薬膳の智慧をもとに、その季節に必要な内臓の働きを整え、機能を高めていけるようYogaのプラクティスを実施。より快適に、よりHappyな自分でいるためにYogaをする。"すこやかな心が紡ぎだす毎日""その先に見つかる新たな夢""今"を丁寧に生き、毎日をHappyに過ごすコツ...。Yogaのプラクティスは、そんな生き方のヒントや、余分な力の抜き方を教えてくれました。

この時期に元気にしたい腎臓と肝臓にアプローチ

d-labo 湘南では初となるヨガ教室。参加者には、小さなお子さま連れの母親もいて、時折かわいらしい子供の声が響く和やかなセミナーとなった。講師は、ヨガのみならず薬膳料理にも精通するKayo氏。

「今回は、“デトックスヨガ”として、冬の間にたまった毒素を取り除くことをテーマにしています。冬に一番疲れてくる臓器…それは腎臓です。腎臓は、ウエストから背中へ腕を回した辺りに、左右ひとつずつあって、空豆の形をしています。大きさはこぶし大くらいですね。お酒を飲み過ぎてしまったり、ちょっと疲れが溜まってしまったな、というときに、背中や腰が張ることがありますが、それは腎臓が疲れていることが関係しているかもしれません。また、腰が疲れることで、外側から腎臓が堅くなっていき、機能が落ちてしまうこともあります」

女性特有の“冷え”も腎臓にはよくないとのこと。

「薬膳の考え方で、内蔵が一番嫌がることは何かというと、“冷え”なんです。“冷え”を感じる方は、背中側、腎臓のあたりにカイロを貼るといいですよ」

そして、冬が過ぎ、春になって、機能が落ち始めるのが肝臓だ。

「肝臓は、右の肋骨の下、胃の上にあります。春という季節は、日本だと歓送迎会やお花見があったりして、ついついお酒を飲み過ぎることも多いのですが、本当は春は“解毒”の季節なので、お酒はなるべく控えたいものですね。食べ物では、菜の花や山菜類、タケノコなどもそうですが、苦みのあるものを食べると、肝臓にたまった毒素を出すことができます。それでは、冬に疲れてくる腎臓と、春に機能を高めていきたい肝臓にアプローチする、ヨガのポーズをとっていきましょう」

太陽礼拝のポーズで体をほぐしていく

いよいよ、準備運動となる「太陽礼拝」でスタート。足で地面を押しながら、手を上に上げ、天井に向かってぐーっと伸びていく。呼吸を意識しながら、お腹を薄くした状態をキープし、前屈。Kayo氏の静かで流れるようなかけ声に合わせて、全身を動かしていく。

「呼吸を楽に…右足、左足を後ろに伸ばして…目線を前に、体で一直線を作ります。次の吐く息で膝、胸、顎と床に付けていきましょう。お腹引き上げて…息を吐きながらつま先を立てたら、お尻をかかとに…そのままおしりを上にもっていきます。これが基本の『下向きの犬のポーズ』です」

ヨガ初心者が多かったこともあり、なんとなく緊張していた会場にも、ゆったりとした空気が流れ始める。動きはギクシャクしながらもできるが、それに呼吸を合わせるのがなかなか難しい。「犬のポーズ」から、再び最初の状態まで体を戻したら、一連の「太陽礼拝」は終了する。

途中、「子供のポーズ」という、正座して前屈する休憩ポーズを挟みながら、「太陽礼拝」を数回繰り返す。体がどんどん熱くなっていく。

「初めての方、どうでしたか? キツかったですか? でも『犬のポーズ』は、慣れてくると、全身が伸びてすごく気持ちよくなってくるんですよ。しなやかな筋肉がつき、腰が伸びるのですっきりします。疲れにくくもなります」

今度は、腎臓と肝臓を意識しながら、股関節を伸ばしていく。あぐらの姿勢から腿を肘で床に向かって押したり、足を伸ばして腰をひねったり。

「腰回りのほかに、胸や脇が閉じてしまっているのを伸ばすことも大切です。呼吸は深く、だいたい4〜6拍で鼻から吸って、同じ長さで鼻から吐いていきます。深く呼吸することによって、全身が滑らかに動くようになります。ヨガの後は歩いたり走ったりするのが楽になりますよ」

ヨガの最後には韓国の薬膳茶をサービス

ここから、マットを大きく使ったポーズが続く。頭を下に向ける「逆転のポーズ」や、うつぶせになって足を天井に向かって上げていく「バッタのポーズ」など、動きは静かなのに、なかなかハードだ。

「皆さん、ものすごく怖い顔になっていますよ(笑)。集中していても、顔は余裕の表情でお願いしますね。ヨガって、“ゆるめる”というイメージがあるかもしれませんが、お腹の筋肉はしっかり使っているんです。ふだんの生活のなかでも、集中して何かをやっているときは首や肩に力が入り、呼吸が浅くなって、背中が硬くなる。そして、鏡を見ると怖い顔になっている…。そうではなくて、お腹の奥に力を集めて、かわりに肩・首の力を抜くようにするといいんですよ」

「皆さん、プルプルきてますね(笑)、プルプルくるんです、でも『バッタのポーズ』はヒップアップにも効きますよ、そう思うと頑張れますね?」

苦笑まじりで筋肉をプルプルさせながらも、Kayo氏のアドバイスに合わせて参加者はポーズを続けていく。体全体が温まって、柔軟性が増してきたことを実感できる。

最後にチャレンジしたのは、「ハラアサナ」というリラクゼーションポーズ。仰向けになって腰に手を当てながら、足を天井に上げて「肩立ちのポーズ」。さらに、つま先を頭の向こうに下ろしていく「すきのポーズ」へ…。体を勢いで動かすのではなく、一つひとつの部位を意識しながら、筋肉でゆっくりと体勢を変えていくのが難しい。

「耳のつぼは内臓と密接につながっているので、朝マッサージすると、一日を気持ちよく始められますよ」というアドバイスに合わせて耳を指でほぐして、プラクティスは終了した。

ここで、湘南T-SITE3号館にある食とものづくりスタジオ「FERMENT(ファーメント)」から、韓国の薬膳茶「スジョンガ」が参加者にふるまわれた。シナモンと生姜を煮込んで作る伝統茶に、ミネラル・ビタミンを多く含むクコの実をアレンジしたオリジナルレシピで、ほんのりとした甘さと、スパイシーな香りが、プラクティスを終えた体に染みわたる。「おいしい」と参加者からも笑顔が。

Kayo氏は、「ヨガは夢を叶えるためのベース」だと語る。

「私は、ヨガや薬膳など、自分がいいな、と思うものを皆さんにも知ってもらい、それによって、ひとりでも多くの人が、心身ともに豊かでハッピーな毎日を送れるようになれば、という気持ちでヨガの指導をしています。ヨガは、一人ひとりの可能性を引き出すベースになるはず。皆さんが夢を叶えるお手伝いができたら、と思っています」

講師紹介

Kayo Kamala(かよ かまら)
Kayo Kamala(かよ かまら)

“より快適に、よりHappyに”をモットーにYogaの指導を始め約10年。アヌサラ、アイアンガー、シヴァナンダなど様々なYogaのスタイルとメ ディテーションを学ぶため世界各地を巡る。久司マクロビオティックBasic1&2修了。現在は料理研究家のパン・ウェイ氏のもと薬膳料理を学ぶ。日々の生活を豊かにするコツを探すため世界中のYogaとArtを巡る旅がライフワーク。