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イベントレポート

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2015年5月6日(水)13:00~14:15

小野 浩二、上村 孝司 /

女性のための美と健康セミナー
~より美しく、魅力的に~

女性にとって「若々しく引き締まったスタイル&輝く美肌をキープすること」は永遠のテーマ。
そのためには正しい知識とちょっとしたコツが必要。
日常何気なく行なっている動作や習慣をほんの少し変えるだけでボディも肌もぐんと魅力的に変身させる方法とは?
今回お招きしたのはエステティック全国大会優勝経験のある実力者で、
サロンプロデュース、セミナー講師、執筆活動など幅広く活躍する"エステ王子"こと小野浩二先生と、
東京福祉大学講師であり、日本トップトレーナー協会理事でもある"フィットネス王子"こと上村孝司先生。
両名は3月に静岡伊勢丹店をオープンした「女性専用フィットネス・ウエルシス」も監修。
普段の生活に取り入れやすい実践トレーニングを交えながら対談形式のトークショーが行なわれた。

女性の魅力は「外見だけでなく前向きな気持ち」

今回のテーマは、より美しく健康的に活き活きとした毎日を過ごすための方法。心構えと具体的なエクササイズについて期待が高まる。
まず最初に参加者から挙がった質問は「女性の魅力とは?」
「もっときれいになりたい、もっと自分自身を伸ばしたい、と自分を磨くことに頑張っている姿勢ですね。人生に前向きな人はとても魅力的だと思います。」(小野先生)
「前向きに努力しようという気持ちです。前向きに生きている人は身体からそのパワーがあふれますし、心が充実するので表情も活き活きとします」(上村先生)
エステに興味がある人に共通しているのは「向上心」のようだ。
小野先生いわく、「エステに来る人には何かしら悩みがあるのですね。ここのところがもうちょっとこうだったら…とか。
それを克服していこうという気持ちを持っている人は自分磨きにも一生懸命な場合が多いのです」。
理想や目標に向かって前向きに挑戦する、そんな心のありようが外見にも輝きとなって表れるのだろう。
誰しもちょっとしたコンプレックスや悩みはあるもの。
それを明るく前向きに克服していこうとする姿勢は、より美しく健康に過ごすために必要不可欠なものなのかもしれない。

ちょっとしたエクササイズを毎日の習慣に

では、美しく健康的な身体になるためには具体的にどうしたらいいのだろう。
「食べる量=使ったエネルギー量であれば太りません。でも、意外と自分がどのくらいの量を食べているのかわかっていない方が多いのですよ」(上村先生)
たとえば、家族の食事を大皿で出すと、一人ひとりがどれだけ食べたのかわかりにくいため一人ずつ個別に分けるほうがベター。
そして食事の内容はバランスが大切とのこと。
「低糖質ダイエットといってパンやごはんなどの炭水化物を抜くダイエットがあります。でも、完全にカットしてしまうのはおすすめできません。
もちろん食べ過ぎは良くありませんので今より少しずつ減らしていくように心がけましょう」(上村先生)
人間の身体は食べ物からできている。何かひとつのものだけを食べ続けたり、逆に何か特定の食べ物を摂らない、という極端な方法はやはり身体に良い影響は与えない。
健康で美しく毎日を過ごすためには小さくても習慣的なエクササイズが必要なのだ。
美と健康を目指す毎日の生活の中に取り入れたいこと、それは基礎代謝を上げるための有酸素運動と筋力トレーニング。
有酸素運動とはウォーキングや水泳など。筋力トレーニングとは筋肉を鍛える運動のこと。
基礎代謝とは日常で何もしなくても(寝ているだけでも)消費されるエネルギー量のこと。女性の場合中学生がピークなのだそう。
つまり、それ以降はどんどん太りやすく痩せにくい身体になっていく。それを阻止すべく基礎代謝量を上げるために有効なのが有酸素運動と筋力トレーニングなのだ。
「理想的には最低週二回、20~30分ずつ行なうのが良いでしょう。でも、何より始めてみるのが大切です。そしてそれを継続することが必要。
まず、自分ができる範囲でトライしてみて下さい。細切れの時間を利用するのも一案です」(上村先生)
忙しい毎日。20分間運動をすることが難しい、という人も多いだろう。そういう場合は5分程度の細切れの時間を活用する。
5分間の運動を4回に分けても20分の運動を継続しても消費カロリーはさほど変わらないそうだ。
目安として週二回、朝・昼・晩・おやつの4回、有酸素運動と筋力トレーニングをそれぞれ5分間。
5分が厳しければ3分でも構わないそう。普段の生活の中でこうしたエクササイズを習慣にしていくことが大切だという。
そして、このような運動の習慣は加齢とともに起こるトラブルを少なくしてくれる効果もある。
加齢とともに起こるトラブルとして、太りやすくなる、筋力低下によるけがの増加、生活習慣病のリスクが増える、などが挙げられる。
有酸素運動も筋力トレーニングも若い頃から始めるに越したことはないが、60歳を過ぎてから始めてもその効果は著しいとのこと。
生活習慣病のリスクがなくなることはないものの、その可能性は確実に低くなる。
「いくつになっても始めるのに遅いということはないのです」この言葉は多くの参加者の心に響いたに違いない。

美肌と美ボディのためのエクササイズ

さて、次はいよいよお待ちかねの美肌のためのレッスン。
「お肌の老化の原因は紫外線によるものが多いのです」(小野先生)
これからの季節、とにもかくにも日焼け対策が大切とのこと。たっぷりと日焼け止めクリームを塗ることはもちろん、小まめに塗り直すことも必要だ。
また、肌のお手入れも大切だが、ちょっとした目元のエクササイズで印象がグンと変わるというのだからチャレンジしてみない手はない。 ということで効果てきめん実践トレーニング開始。
「目尻に指先を置いて軽くゆっくりとまわしながら引き上げる」こちらを5回。
「次にこめかみを斜めにやさしく引き上げる」こちらも5回。
これだけで表情に変化が現れた人も。続いて眉毛。
「眉毛を3パーツに分けて引き上げる。これは目をつぶって。最初は眉頭、次に眉山、最後に眉尻」こちらも5回。
朝起きた時、夜寝る前、そして人に会う前にやってみると効果的だ。
会場では小野先生の号令のもと片側だけトライ。「目元がパッチリして視界が広くなった気がする」との声が聞こえた。
また、一見無関係のようだが筋肉トレーニングには肌年齢を若く保つ効果も。
筋肉トレーニングをすると成長ホルモンが活性化し、そのため肌が若々しく美しくなるのだそう。心、肌、身体、すべてつながっているのだ。
続いてボディエクササイズ。なぜ特定の部位だけに贅肉がついてしまうのか、という質問に対しては、上村先生いわく「日常あまり使わないからです」。
確かに腕でいえば力こぶができる腕の部位は鍛えられても逆の二の腕の部位はあまり使わない。臀部も歩くときは膝を使うため鍛えられていない。
日常あまり使わない部位がたるんでくるので、できるだけ意識して使うように心がけることが大切。
今回の実践トレーニングでは参加者の皆さまが気になる2ポイント、ウエスト周り・臀部(おしりと太ももの間)をチョイスしてみた。
ウエストラインは日常あまり使わないような、ひねる・ねじる動作にフォーカス。
胸を張り、合掌するように両手を胸の前に合わせて左、右とそれぞれ5秒ずつねじる。意識はおなかに集中。これを理想的には3回。1回でもOK。
次に臀部。おしりと太ももの境界線がなくなってきたと感じる人に効果的なのが次のエクササイズ。
椅子やテーブルなど支えになるものを持っておしりに力を入れ片足ずつ後ろに持ち上げる。左右5秒×3回。
このとき呼吸を止めず、身体が開かないようにして膝をまっすぐに伸ばすことがポイントだ。
「美しくあるためには胸を張って常に良い姿勢でいることも大切ですよ」。
体調が良くなかったり、気弱になっていると人はつい前かがみに身体を丸めてしまう。
「いつも前向きで華やかな気持ちで!」 二人の王子さまはにこやかにそう締めくくった。

講師紹介

小野 浩二、上村 孝司
小野 浩二、上村 孝司

小野 浩二(おの こうじ)
ウエルシス監修。通称「エステ王子」。
大手エステティックサロンに勤務、技術・売上・カウンセリング入会ナンバーワンの実力を持ち、のちに本店店長を務める。
現在では数多くのサロン監修、プロデュース等のコンサルティングを行ないながら大学の講師でもある。
日本エステティック協会創立35周年エステティックコンテスト全国大会で並み居る女性エステティシャンを退け優勝。
著書も多数あり「エステ王子」として話題を集めている。

上村 孝司(かみむら たかし)
体育科学博士。東京福祉大学講師。
ウエルシス監修。日本トップトレーナー協会理事。通称「フィットネス王子」。
科学的根拠に基づいたプログラムを作成し、多くの人をダイエット成功に導く。