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イベントレポート

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2015年7月9日(木)13:00~15:00

Yui、吉田 匡 /

ラテアート作り体験教室

コーヒータイムをオシャレに演出してくれる、今人気のラテアート。自分で作ってみたいと思ったことはないだろうか?
今回のセミナーでは、湘南T-SITEで大人気のパン屋さん、「midi a midi」から講師をお招きし、ラテアート作りを体験していただく。
でも、せっかくできたラテアート、そのまま飲んでしまうだけではもったいない。
ステキな写真にして、SNS・家族・友人に、披露してみてはいかがだろう。 今回は、講師にフォトグラファーの先生もお招きし、写真撮影の方法までレクチャー。
撮った写真はプリントアウトして、記念にお持ち帰りいただいた。

人気ベーカリー「midi a midi」のラテアート

湘南T-SITE2号館1階にある「midi a midi」は、その日の気温や湿度に合わせて酵母や小麦、水の配合を変えながら、毎日お店でパンを焼き上げているこだわりのベーカリーショップだ。バリスタが淹れる本格的なコーヒーも人気で、店はモーニングから、夜、アルコールとともに楽しめるメニューまで、一日中パン好き、コーヒー好きで賑わっている。

今回は、その「midi a midi」から、バリスタの吉田氏をお招きし、ラテアート作りに挑戦する。
「ラテアートは、エスプレッソの上に、蒸気で温めたミルクを使って模様を描いて作ります。エスプレッソにミルクを注ぐわけですが、最初、エスプレッソとミルクが混ざって茶色い部分ができます。これがキャンバスになります。さらにミルクを注いでいき、最後に白い泡の部分を調整しながら、絵を仕上げます」

サンプルとして、パンダやクマ、ライオン、犬や猫などの顔を描いたラテアートの写真を見せていただく。
「作り方としては、楊子やピンのようなものを使うピッチングというやり方と、ミルクを注ぎながら絵を描くフリーポアという方法があります。この2種類は、体操に例えるなら前転とバック転くらい難易度が違うので(笑)、まず最初は楊子を使うやり方でやってみましょう」

ポイントは、ミルクを入れたジャグとエスプレッソの表面の距離。ミルクを注ぐ高さにメリハリをつけることで、エスプレッソとミルクの境界線をクリアにすることができる。
吉田氏にサポートしていただきながら、参加者が順番にラテアートに挑戦。ジャグとカップの距離を調整しつつ、白い泡を素早く丸く作るのがなかなか難しい。表面に白い円ができたら、楊子を羽ペンのように使い、茶色い部分をインク代わりにして、パンダやクマなどの目や口を描いていく。

「ミルクは普通の牛乳で大丈夫ですが、泡をきめ細かく、なめらかにしておくことがポイントです。お鍋で温めてもできます」

犬の顔を作ったある参加者は、「なんだかウチの犬に似ていて不思議」と笑っていた。かわいいラテアートが次々と生まれていく。

ラテアートを素敵な写真に残そう

作ったラテアートはおいしくいただく…前に、今回のセミナーのもうひとりの講師であるフォトグラファーのYui 氏のアドバイスを受けながら、写真撮影。Yui氏からは、参加者がラテアートに挑戦する前に、20分ほどレクチャーをいただいた。

「ラテアートをはじめ、お料理の写真をきれいに撮るためのポイントを5つにまとめました。まずポイント1は、『アップで撮ってみましょう』。とりあえず近づいてアップで撮る。これは料理写真の基本です。カメラにマクロモードが付いているなら、それを使ってください」

ポイント2は、「アングルと距離を変えてみましょう」。サンプルとして、直径7cmほどのチョコレートを、真上から撮ったものと、マクロレンズで寄ったものとを見せていただく。前者はかわいらしく、後者は迫力満点だ。「これは極端な例ですが、同じものを撮ってもこんなに表情が変わります」

ポイント3は「ボケを生かして主役を引き立てましょう」。背景をボカすテクニックをマスターすれば、雑誌のような印象的な写真が撮れる。

ポイント4は「明るめに撮ってみましょう」。ポイント5は「色味を変えてイメージを整えましょう」。明るさやホワイトバランスの調整をカメラ任せにするのではなく、自分で変えられるようになろう、ということだ。

以上のことをふまえて、ラテアートの撮影に挑戦。自然光が入るところにカップを置き、用意されたマットやスイーツ型の小物などをアレンジしながら写真を撮る。カメラはスマホやデジカメなど持参のものなので、Yui氏は一人ひとりにモードの設定などをアドバイス。

「被写体を真ん中に持ってくる“日の丸構図”は避けましょう。シャッターを半押しにしてピントを合わせたまま、カメラをずらして…そう、そのくらいの位置だとバランスがいいですね、そこでシャッターを切ってください」

「かわいい!」「雑誌みたい!」と、参加者は満足のいく写真が撮れたようで、その後はラテをおいしくいただいた。

お気に入りの写真をプリントして楽しむ

今回のセミナーでは、湘南T-SITE1号館1階にある「カメラのキタムラ」での写真10枚分プリント無料券も提供。参加者はラテアートの写真のほか、カメラに保存されているお気に入りの写真をプリントしていた。互いに見せ合っては、話をはずませている。

ラテアート作りも写真撮影も順調に進み、少し時間が残っていたので、もう1回、ラテアートに挑戦することに。その前に、参加者からのリクエストに応えて、吉田氏が「バック転」に例えた「フリーポア」を披露してくださった。参加者全員が期待に満ちた目で見守る中、あっという間に美しいリーフ模様が生まれ、「おおー!」「キレイ!」「すごいすごい!」と感嘆の声が上がる。

「フリーポアは、ミルクを注いですぐにお客さまに持って行けますので、冷めることなく、おいしく飲んでいただけるのもいいんです。だいたい、カプチーノはかわいめに、ラテはデザインっぽいものを描くことが多いですね」

1回目のラテアート作りはお手本を見ながらだったが、2回目はオリジナルの絵に挑戦したり、できた泡の形からイメージをふくらませてアレンジする人も。撮影の際にも「もっと後ろをボカしたいんですがどうすればいいんですか?」「ここの影が気になって」など、より「撮りたい写真」についての具体的なイメージがわいてきて、Yui氏にも積極的に質問がとんだ。

2杯目のラテもおいしくいただき、大満足でセミナーは終了。たくさんの笑顔があふれた2時間となった。

講師紹介

Yui、吉田 匡

Yui/フリーランスフォトグラファーyui-photos.com
北海道札幌市出身。オフィス由庵代表。
心が感じるものを写真に残すために、作品制作に意欲的に取り組む。

吉田 匡/midi a midi
数々のコーヒー・ラテアートイベントで活躍。
UCCコーヒーマスターズ関東大会第3位