スルガ銀行 Dバンク支店

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イベントレポート

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2015年7月23日(月)10:00~15:00

近藤 義忠(こんどう よしただ) / JPBA公認プロボディーボーダー

ボディーボードを体験しよう!

出張セミナー開催決定!!d-labo湘南が開催するボディーボードセミナー。
第2弾となる今回は、ついに海での開催!前回に引き続き日本チャンピオンを7回獲得している近藤氏を講師に迎え、セミナー前半では海の魅力を語りつくしていただいた。そして、セミナー後半では茅ヶ崎の海に移動して、ボディーボード体験!初めての方でも参加OKのこの機会に、ボディーボードにチャレンジしてみた。

スルガ銀行茅ヶ崎支店にボディーボーダーが集結!

4月29日にd-labo湘南で開催されたセミナー「マリンスポーツを通して見える海の魅力について」の講師として、セミナー参加者に海とボディーボードの素晴らしさをたっぷりと語ってくださった、プロボディーボーダーの近藤氏。セミナー前に行なわれた座談会でも、「ぜひd-laboでスクールを開催したい」と盛り上がったのだが、その夢が早々に実現した。きっかけは、スルガ銀行茅ヶ崎支店の若手社員からの、d-labo湘南スタッフへのリクエスト。「茅ヶ崎支店でもセミナーを開催したい。そして、どうせやるなら茅ヶ崎らしく、海でボディーボードの体験会を!」ということで、ムラサキスポーツ茅ヶ崎店にご協力いただき、「銀行主催のボディーボード体験会」がスタートしたのである。

スルガ銀行茅ヶ崎支店に集まったのは、一般参加者に加え、スルガ銀行茅ヶ崎支店、藤沢支店の新入社員たち。ほとんどがボディーボード未経験というこのメンバーに対して、インストラクターは、前出の、プロボディーボーダーとして過去に7回日本チャンピオンを獲得した近藤氏、同じく2回の日本チャンピオンに輝いているプロボディーダー・京谷氏、そして元プロボディーボーダーであり、前回のセミナーにもご協力いただいた日本プロフェッショナルボディボーディング連盟(JPBA)理事の高木氏の3人という、ボディーボーダーが聞いたら泣いて羨むほどの超豪華布陣。

まずは支店内で、ボディーボードについて、写真を見ながらの1時間弱の講義を行なった。

「ボディーボードは、100cm前後の柔らかい板で波に乗るスポーツです。もともとは、ハワイで、堅いサーフボードだと壊れてしまうような、岸に打ち付ける波(ショアブレイク)に乗るために考えられました。生まれたきっかけはハードな波が理由でしたが、板の上に立ったりしないので安全だし、親しみやすいということもあり、ハワイなどでは、波乗りデビューはまずボディーボードで、というのが一般的になっています」

日々、波を追い求める生活をしている近藤氏は、平塚在住。自宅から300mほどのビーチがホームだ。毎日、早朝から海へ出て波をチェック。湘南でも、年に数回、ハワイのような波が立つ日があるという。モニターには、近藤氏が大きな波に乗る写真が。「これも湘南、相模湾です。この時は1本のライディングで200mくらい行けました」という近藤氏の説明に、参加者は驚きの声を上げる。

「今日、皆さんに行なっていただくのは、茅ヶ崎の海です。湘南の中でも波は小さいのですが、目の前に烏帽子岩、左手には江ノ島、右手には富士山と、景色がいいことが魅力ですね」

モニターに次々と映し出される写真には、湘南の海のさまざまな表情が切り取られている。まだ夜が明けきらない早朝の海、太陽が上がって真っ青に輝き始める海、空気が澄んでいる冬の海…。「波に乗る行為も楽しいですが、海という自然の中で過ごす時間もすごく特別」だと近藤氏は言う。海の様子は毎日違うし、砂は動くので地形も変わる。地形が変われば波も変わり、同じ波には二度と出会うことはないのだ。

「競技としてのボディーボードには、いろいろな技がありますが、それができるかどうかは、その時の波次第。自分がやりたい技が、いつでもできるわけじゃないんです。でも、だからこそ面白くて、やめられないんですね」

人生初のボディーボードで奇跡のロングライド!?

ボディーボードの魅力を座学で教わった後は、茅ヶ崎駅南口のムラサキスポーツへと移動。ウェットスーツに着替えて、ボディーボードをレンタルする間に、参加者たちはすっかり打ち解けていた。送迎車に分乗して、いざ、茅ヶ崎の海へ!

この日は、数日前に通過した台風の影響が残り、風も強く、波も高めで、うねりもあった。近藤氏からは、「波には大きな力があります。自分で『怖いな』と思ったら、無理をせず、やめる勇気も必要。また、今日は風が右から左へ吹いています。強い風が吹けば、一瞬で数百メートル流されることもあります。つねに、自分が海のどこにいるのかを確認するようにしてください」と、注意事項が伝えられる。

まずは、砂の上でのボディーボードの乗り方レッスン。ボードを自分の前に置いて、腹這いになって上半身を載せる。両手でノーズ(ボードの先端側)を持ち、腕はカタカナの「ハ」の形に。肘をボードに立てて、体を、腰骨がボードから落ちるくらいの位置まで持ってくる。これがボディーボードの基本姿勢だ。

「ボディーボードでは、フィンをはきます。今日は、足で立てるくらいの深さなので、立ったまま沖合を向いて波を待ち、いい波が来たら岸へと向きを変えて、肩越しに波を見ながらフィンを使ってバタ足。波にのれたらバタ足をやめ、体を少し前にずらすようにして姿勢をとり、そのままスーッと…と、今回はここまでできたらいいな、と思っています」

入念に準備体操をしていよいよ海へ。ザパーンザパーンと打ち付ける強めの波に、緊張気味な参加者の目の前で、京谷氏がデモンストレーションをしてくれた。沖へ向かい、波を待ち、クルリと向きを変えて波にのり、スピードにのったところで高速スピン!波打ち際で見守っていた参加者たちも「かっこいい!」とテンションアップ、皆で沖へと向かって行った。

ボードに乗ったまま、波を待つ。近藤氏、京谷氏、高木氏の3人のインストラクターは、参加者たちのそばに付いて、一緒に波を見つめている。いい波が来た!岸へと向きを変えて、まず一人目がボードをぐーっと押し出してもらう…と、なんと、そのまましっかり波に乗って、一気に岸まで到着!人生初のボディーボードで1本目から波に乗れる喜びを知った参加者は、「気持ちいいー!」と歓喜の叫び。岸に着いたらすぐに立ち上がって、「もう1回!」と沖へ。以後、全員がひたすらこの繰り返しで、d-labo初のボディーボード体験セミナーは、たいへんな盛り上がりを見せたのだった。

参加者も講師もスタッフもとびきりの笑顔に

途中休憩をはさみながらの、およそ1時間半のボディーボード体験。ラストは、近藤氏と京谷氏、ふたりのトッププロがデモンストレーションを披露。初心者にとっては波に乗ってただまっすぐ岸に運ばれるだけでも最高に楽しかったけれど、これがふたりのプロにかかると、横にスピンしたり空中で一回転したり、さらなる楽しさを与えてくれるスポーツなのだということがよくわかる。カッコいい技が出るたびに参加者も歓声を上げ、素晴らしい笑顔が広がった。

最後に、江の島をバックにして全員で記念撮影。合い言葉は「ボディーボード、サイコー!」

体験会を終えて近藤氏は、「最初は皆さん緊張されていたようですが、今日の波は、初心者の方でも楽しめるサイズだったこともあって、心から楽しんでいただけたようで、教える方としても大満足です!ボディーボードは、小さな子供や女性、体力のない方、いろんな人が楽しめるスポーツだということが分かっていただけたと思います。ぜひまた、やってほしいですね」

海からの帰り道では、参加者から「第2回はいつ?」「ウェットスーツはいくらぐらい?」「ボードのカバーもあったほうがいいですか?」と、次々と質問が。すっかりボディーボードの虜になってしまった10人の笑顔とともに、d-labo初の「海への出張セミナー」は、大成功に終わったのであった。

講師紹介

近藤 義忠(こんどう よしただ)
JPBA公認プロボディーボーダー
神奈川県平塚市の海のそばで生まれ、小さいころから海とふれあいながら育ってきた。14歳でボディーボードをはじめ、18歳でサーフィン、ボディーボードのオリンピックと称される「WORLD SURFING GAMES」に日本代表として出場。
これまでに日本チャンピオンを7回獲得し、世界的にも評価の高いプロボディーボーダー。