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イベントレポート

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2015年9月27日(日)15:00~17:00

黒澤大介、ジョンファ、DEATH-O /

夏を感じるウクレレセミナー
―夏にぴったり!癒しの音楽を奏でるウクレレ講座―&Acoustic Summer Live

ギターよりも手軽に始められると人気のウクレレを、実際に弾いて学べるビギナー向けの講座。初めて弦楽器にチャレンジする方も大歓迎!とのことに、参加者はほぼ全員が初心者。
ウクレレの構え方から始まった講座は、簡単なコード説明を受けながら実際に弾いてみる練習を繰り返し、たった2時間で夏にぴったりな癒しの楽曲を参加者全員で合奏できるまでに!
その後、レッスンから参加したボーカルのジョンファ氏とパーカッションのDEHT-O氏の3人によるアコースティックライブも開催された。
オリジナル曲に加え、ビートルズの『I need you』などおなじみの曲も演奏され、夏の午後に相応しいゆるやかでエキサイティングな時間が流れていった。

ギターより簡単で親しみやすいウクレレの魅力

3月にd-labo湘南で開催されたフォークソングギター講座に続く、第2弾の音楽セミナー。今回も「大人の家庭教師」を運営するトライグループとのコラボレーション企画で、メイン講師は前回と同じく黒澤大介氏。会場にはキュートなウクレレがセッティングされたテーブルに椅子が組み合わせされたレイアウトになっている。最前列の席から埋まっていく様子に、黒澤氏は「こういうのは珍しい。普通は後ろの席から埋まっていくのに……」と参加者の意気込みに感心した様子。
講座の開口一番、「ウクレレはギターより簡単です!」との言葉に会場にホッとした空気が漂う。「弾いたことある人?」という質問に手を挙げた人はふたり。どちらも鳴らしたことがある程度で、ほぼ全員が初心者だった。
今回はチューニング済みのウクレレが全員に用意されていたので、時間短縮のためチューニングについては、テキストを参照しながら黒澤氏がデモンストレーション。ウクレレは上から1弦がラ(A)、2弦がミ(E)、3弦がド(D)、4弦がソ(G)になっている。チューニングが狂いやすい楽器なので、弾く時は毎回、チューニングから始めることが大事という注意を受ける。
ウクレレには、メロディを弾く弾き方と、歌の伴奏としての弾き方の2とおりがあり、今回は後者の弾き方を学ぶとのこと。
まずは構え方を教わる。左手でネックを持ち、右手をボディに添える。小ぶりなウクレレは女性にも抱えやすく、すぐにさまになってしまうのが嬉しい。
一弦から順に一本ずつポロンと弾いて、皆で音を合わせていく。
「音が合わないと気持ち悪い感じになりますが、いい感じですね。バッチリです」と黒澤氏に言われると、皆の表情が緩んでいく。
次はテキストの「本日使用するコード一覧」に従って、コード(和音)に進む。
「簡単なコードを4つ覚えて、最後に皆で合奏をします」
まずはC。1本の弦を1本の指で押さえればCの音が出る。ポロン。
「Cは大成功です!ギターでCを弾けるようになるには半年かかりますが、ウクレレなら6分で弾けます」という言葉に励まされ、皆Cをマスターしようと実践に励む。
次はGにチャレンジ、これは3本の指で3本の弦を押えなくてはならないので、かなり難しい。しかし皆果敢にチャレンジしていく。続いて、Am、Fを習う。ひとつひとつ教わるごとに、実際に弾いてみる練習の時間を取りながら進んでいく。練習時間には黒澤氏が皆の席を回りながらチェックしてくれるので、苦戦している人も頑張れる。

4つのコードを繰り返し練習して、だいだい弾けるようになったところで、次にコードチェンジという、リズムに合わせてコードを変化させていくことにチャレンジ。
「素早くコードチェンジを行なうのはけっこう難しい。ここがウクレレの落とし穴なんですよね」と言われ、多少ひるみつつも、C/C/G/G/Am/Am/F/Fと2回ずつ同じ繰り返しながら、次のコードに移っていく練習が始まる。CからGへのコードチェンジがやはり難しい。
それぞれが独自の押さえ方や指のポジションを工夫したりして、繰り返し練習していくうちに次第に音が揃っていく。
「みんなすごいですねぇ。ここまでくるのに、本当はもっと時間がかかる予定だったんですよ」と黒澤氏。
ここで先程から練習に加わっていたシンガーソングライターのジョンファ氏が参戦。4つのコードを弾きながら課題曲「I’m yours」を歌ってくれる。
素晴らしい歌声に皆聞き入ってしまう。たった4つのコードでこんなに素敵な曲が弾けるようになるなんて!と一層気合いが入って、さらに10分間の個人練習に入る。
その間、黒澤氏はひとりひとりの進み具合を確認し、指導していく。
もう1曲用意されていた「いとしのエリー」にも挑戦したい人は、4本の指を使うGm7にもトライ。リズムのプロ、パーカッション奏者のDEATH-O氏も参加して、講師3人でのデモンストレーション演奏に合わせて、弾いてみることに。
そして、また個人練習が再開され、いよいよ「I'm yours」の合奏に挑む。
カホンのリズムに合わせて、ゆっくりとしたテンポながら、見事に最後まで全員で弾ききった。
「この段階で音をはずしている人がひとりもいないのがすごい!」と黒澤氏も絶賛の出来栄えに、参加者たちも嬉しそうな表情だった。「合奏ってこんなに楽しかったのか?!」と再発見した喜びが溢れる。

講座の最後は質疑応答。
「ウクレレはいくらくらいで買えるのですか?」
「2~3万円でも良いものが買えますよ」
「これを機会にウクレレを買ってみようかなと思った人?」という質問には数人が手を挙げた。
以前、ハワイで体験レッスンを受けた時に買ったウクレレが自宅に転がったままだったという女性は「3歳の息子が楽器に興味を持ち始めたんです。ギターの音色が好きみたいなんですが、ギターはまだ大きすぎるので、まずは家にあったウクレレに私がチャレンジしてみようかと思って。先生の教え方が上手なので楽しんで出来ました。もう少し落ち着いたら息子と一緒に習いたいなぁと思います」。
 彼女はピアノなど他の楽器も習ったことはないというのが信じられないほど上手に弾きこなしていた。
また、唯一のギター経験者は「いつも行くカフェにウクレレが飾ってあって、どうやって弾くのかなぁと気になっていたので、いいチャンスになりました。途中から楽しくなってきて、リミッタ―が外れちゃいましたね」と満足そうだった。

アコーティスティック サマー ライブに酔いしれる

レッスン後、レイアウトを変更した会場で13時から1時間のライブが開催された。
軽妙なトークをはさみながら、黒澤氏のギターと、DEATH-O氏のパーカッションに合わせ、ジョンファ氏の歌声が響く。江の島の海辺で作ったというオリジナルの「優しい針」や、ビートルズの「I need you」などが演奏され、最後は ジョンファさんのリードで、会場の人々もメロディをラララで口ずさみながら「僕がそこにいれたなら」を合唱。
大人になってから、初めての楽器にチャレンジしてみることは、新たな喜びを味あわせてくれ、また人と一緒に演奏したり歌ったりすることの楽しさも実感できる、充実したイベントだった。

講師紹介

黒澤大介、ジョンファ、DEATH-O

黒澤大介(くろさわだいすけ)
北海道出身。13歳からギターを弾き始め、高校卒業後に東京でバンド活動を開始。その後ソロに転向。作曲、伴奏、コンポーザー、アレンジャー、ギター、ウクレレ講師等として幅広く活動。2012年には新たなメディアとしてUSTREAM配信に挑戦。累計視聴者数は20万人を超える。

ジョンファ
横浜市出身のシンガーソングライター。2012年に「ジョンファ&The Farmers’Pit」を結成し、初のオリジナルCD『愛のまなざし』を発売。現在はソロとして、ピアノの弾き語りスタイルで神奈川、東京を中心にライブ活動を行なっている。今回のセミナーではウクレレの弾き語りに初挑戦した。

DEATH-O(デスヲ)
大阪府出身。2001年にP.I.MONSTERでメジャーデビュー。2005年のバンド解散後はドラマーとしてDummy’s Corporation、Carnivorous Partyなどのバンドに参加。ドラム演奏のほか、作詞、作曲、プログラミング、アレンジ等も手掛けている。