スルガ銀行 Dバンク支店

SURUGA d-labo. Bring your dream to reality. Draw my dream.

イベントレポート

イベントレポートTOP

2015年11月28日(土) 10:30~12:30

mii mariabonita / ハンドメイドクリエイター

ドリームキャッチャーを作ろう!

ドリームキャッチャーとは、古代よりネイティブアメリカンに伝わるお守りのひとつ。
良い夢だけが網をすり抜け、眠る人のもとへと届けられ、悪い夢は網や羽に絡め取られ、夜が明け太陽の光を浴びると消えてしまうという言い伝えがある。本講座では、毛糸や羽、コサージュフラワーやビーズを使ってドリームキャッチャーを製作。世界にひとつのオリジナルドリームキャッチャーを楽しくハンドメイドした。

ネイティブアメリカンのお守りを手作り

藤沢を拠点にハンドメイドクリエイターとして活躍しているmii氏。今回のワークショップは、mii氏もショップをもつオンラインストアサービス「STORES.jp」と、d-labo湘南がコラボして特別展示会を開催したことをきっかけに実現したものだ。親子連れからお孫さんと一緒の方まで、多くの参加者に集まっていただいた。

「Have a lovely day」をテーマに活動するmii氏とともに作るのは、「ドリームキャッチャー」という、ネイティブアメリカンのお守り。糸を網の目にかけた円形の枠に、鳥の羽などを組み合わせたもので、枕元に飾っておけば、悪い夢は網に引っかかり、良い夢だけが眠る人に届けられるのだという。

テーブルの上には、mii氏が用意した材料が、キットの状態で置いてある。毛糸や羽飾りはピンクを基調にしたかわいらしいイメージで揃えられていた。「どんな材料を使うかで印象も変わってきます。たとえば茶色の毛糸を使ってメンズっぽく、など、いろいろとアレンジができるので、今日ぜひ作り方を覚えて帰っていただいて、ご自宅でまた作ってみてください」

まず、直径10cmほどのリングに、毛糸の束を巻き付けていく。隙間のないように一周巻いたら、最後、グルー(熱で溶かして接着させるための樹脂)でとめて、糸をカット。

「このリングに、編み目を作っていきます。編み目の間隔を整えるために、目印となる台紙を作ってきましたので、それに合わせて糸をかけていってください。網には白い刺繍糸を使います」

毛糸を巻き付けたリングに、刺繍糸の端をグルーでとめたら、そこを起点にして、8角形を作るように刺繍糸を巻いていく。毛糸が巻いてあるので、刺繍糸をクルリとリングに一周させるだけで、糸がしっかりひっかかってくれる。8角形が作れたら、刺繍糸に針を付けて、所々にビーズを通しながら、さらに編み目を作っていく。

「隣の刺繍糸をすくって、真ん中で締める。これを繰り返していきます」

ひとつひとつ丁寧に作業することできれいな仕上がりに

隣の糸をすくって、真ん中で締める。またその隣をすくって、締める。「一度慣れてしまうと簡単ですよ」とmii氏に励まされながら手を動かすが、なかなかコツがつかめず、「これで合ってますか?」と、あちこちから確認を求める声が挙がる。一方で、どんどん編み進めて、あっという間に仕上げてしまう参加者も。最後は再びグルーでとめる。

「どの色のビーズにする?」「ここ、もうひとつビーズ入れる?」と、母娘で楽しそうに製作する姿もあり、会場はのんびりと和やかな雰囲気になってきた。

中心の目が小さくなるところまでいったら、網の部分は出来上がり。今回使ったリングは真ん丸の円だが、ハートや星、月の形などでもできるとのこと。

「出来上がったら、毛糸や羽をご自由に飾り付けしてください」

mii氏の作品を参考に、両サイドに毛糸を房のように垂らし、その上に花や羽を付けていく。毛糸の長さや羽の向きなど、ちょっとした違いが個性となって、世界でたったひとつのドリームキャッチャーが次々と出来上がっていった。

「手芸屋さんに行けばいろいろな毛糸があるので、好きなものを選んで作ってみてください。リングは、100円ショップなどのワイヤーでもいいですね。着なくなったお子さんの洋服を使って作れば、思い出の品になります」

「STORES.jp」でmii氏の作品を購入したことがあるという参加者もいた。出来上がったドリームキャッチャーを手にmii氏と記念写真を撮る人も。ハンドメイドの楽しさに、参加者全員が笑顔になったワークショップだった。

ハンドメイドの楽しさを伝えたい

都内などでもイベントやワークショップを行なっているmii氏。普段は若い女性の参加者がほとんどとのことで、「今回は男性や、私よりも年上のお客さまもいたので、いつもと違った雰囲気で楽しかったです」と微笑む。

「ハンドメイドのものって、お店でも売られていますが、考えてみればそれも誰かが手作りしたものなわけですから、自分でも作れるんですよね。最初は他の人の真似でいい。完成したときの喜びを知れば、手作りの楽しさがわかってもらえると思うんです。こういうワークショップで手作りのアイディアを提案すると、皆さん、作ることの楽しさに気づいてくださるので、それもハンドメイドクリエイターとしての喜びですね」

自分の手で作ることで、ちょっとしたものも特別な存在になる。今日作られたドリームキャッチャーも、世界にひとつの特別なものだ。ベッドサイドに飾った自分の手作り作品を眺めながら眠りにつく…。きっと、良い夢が見られるに違いない。

講師紹介

mii mariabonita
mii mariabonita
ハンドメイドクリエイター
藤沢市在住のハンドメイドクリエイター。2006年より活動を開始。Have a lovely dayをテーマに、peacefulでlovelyなアイテムをデザイン&ハンドメイドしている。NYLON japan、GLITTER、ar、ViVi、Rayなど、数々の女性ファッション誌に作品が掲載され、NHKの東京カワイイTVで特集を組まれた経験も持つ。藤沢市内の自宅にて家族と愛犬と仲良く暮らしながら日々制作活動中。