スルガ銀行 Dバンク支店

SURUGA d-labo. Bring your dream to reality. Draw my dream.

イベントレポート

イベントレポートTOP

2016年12月23日(祝)10:30~11:30

d-labo湘南 /  

「d-labo湘南 フォトコンテスト 2016」受賞者発表会開催!

「湘南」を舞台にした「風景」「人物」「ペット」の1枚など、とびきりの写真をA4サイズにプリントしてご応募いただいた「d-labo湘南 フォトコンテスト」。2016年は、昨年に引き続き2度目の開催となった。今回は応募作品すべてをd-labo湘南で展示し、訪れた人たちにお気に入りの作品を投票していただく試みも。審査員選出の賞とあわせ、果たして、どんな作品が賞に輝いたのか?

今年の最優秀作品は?金賞・銀賞は?

d-labo湘南では、オープン以来、さまざまな切り口で写真教室を開催してきた。湘南という自然に恵まれた土地柄もあってか、写真撮影を趣味としている人も多く、プロカメラマンやカメラメーカーの方を講師に迎えて行なう講座は、数あるセミナーのなかでも人気が高い。
特に、湘南地区を拠点に活動するフォトグラファー、竹之内健一氏による「お散歩写真ワークショップ」は、2015年2月より定期的に開催され、毎回大好評を博している人気企画だ。四季折々の自然や街などをテーマに、時には鎌倉や横浜へと足を延ばして行なわれる企画はリピーターも多い。ワークショップの最後には気に入った写真をプリントし、参加者全員で鑑賞会を行なうのも特徴で、「写真を撮る」ことから一歩進んで、「写真をプリントし作品として楽しむ」喜びを提案している。

2015年年末に開催されたフォトコンテストは、この竹之内氏のワークショップで1年間に撮りためた作品から、自信作を展示した。今回は、規模を拡大して、一般応募で大々的にコンテストを開催。72点の応募作品が約3週間、d-labo内に展示された。

そして12月23日。「d-labo湘南 フォトコンテスト 2016」受賞者発表会が、受賞者のほか、「お散歩写真ワークショップ」の常連メンバーも集まって、賑やかに行なわれた。審査委員長の竹之内氏は、「今年は急にレベルが上がって、選ぶのが大変でした。ある一定の技術基準をクリアしたもののなかから、僕の“好き嫌い”ではなく、いろんな視点から選んでみました」と挨拶。受賞者がひとりずつ発表され、賞状と副賞が授与された。

【最優秀作品賞】
『男の夏』
撮影者コメント:「台風の後に海を訪れた時、この大木に座って波チェックをしている男たちに遭遇。すかさずシャッターをきってしまいました」
竹之内氏の講評:「実はこんなに大きな木も流れてきているんだ、という、湘南の大いなる自然を知ってもらえる、アイコンになるような作品だと思いました。この一瞬に出くわすという偶発性、しかもその木には若者が登っていて、奥には烏帽子岩とサーファーも写っている。湘南ならでは、が盛り込まれた、最優秀賞にふさわしい作品です」

【金賞】
『夏終わりの夕日』
撮影者コメント:「すっきりしない天気が続いて、やっと夕日に出会えると思い、カメラを持って鵠沼の海に行った時の1枚。写真を始めて1年足らずなので、まさか受賞できると思っていませんでした。すごく嬉しいです」
竹之内氏の講評:「湘南をテーマにフォトコンテストをやると、海で夕陽を撮った写真がやけに多く、オレンジばっかりになるのですが(笑)、この作品は、なかでも非常にバランスのとれたいい作品。富士山をど真ん中に持ってこない構図もいいし、絞りがしっかり絞れているので、浜にいる人が何をやっているのかもよくわかり、見応えがあります」

【銀賞】
『砂紋』
撮影者コメント:「海辺の砂浜での砂紋のスナップです。傾いた光によって素敵なラインが浮かびました。家内からはよく『訳のわからない写真』と言われますし(笑)、皆さんの作品と一緒に展示されている時にも、自分の写真だけ“ういている”なあと思っていました。選んでいただいてありがとうございました」

竹之内氏の講評:「どこかの惑星を思わせる、不思議な写真です。朝早く行けば、辻堂の海でもこうした風景が見られるんですね。横から逆光気味に光が入り、砂の表面の模様が浮かび上がった一瞬を見事に捉えています。意識していないと撮れない。『私の作品だけういている』というのは、それだけオリジナリティがあるということ。いいアート作品だと思います」

来場者投票によって選ばれた「ベストオブ湘南賞」

【ベストオブ湘南賞】
『僕の休日』
撮影者コメント:「家の近所の海で、4ヶ月の娘と妻と。@辻堂海岸」
竹之内氏のコメント:「ベストオブ湘南賞は、一般投票で選ばれた賞です。全849票のうち、70票を獲得しました。普段は奥様のほうがよく写真を撮っているそうなのですが、この作品はたまたま、ご主人が撮った奇跡の1枚。いい構図なので、ぜひ真似してください」

【d-labo湘南賞】
『穴掘り競争』
撮影者コメント:「いつもの海散歩の日課です」
竹之内氏のコメント:「iPhoneで撮った作品。『大切なのはカメラのレンズじゃない、タイミングと構図だ』ということがよくわかる写真ですね(笑)。お子さんもワンちゃんも、顔が見えていないのに、楽しい気持ちや雰囲気が伝わってくる、いい作品です」

急きょ選出!特別賞3作品

さらに、事前の告知では設けていなかったが、「技術的には至らないが、臨場感がある味わい深い作品」ということで、追加で選んだ「特別賞」3作品を発表。

【特別賞】
『レッツダンス!』
撮影者コメント:「湘南に引っ越して2回目の海。海風の気持ち良さを表情であらわす弟と、体全体であらわす姉を写真に収めました」
竹之内氏のコメント:「海に来て嬉しい!というみんなの気持ちがすごく出ている、楽しい作品。技術も大切ですが、こんなふうに『気持ちが感じられる』ということも、よい写真のポイントだと思います」

『フラガール』
撮影者コメント:「これからフラの本番を迎える少女。緊張とワクワク。やるぞ、という顔を撮りました」
竹之内氏のコメント:「これから踊るよ、というワクワクしている表情がいいですね。背景もよくボケているし、構図もいい。僕のワークショップの常連さんなんですが、よく学んでいただいています(笑)」

『ビーチグラスでハンドメイド』
撮影者コメント:「江ノ島ヨットハーバーで開催された『湘南ファンビーチ』で、人生初めてのハンドメイドアクセサリーを作りました、手作りした喜びを形に残したくて撮影したものです」
竹之内氏のコメント:「写真の選考をしているときは名前を見ないのでわからなかったのですが、実はこの作品、d-labo湘南スタッフの作品でした(笑)。メインであるはずのリングの石の部分にピントがきていないので、技術的なことを言えばNGなんですが、『初めて作ったアクセサリーを写真に残したい』という気持ちが伝わってくる、温かい写真だと思いました」


受賞した8作品は、どれも、湘南を舞台に、キラキラと輝く瞬間を個性豊かに切り取った傑作ばかり。写真を撮ること、作品として鑑賞することの喜びを再認識できた、楽しく心温まるフォトコンテストとなった。次回の開催も期待!

講師紹介

d-labo湘南