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イベントレポート

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2017年5月18日(木)10:30~11:30 / 12:00~13:00
2017年5月23日(火)10:30~11:30 / 12:00~13:00

竹内 れいこ(たけうち れいこ) / Beach Time Yoga主宰

ビューティーケアヨガ

「夏」に向けて理想のカラダづくりにチャレンジしているd-labo湘南の『Body Making Challenge 2017』。4月から7月まで、様々なメニューのカラダづくりイベントを開催した。今回は、ヨガの深く心地いい呼吸で、まるで波に揺られるようにリラックスしながらビューティーケア&ボディメイクを行なった。カラダ全体をほぐしてバランスを整えながら強化していく動きの多いヨガは、カラダのコア(体幹)となる部分を鍛えることができる。姿勢、腰痛、肩こりを改善する手助けにもなるので、自分に合った無理のないカラダづくりを行なうのに最適。参加者たちはヨガでココロを開放して、贅沢なひと時を思いきり楽しんでいた。

深い呼吸を続けることで体の緊張が解きほぐされていく

ボードに立ち乗りしてオールで漕ぐ「サップ(スタンドアップパドルボード)」の上でヨガを行なう「サップヨガ」や、ボディケアのインストラクターとしても活動している竹内氏。「趣味はサーフィンです」という健康的な笑顔とともに、「ビューティーケアヨガ」と題した時間が始まった。

「体の前後左右をほぐしてから、整え、強化していきましょう。まずは呼吸法で骨盤周りを温めていきます」

仰向けに寝て両膝を立てたら、「吸う息で背中とマットに隙間ができるように。吐く息でおへそをマットに押し付けるようなイメージで」。呼吸がしっかり意識できるようになったら、立てた膝をそろえて左右にパタンパタンと倒して骨盤の前後をストレッチ、さらに足をマット幅に開いて両膝を左右に倒し、腰周りをほぐしていく。

次に片膝を抱えて胸につけ、膝を左右に倒し、右側の腰周りと膝の緊張をゆるめる。今度は右膝を胸に抱えて、横に伸ばしてから左に倒す。参加者から「痛い」という苦笑まじりの声があがった。右のお尻から外側のラインが伸びている様子だ。左足も同様に行なう。

「呼吸をするごとに体の緊張がほぐれていくのを意識してください」

両膝を抱えて呼吸を落ち着けたら、仰向けのまま両ひじをついて上半身を起こし、そろえて伸ばした足のつま先をゆっくりと持ち上げ、戻す、を繰り返す。「いきなりキツくなります(笑)。プルプルしても大丈夫ですよ」。体を起こして、脱力。ここまでがウォーミングアップ。

「それではあぐらになって、胸の前で合掌しましょう」

体とともに心もヨガを行なう準備ができたら、あぐらの状態で首周りをほぐす。「昇る太陽をイメージしながら両手を上げ、胸の前で合掌、沈む太陽をイメージしながら手を下ろしていく」「胸の前で手を抱えるように広げて背中を丸める」「胸を開きながら体をひねる」…。上半身がじんわりとほぐれていく。

体が硬い人こそ多くの“気づき”があるのがヨガ

「では、四つん這いになって“猫のポーズ”になりましょう。動きやすいところ、動きにくいところ、それぞれに気づきがあると思います。自律神経が整うので、毎日“猫のポーズ”だけでも続けると体調がよくなっていきますよ」

四つん這いで背中を丸めたり反らせたりする“猫のポーズ”から、上半身を伸ばしたり、腕を伸ばしたり、骨盤を回したり。下半身の緊張をほぐしていく。

腕立て伏せをする時の状態“プランク”から、伸ばした足を片方ずつ上げるポーズでは、体幹を強化。「腕だけで支えず下腹を意識して」。

どっしりと足をマットにつけ、腕を開いて上半身を安定させる“戦士のポーズ”、体を山型にする“下向きの犬のポーズ(ダウンドッグ)”、両ひじを抱えて前屈みになり背骨を重力から解放する“深い前屈のポーズ”と、ヨガの基本的なポーズを続けて行なう。

休憩をはさんで、次は両手両膝をマットにつけて、膝下をマットから上げ、胸をマットに向かって下げてからぐーっと引き上げていく“コブラのポーズ”。そこから“プランク”“ダウンドッグ”“前屈”とポーズを組み合わせて、体全体をしなやかに伸ばしていく。座って体をツイストさせる動きでは、胸を広げることがポイントに。

「日本人は、肩が前側に入っている猫背の人が多いので、前屈よりも後屈が苦手。だから胸を広げる動きはとても体にいいんです。私自身もそうなのですが、体が硬い人がヨガをやると『できない』動きが多いので、『自分の体ってこうなっているんだ』という“気づき”もたくさんある。ヨガをとおして自分自身の体のことをもっと知ってほしいと思います」

寝る前にしっかりストレッチをして疲れを溜め込まないことも大切。一日の終わりに体と心をしっかりリセットすることは、効果的な「ビューティーケア」のひとつなのである。

足をゆっくり上げ下ろしして、下腹にしっかり効かせる!

ラストはお腹周りに集中。仰向けになって、膝を90度にして上げた状態で左右に倒していく。「お腹と、脇の筋肉を使います」。下腹に力を入れながらの動きに参加者は一生懸命ついていっていた。

次は“逆転のポーズ”。仰向けのまま両足を天井に向かって伸ばし、腰を両手で支えながらお尻、背中と上げていく。「頭だけに体重がのらないようにしてください」。足と頭の位置を逆転させることで、滞っていた血行が促進される効果も期待できるという。

再びお腹周りへ。仰向けになったら両足を上げ、そこからマットに向かってゆっくりと下ろしていく。お腹に圧を加えたままで、できる限りかかとをマットに近づける。お腹がプルプルするが頑張ってキープ。「はい、楽にしてください」というかけ声とともに、参加者も「フーッ」と大きく息を吐いた。

最後は、“シャバーサナ(屍のポーズ)”でクールダウン。竹内氏は、手足をゆったりと投げ出して目をつむる参加者一人ひとりのところをまわり、両肩を優しく深く押して、胸を広げていく。呼吸を整え、横向きになって体を丸める“胎児のポーズ”で「あたたかいものに包まれているイメージを」。ゆっくりと体を起こしたら、あぐらになって目を閉じ、胸の前で合掌。

「体中を新鮮な空気で満たしていきましょう。今日も皆さんとヨガの時間を過ごせたことを感謝します。よい一日をお過ごしください」

「ビューティーケアヨガ」と題して、美しさにフォーカスした今回のヨガクラス。体に溜まったものを呼吸とともに外に出し、新しい空気を取り入れること。そして心と体を深いところからほぐすことが、美しさへの第一歩だと実感した。

海や山といった自然の中にいることが大好きだという竹内氏。夢は「孫の孫までこの手で抱っこすること!いつまでもヨガとサーフィンが楽しめる元気な体でいたいですね」と笑った。

講師紹介

竹内 れいこ(たけうち れいこ)
竹内 れいこ(たけうち れいこ)
Beach Time Yoga主宰
海、山、自然が好きで、趣味のサーフィンをきっかけにヨガを始める。ヨガの楽しさ奥深さに魅了され、ヨガのお陰でココロもカラダも元気に毎日を送ることができると実感。ヨガがみなさまそれぞれのシンプルな自分らしさに気づくきっかけとなり、笑顔あふれるキラキラした毎日を送る手助けとなれたら、との思いで日々活動中。

【資格】
・全米ヨガアライアンス200時間修了
・日本サップヨガ協会公認サップヨガインストラクター
・日本アロマ環境協会認定アロマテラピーインストラクター、アロマセラピスト
・リラクゼーションセラピスト