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2012 Jul.6
d-labo Special Touch!婚.2012 「Think」

極める。
オンリーワン結婚式!

今やさまざまな点で自由度が広がる結婚式は、まさに自らの価値観を体現する象徴的なイベントです。そんな自分らしさに手が届き(Touch)、かつ人々を感動(Touching)させる結婚式をいかに演出するか――。d-laboで考えていきます。

多様な結婚式へのニーズが高まる中、人とは違うスタイルを追い求めるカップルにお勧めなのが、フリーランスのプランナーへの相談です。いったいどんな結婚式を実現することができるのでしょうか。実際のプランニング現場を取材しました。

極める。オンリーワン結婚式!

支持を受ける「式場ありきではない結婚式づくり」

日本の結婚式は、式場選びから始まる。それが決まると、後は流れにそって事が運び、形式通りの式と披露宴が待っている。その常識を覆したのが「みんなのウェディングプランナー」だ。

「相談に来られるカップルの大半は、とにかく形式的な式が嫌、という方々ばかりです。そこで当サイトではまずプランナー選びから始めていただいて、それからご相談、そしてプランニングという形を取っています」

「みんなのウェディングプランナー」は、結婚式場選びの口コミサイトとして人気の高い「みんなのウェディング」を運営する、株式会社みんなのウェディングが始めた新しいサービス。事業企画推進チームの小田亮太さんによれば、フリーランスのウェディングプランナーを介してオンリーワンの結婚式を実現しているカップルは増加の一方だという。

「オリジナルの結婚式といっても、最初からこうしたいという強い希望を持っている方もいれば、まだ何も考えていないという方もいます。どちらにしても担当になったプランナーがじっくりとヒアリングをし、提案していきます」

「みんなのウェディングプランナー」の小田亮太さん
「みんなのウェディングプランナー」の小田亮太さん

「宇宙をテーマ」にウェディング!

さっそく相談の「現場」に立ち会わせていただいた。
今回相談に来たのは、恵本浩透さんと伊藤華子さんのお2人。

「どうせなら夢のある結婚式を」という2人がテーマに挙げたのは「宇宙」。「一生に一度は行きたい」という2人の希望に対し、ウェディングプランナーの佐藤佳織さんが出した答えは「行けますよ!」。実際に、宇宙での無重力体験ができる結婚式というプランはあるのだという。口にした本人たちも「行くのは無理」とわかっていただけに、予想外の返答に笑顔がはじける。同席するウェディングデザイナーの大巾博史さんによれば「最初の段階ではお二人の頭のなかに湧くイメージを広げるだけ広げてみる」のだという。

その後の話の展開は、現実的な方向へ。予算は巨額の2億円、しかも体験できるのは新郎と新婦の2人だけということで、話は宇宙をイメージさせる空間をつくって会場にする、というところに落ち着いていく。こんなふうに「夢」を少しずつ実現可能な「形」に変えていくのがウェディングプランナーの相談スタイルだ。

相談に来た恵本浩透さんと伊藤華子さん
相談に来た恵本浩透さんと伊藤華子さん

オンリーワンをつくる、「ルーツ」というキーワード

オンリーワン結婚式!

「靴は脱いで、どこかの惑星の砂漠で星を見上げるような」「2人が出会った頃からのメールを宇宙ステーションのモニターのような映像にしてみんなに見せたい」「前菜は宇宙食で」「元素や元素記号などの化学的なものが好きなので、飲み物は混ぜると色が変わるようなものを用意したい」「お互いのイニシャルであるHを何かに利用したい」「2人が宇宙を旅しているような寸劇を入れて、ハプニングや笑いを入れたい」

次から次へと出てくるリクエストに、佐藤さんは「それならばこうすれば」と小気味良く応じていく。空間の内装や招待状のデザインなどは大巾さんがこれまでの事例で使った現物や写真、スケッチを見せて説明する。普通、結婚式の相談というとプランナー1人が対応する形が多いが、こうしてデザイナーが横にいた方がよりビジュアル的にイメージしやすい。大巾さんとはすでにこれまで何組かのカップルの結婚式をプランニングしてきたという。会場はさまざま、大学の構内で行った事例もあれば、横浜の異人館や葉山の古民家などを借りた例もある。

モットーとしているのは「ロケーション頼りではなく、そこにプラスアルファを加えること」だ。プラスアルファとはコンセプトのこと。そのコンセプトを生みだすキーワードが「ルーツ」だ。ルーツとは、2人が好きなもの、出身地、母校、職場、思い出深い場所、旅先等々。テーマが決まっていないカップルからは、ヒアリングを通じてじっくりとルーツを聞きだしていく。すると自然とコンセプトが見えてくるのだ。

ウェディングデザイナーの大巾博史さんが描いたスケッチ
ウェディングデザイナーの大巾博史さんが描いたスケッチ

オンリーワン結婚式を予算内で

もう1つ、避けて通れないのが予算の話。佐藤さんは次のように話す。「はじめは予算が高くなったとしても、相談していくうちにたいてい下がっていきます。とにかく最初はプランナーを親友だと思って、何でも話してほしいですね」

今回の「宇宙」がテーマの結婚式の場合は、会場の設営費や料理、ギフト、招待状など準備段階の経費、プランニング料など、すべてを含めて「だいたい500万円から600万円」。首都圏での結婚式の平均予算が350万円だから、プラス200万円でこだわりぬいたオンリーワンの結婚式が実現することとなる。さて、相談を体験したお二人に話を聞いてみた。

恵本さん実際にこうして話してみると具体的なイメージが湧くし、すごくテンションが上がります。話せば話すほど一歩ずつ近づいていく実感があります

伊藤さん自分のイメージにそいながらも思ってもみなかったことを提案してもらえたりするのが新鮮。相談自体、楽しい時間でした

宇宙をテーマに。聞いただけでもわくわくする結婚式だ。

ウェディングプランナーの佐藤佳織さんとウェディングデザイナーの大巾博史さん
ウェディングプランナーの佐藤佳織さんとウェディングデザイナーの大巾博史さん

まだまだある! オリジナルウェディングプラン

取材の終わりに、佐藤さんと大巾さんに「こんな結婚式は?」といくつかプランを検討してもらった。以下はその内容と予算(ゲストの人数は約60名を想定)。

○猫好きカップルのウェディング 予算:300万~500万円
式は猫カフェで。披露宴は場所を変えて大人の猫パーティー。ドレスコードは鈴。首輪、尻尾等猫アイテム&コスプレ大歓迎。徹底的に猫になってもらう。招待状は魚をモチーフに。ギフトは鰹節。

○ビール好きカップルのビール祭りウェディング 予算:350万~400万円
水合わせの儀はもちろんビールで。披露宴はプチビアガーデン。引き出物はビール。

○動物大好きカップルのウェディング 予算:1,000万~1,500万円
移動動物園を呼んでその横にパーティー用のサーカステントを建てる。中はジャングル風。

○新郎新婦にプレゼントするソーシャルウェディング 予算:応相談
FacebookなどのSNSを使い、新郎新婦&ゲストみんなで結婚式をプランニングしていく。お互いにできることを持ち寄れば、思わぬ低予算でオンリーワンの結婚式が実現するかも?

○観光ウェディング 予算:350万円
バスを借り切って、実家や母校等2人の思い出の地を巡る1DAYツアー式の結婚式。1泊したり、ご当地グルメを料理に使うなどアレンジ可能。

ほかにも相談する人の数だけプランはある。どんな結婚式をしたいか、2人の夢をプランナーと一緒に形にしてみてはどうだろう。

オリジナルウェディングプラン

Information1

「みんなのウェディングプランナー」

「形式ばった結婚式はちょっと……」という方に勧めたい、「ウェディングプランナー選びから結婚式を考える」新しいサービスです。フリーランスのウェディングプランナーが丁寧なヒアリングをもとにアドバイスを行い、自分たちらしいウェディングの実現をサポート。事例は公式サイト内で紹介しています。

みんなのウェディングプランナー

公式サイト
http://mwpl.jp/

Information 2

自分らしい生き方や夢をカタチにしたい人たちに、そのヒントを提供できるのがd-laboコミュニケーションスペースです。毎月数回、各種の学術やアート、スポーツ、旅など幅広い分野から講師をお招きしてセミナーを開催。開かれたコミュニケーションスペースであなただけのオンリーワンスタイルを創造してください。

夢研究所「d-labo コミュニケーションスペース」

「d-labo コミュニケーションスペース」
https://www.surugabank.co.jp/d-bank/space/

テキスト 中野渡淳一
撮影 インフォバーン
イラスト nannan