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2014 Nov.27
Topic on Dream ~夢に効く、1分間ニュース~ Vol.56

2015年に実践したい手帳術!
たった1ページの工夫で、理想の自分になる

文房具店や書店に、来年の手帳が一斉に並ぶ季節がやってきました。新しい手帳を購入して、開く瞬間…。「これから何をこの手帳に書き込んでいこう」と、ドキドキ胸が躍りませんか?せっかくなら、大切な手帳に日々のスケジュールだけではなく、夢を描いてみてはいかがでしょうか。今回は「一般社団法人ドリームマップ普及協会」理事の佐藤惠子さんに、手帳を使って願いを実現させる方法を教えてもらいました。

2015年に実践したい手帳術!たった1ページの工夫で、理想の自分になる

「2015年12月の理想の自分」をリアルにイメージする

手帳にスケジュールを書き込んでいる人なら、肌身離さず持ち歩き、1日に1度は手帳を開くはず。そんな手帳ならではの特性をいかし、「2015年に叶えたい夢」を実現させる方法を教えてくれるのは、「一般社団法人ドリームマップ普及協会」理事の佐藤惠子さんです。

「ドリームマップとは、『夢への地図』という意味。人は夢や目標を設定し、それが実現した状況をリアルに想像すると、叶えるために主体的に行動しはじめます。今回は『2015年12月の理想の自分』を明確にイメージすることで、その実現に向けて前向きな選択をするきっかけを作ります」
それでは、なりたい自分を想像したら、手帳を開けてペンを持ちましょう。そして、はじめのページに5つの枠を書きます。

ドリームマップ

<手順>

  • 「2015年12月の理想の自分」を真ん中に書く
    「2015年12月の理想の自分」と書いたら、その下に2015年12月時点で自分がなりたい姿を書きます。ここで日付を書くことは、とても重要です。また、「理想の自分」でなくても、「夢」や「キーワード」でも構いません。「女子力アップで大人かわいい女性に」「心を動かす営業で顧客満足度100%」など、キャッチコピーにするとなおよいでしょう。
  • 左下に、物質的に実現したいことを書く(物質的な自己実現)
    2015年12月時点で、自分が手に入れたいものや、環境を書きます。
  • 右下に、精神的に実現したいことを書く(精神的な自己実現)
    2015年12月時点で、自分が備えていたい性格や能力を書きます。
  • 左上に、夢の実現によって社会がどんな風に変わるかを書く(社会への貢献)
    2015年12月時点で、自分が夢を叶えることによって、社会にどんな影響を与えるか、社会がどうなっているかを書きます。所属する会社や団体についてでも構いません。
  • 右上に、夢の実現によって他者がどんな風に変わるかを書く(他者への貢献)
    2015年12月時点で、家族や友人、同僚など、自分の周りの人がどんな風になっているかを書きます。

心がワクワク浮き立つような内容を書いていきましょう。次のページでは、書くときのポイントを紹介します。

「○○したい」と願望を書くのはNG!現在形や過去形で

続いて佐藤さんに、実際に書いていくときの注意点を教えてもらいました。

  • 必ず「現在形」もしくは「過去形」で書く
    「○○です」「○○しています」「○○でした」というように、現在形や現在進行形、過去形で書きましょう。未来形や、願望する形で表現するのはNGです。既に叶っているような気持ちになることがポイントです。
  • 否定語を使わない
    「戦争のない世界」なら、「平和な世界」と否定語を使わない形に書き換えましょう。理由は「戦争のない」という文字を読んだ時点で人は「戦争」を頭に浮かべてしてしまうため、本来必要のないイメージを引き寄せるからです。
  • 写真やイラストを入れるとなおよし
    文字だけでもよいですが、イメージにぴったりくる写真やイラストを貼ると、実現しやすくなります。

「最大のポイントは、自己実現で完結するのではなく、自分以外の人への貢献を描くことです」と佐藤さんは話します。

「他者に視点を置くと、夢が叶うスピードや、広がり方が変わるんです。本当の意味での『幸せ』が、自分の夢だけで完結することはありません。他に貢献し、また人から応援してもらってこそ、夢の実現が加速するんですね」

佐藤さんは以前から「カフェを開きたい」という願いを温めており、2013年に作成したドリームマップでその想いを描いたそう。そして、2014年の頭には叶ってしまったと話します。「友人から『物件を借りたものの維持できないので、自分の代わりに借りてほしい』と依頼され、力になりたいと思って引き受けました。現在、その場所はシェアオフィス&セミナーハウスとして活用していて、ときどきコーヒーなども出すカフェのようなイベントを行なっています」

「一般社団法人ドリームマップ普及協会」理事の佐藤惠子さん

2015年は、手帳に夢を描くことで、2014年までとはちょっと違う、新しい自分が待っているかもしれません。

Information

佐藤 惠子(さとう けいこ) 氏

「一般社団法人ドリームマップ普及協会」理事_
写真や文字で台紙に自分の夢をイメージし、自己実現を目指す目標達成ツール「ドリームマップ」の講師を務めるほか、就労移行支援事務所「コンフィデンス日本橋」「コンフィデンスこうじまち」を運営する「一般社団法人就労支援協会」の理事長、シェアオフィス&セミナーハウス「東京ハート」のオーナーなど、多方面で活躍。

一般社団法人ドリームマップ普及協会
http://www.dream-map.info/

文 清水ともえ