特集
2014 Nov.27
〈開運〉で夢をつかもう!!
d-laboパワースポット女子部 Vol. 9
午年もあと少し!
神田明神で神馬にごあいさつ
「金運だけじゃ物足りない!!」という、欲張り(!?)な女子が「d-laboパワースポット女子部」を結成。大開運を目指して、寺社仏閣や不思議スポットを巡ります。
午年も、残りわずか。そんな今回の参拝先は、東京の真ん中にありながら広大な敷地を持ち、東京駅から神田間や、日本橋・秋葉原・大手町・丸の内など108もの町々の総氏神様として知られる、神田明神です。見どころは、日本一の石像に、日本三大祭に数えられる神田祭、60種類を超えるお守り……と盛りだくさん。なにより気になるのは、今年、神社にやってきた、神馬(しんめ)のポニー・明(あかり)ちゃん!残り少ない午年を、元気に駆け抜けられるよう、祈願してきました。

縁結びも、商売繁昌も、勝負運アップも!
神田明神は、働く女子の味方

歌川広重 『東都名所』 より、「神田明神」
東京で最も歴史ある神社のひとつ、神田明神。古くは、現在の千代田区大手町にある将門塚周辺に鎮座しており、江戸城拡張の際、江戸城の表鬼門にあたる現在の場所へ。江戸時代には、幕府から江戸庶民にいたるまで、厚い信仰を集めたそうです。現在も、東京駅から神田間や、日本橋・秋葉原など、経済の中心地ともいえる地域を守り、国内はもちろん、海外からも多数の参拝者が、日々訪れるとか。

ちなみに、神田明神の名が広く知られていますが、正式名称は、神田神社です。参道には、食事処のほか、江戸時代から続く甘酒店も。参拝と観光のため、古くから多くの人々が訪れてきたことを、感じさせてくれます。御神徳は、家庭円満・縁結び・商売繁盛・地行繁栄・除災厄除・病気平癒……など、実にさまざま。また、江戸時代以前には、徳川家康が天下分け目の関ヶ原の戦いに臨む際、同社から「勝守(かちまもり)」を賜わり、勝利を収めたとか!
ご祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)・少彦名命(すくなひこのみこと)・平将門命(たいらのまさかどのみこと)の三柱です。聞き慣れない名前ですが、それぞれ、だいこく様・えびす様・まさかど様の名で親しまれている神様。だいこく様は縁結びの神、えびす様は商売繁昌の神、まさかど様は除災厄除の神なので、働く女子にとって、なんとも心強い神社といえそう。

参道を進み随神門(ずいしんもん)をくぐると、いよいよ境内です。大きく鮮やかな随神門は、迫力満点。都心にいながら、非日常的な光景を目の前にして、この先への期待が高まります。
朱塗りの社殿にお参り。
日本一のだいこく様&えびす様像は必見!

境内は、こんな感じ。正面に見える社殿の裏手と左右にも空間が広がっており、かなりの広さです。

この日は、平日の午前中にもかかわらず、多くの参拝者でにぎわっていました。

手水舎で手を清めていると、斜め裏に、巨大なだいこく様の石像を発見。高さ6.6メートル、重さ約30トンで、石造りとしては日本一のだいこく様像とか。右の灯ろうと比べると、その大きさがわかります。

近くには、こんな像も。烏帽子(えぼし)と釣り竿と鯛……といった、よく目にする姿とは異なりますが、こちらはえびす様像。えびす様は、海のかなたにある常世から、木の実の殻を舟にして来訪した小さな神様と伝えられているそうで、その様子をモチーフにしたものです。神話のワンシーンを知ることで、神様がより身近に感じられるはず。開運を目指すなら必見です。

さて、随神門近くのふたつの像に続き、総漆朱塗りの社殿へお参りをすることに。今回は、「残り少ない2014年も、仕事に邁進できますように」と願ってきました。
神馬のポニー・明ちゃんは、参拝者のアイドル


社殿への参拝を終え、広い境内を歩いていると、ユニークなものを発見。獅子舞がお囃子の音にあわせて、おみくじを運んできてくれるマシーンです。思わずコインを入れると、結果は「小吉」。行動のアドバイス欄には、「動物に触れ合うことが吉」との言葉が。そうです、今日の大きな目的は、今年神社にやってきた神馬に挨拶すること。境内のどこにいるのかと見渡すと……。

だいこく様像とは逆サイドの随神門横に、柵に囲まれたスペースが。どうやらここが、ポニーの明ちゃんの定位置のようです。

神幸(みゆき)号・明ちゃんは、平成22年の5月に信州の高原で生まれたメスのポニー。 “明”の名前は、今年神社にやってきた際、明るく平和な世を願い、また神田明神から一文字とって、つけられたそうです。神社の方に話を伺うと、「神馬ともいわれる馬は、神が宿る場所のひとつとされています。木製の絵馬は、本物の馬を奉納するかわりに生まれたものなんです」とのこと。現在はこげ茶色の毛をしていますが、これはあし毛と呼ばれるもので、歳を重ねるごとに白い毛が増えていくのだとか。

近寄ってみると、やさしそうな目をしていました。「午年もあと少し。ラストまで駆け抜けられるよう、がんばろうね!」と声をかけたら、なんとなく、こちらを見てくれたような気が……。ちなみに明ちゃん、暑さは苦手ですが、寒さには強いそう。夏期は避暑地で過ごしていますが、それ以外の季節は境内で会うことができます。この日も、子どもから老人までさまざまな拝者が、明ちゃんにあいさつしていました。

絵馬奉納所も見てみると、手の込んだイラストの描かれたものが、鈴なりに……!これは、神田明神が、アニメ『ラブライブ!』の舞台となっているため。秋葉原からほど近い、同社ならではの光景です。

絵馬といえば、前回参拝した品川神社では、東京十社それぞれで手に入るミニ絵馬を紹介しました。実は、神田明神も東京十社のひとつ。象徴的な朱塗りの鳥居が描かれた、ミニ絵馬をいただくことができました。
屋上庭園で、ストレスをリセット。
2015年は、神田祭に注目を!


オフィス街の真ん中で、ポニーに会えることだけでも驚きですが、境内のすぐ隣には、屋上庭園もあります。緩やかなスロープを登っていくと……・。


緑あふれるスペースが出現しました。紅葉に季節を感じつつ、庭園をぐるり散策。時期によっては、ハナミズキやツバキ、梅の花も楽しめます。愛らしいポニーに会って、四季折々の草花と触れ合っていたら、仕事の疲れもどこへやら。明日からは、より一層、仕事に邁進できそうな気がしてきます。自然の少ない都会で働く者にとっては、見逃せないスポットです。

神社の見どころといえば、江戸三大祭、および日本の三大祭に数えられる、神田祭もそのひとつ。5月上旬から中旬までの6日間にわたって行なわれ、とくに、神田・日本橋・大手町・丸の内・秋葉原を神輿が巡行する「神幸祭(しんこうさい)」と、100基もの氏子町神輿が宮入参拝する「神輿宮入」が行なわれる2日間は、多くの人でにぎわいます。上は、江戸時代から明治時代の浮世絵師である歌川芳藤が描いた、神田祭の様子。江戸時代から、大規模なイベントであったことがわかります。


現代の「神幸祭」は、こんな感じ。右は、江戸時代寛政頃に評判となり、当時の絵巻物にも描かれた、大ナマズのひきものを再現したもの。地震の象徴である大ナマズの頭に、それを押さえつけ地震を防ぐ「要石(かなめいし)」が乗っています。地震災害が起こらぬようにとの、願いが込められているとか。巨大なひきものと数々の神輿が都心を練り歩く姿は、圧巻です。近年はネットでの中継も行なわれているそうですが、これはぜひ一度、生で見ておきたいもの。

神輿などが見られる大祭は2年に1回行なわれており、次回は2015年です。来年は、創建1300年かつ現在の場所に移って400年の節目の年となるため、さらにスペシャルな祭になる予定とか……!訪れた日には、メモリアルイヤーに向けて、マスコットキャラクター決定のための投票も行なわれていました。結果発表は、今年の12月10日頃。どんなゆるキャラが誕生するのでしょうか?来年の神田祭とあわせて、要注目です。
徳川家康を勝利に導いた「勝守」のほか、
ユニークなお守りがたくさん

参拝を終え立ち寄ったのは、お守りを授与してくれる「鳳凰(ほうおう)殿」。なんとここには、60種以上のお守りがそろっているとか。

今回、いただいたのは、このふたつ。左は、冒頭で登場した、「勝守」。取引・勝負・入試などに御神徳をいただけるそうです。これがあれば、天下分け目の戦いで、勝利を勝ち取った徳川家康のごとく、大切な取引やプレゼンなど、難しい仕事にも、果敢に挑めるはず……!右は「IT情報安全守護」。秋葉原電気街を氏子にもつ、神田明神ならではのお守りです。


思わず笑顔になってしまう、こんなお守りも並んでいました。黒い「屹度叶守(きっとかなうまもり)」には、「大根食うねずみ=大黒ねずみ(!)」の絵柄が描かれています。右は、カエルのイラストがかわいい「無事かえる御守り」と、「んのお守り」。「んのお守り」は、強い運=んに恵まれるようにとの願いが込められているとのこと。


明ちゃん関連のお守り&お土産も、ゲットしました。年賀状は未年の2015年用ですが、モデルはもちろん、ポニーの明ちゃん。ほかにも何種類ものポストカードがあり、普段は目にすることができない明ちゃんの姿が見られます。明ちゃんファン(!?)なら、要チェック。

ちなみに今回、恒例の運試し、スクラッチ5枚はすべてハズレでした。とはいえ、こんなにも充実した参拝ができたのだから、それだけで感謝。残り少ない午年を、明るく笑顔で走り切るパワー、確かにいただきました!
Information 1
スルガ銀行ではお預入れ金額に応じて「ジャンボ宝くじ」を進呈する「ジャンボ宝くじ付き定期預金」をご用意しています。当商品から誕生した億万長者はこれまでに多数!
パワースポット巡りとあわせて利用すれば、あなたも億万長者に……?
Information 2
神田明神(神田神社)
公式サイトのほか、フェイスブックページや、神田明神キャラクターズの「ししまい」がつぶやくツイッターアカウント、「だいこく様」がナビゲートする、ラインアカウントも。屋上庭園の開演時間は、10~16時。
住所:東京都千代田区外神田2-16-2
TEL:03-3254-0753(社務所)
公式サイト http://www.kandamyoujin.or.jp/