特集
2014 Dec.29
〈開運〉で夢をつかもう!!
d-laboパワースポット女子部 Vol.10
湯島天神で、新たな年の活躍を祈願!
「金運だけじゃ物足りない!!」という、欲張り(!?)な女子が「d-laboパワースポット女子部」を結成。大開運を目指して、寺社仏閣や不思議スポットを巡ります。
今回の参拝先は、学問の神として知られる、湯島天神。受験生が多く訪れる神社ですが、実は、仕事での躍進や、就職・転職を目指す人にも、オススメのスポット。とくに、1月と2月は、初詣や凶事を嘘にかえてくれる「うそ替え神事」、「梅まつり」と、訪れたい行事がたくさん!また同社は、宝くじの起源にも深く関わっているとか……。毎回恒例でスクラッチに挑戦しているパワースポット女子部としては、この点にも注目。神社の見どころと合わせて、レポートします。

天神様は、学問・至誠の神様

上野からほど近い場所にある湯島天満宮は、湯島天神の名で親しまれている神社です。まずは、その由来からご紹介しましょう。
同社の御祭神となっている天神様とは、菅原道真公のこと。平安時代に、政治家・学者・文人として活躍した人物です。しかし、政権争いにより太宰府へと左遷され、無念のなかで最期を迎えました。死後には、京都でさまざまな天変地異や落雷・洪水などの天災が起こり、道真公の怨霊の仕業ではないか……と、貴族たちは恐れおののいたといいます。一方で農民には、稲作に欠かせない雨をつかさどる雷神=天神として、信仰されることに。やがて、道真公の才能や人柄から、天神様は学問と至誠(しせい)の神として知られるようになったそうです。


学問の神様ということで、境内には、受験生がかけた合格祈願の絵馬がずらり。この日は、修学旅行生の団体も参拝に訪れていました。

しかし学問は、受験をひかえた学生だけのものではありません。仕事でさらなる活躍を目指す人にも、“学び”は必須。同社では、資格試験や就職祈願のためのお守りを賜わることもできます。


また同社は、詩歌・文学の才を発揮した道真公にちなみ、多くの文人や著名人からも、厚い信仰を集めてきたとか。境内には、作家の泉鏡花にまつわる「筆塚」や、元プロ野球選手、王貞治の座右の銘を記した「努力の碑」が立っていました。
資格取得や転職を考えている人はもちろん、誠実さや努力をモットーに仕事に励みたい人にも、ぴったりのパワースポットといえそうです。
境内には、牛と梅のモチーフが。その理由とは?

我々パワースポット女子部も、仕事での活躍を祈願すべく、本殿へと向かいます。


本殿への途中、2匹の牛像が迎えてくれました。ともに「撫で牛」と呼ばれ、自分の体の悪いところをさすると治癒祈願になると、参拝者から親しまれているそう。
同社のみならず、天神信仰のある神社では、牛の像を見ることが多々あります。それは、道真公が牛をこよなく愛したため。丑年に生まれた道真公は、生前に、「自分の遺骸を牛に乗せて人に引かせずに、その牛の行くところにとどめよ」と遺言を残したとか。死後は、実際に牛が立ち止まった安楽寺四堂のほとりを、墓所に定めたのだそうです。


さて、こちらが本殿です。手を合わせていると、梅のマークが視界に入ってきました。梅もまた、道真公と関わりの深いモチーフです。
京都から太宰府に追われる際に道真公が詠んだ、「東風(こち)吹かば にほひおこせよ 梅の花 主(あるじ)なしとて 春を忘るな」という歌を聞いたことのある人も多いはず。その後、主である道真公を慕った庭の梅が太宰府まで飛んでいったという「飛梅伝説」も、広く知られています。
同伝説によれば、道真公が大切にしていた桜の木は、主人が遠くへ旅立った悲しみのあまり枯れ木となり、松の木は太宰府まで飛ぼうとしたものの途中で力つき、梅の木だけが、太宰府までたどりついたといいます。粘り強い(!?)梅の木、仕事運アップを祈願する我々も、そのパワーにあやかりたいものです。
1月は初詣と「うそ替え神事」、2月は「梅まつり」に注目

本殿への参拝後は、境内をぐるりと巡ってみることにしました。


ビルに囲まれた境内で、ほっと心を癒してくれるのは、小さな滝や池が配された、こちらの日本庭園。さまざまな草木が、四季折々の表情を見せてくれます。

ちなみに、これからの時期は、境内がもっともにぎわうとき。初詣は三が日だけで、30万人前後の人出があるというから、驚きです。

さらに、1月25日の「初天神祭」にも、「うそ替え神事」のために、多くの参拝客が訪れるとか。鷽(うそ)とは、首から頬にかけて紅色をした、小鳥の名称。「うそ替え神事」では、この日だけ授与してもらえる鷽の木彫り人形とともに、普段何気なくついてしまった嘘は誠に、凶事は嘘にかえてもらえるよう、祈願するのだそうです。
鷽を嘘にかけ、小鳥と一緒に幸運を呼び寄せるとは、なんともユニーク!かわいいものや楽しいことが大好きなパワースポット女子部としては、興味津々の神事です。


1月が過ぎると、今度は、梅の季節が訪れます。境内に植えられた約300本もの梅の木が咲きほこると、こんな美しい光景に。2月上旬から3月上旬までは、「梅まつり」が開催され、梅園内で抹茶を味わったり、太鼓や三味線などの奉納を楽しむこともできるとか。神輿が出る日もあるそうなので、こちらのお祭も、要チェックです。
「男坂」「女坂」「夫婦坂」、3つの参拝路の見どころは……

湯島天神は、境内のみならず、参拝路も見どころです。今回は、表鳥居から境内に入りましたが、神社へのルートは、ほかにも3つ。


3つのうちで、もっとも急勾配なのが「天神石坂」、通称「男坂」です。歌川広重の『江都名所』にある「湯しま天満宮」では、この坂が正面から描かれています。江戸時代の浮世絵と同じ場所にいる…と思うと、なんとも不思議な気分に。


「天神男坂」の近くには、勾配ゆるやかな「女坂」もあります。同じく広重が描いた『名所江戸百景』の「湯しま天神坂上眺望」は、「天神男坂」を登った付近を描いているようなので、左の石垣が「女坂」にあたるのでしょうか。浮世絵によれば、江戸時代には、ここから、現上野公園内の不忍池が見えたようです。
ビルが立ち並んだ現在、不忍池は見えませんが、2〜3月になると坂の脇に植えられた梅の木々が、素晴らしい光景を見せてくれます。「梅まつり」を訪れたなら、境内の梅園のみならず、この一体も見逃せません。

「男坂」「女坂」ときて、続く3つめのルートは、「夫婦坂」です。こちらは、ご覧のとおり、存在感のある門構え。参拝路それぞれの表情を比べてみるのも、参拝の楽しみのひとつです。
宝くじ発祥の地で、くじ運アップも祈願!?
本殿での祈願を終え、境内の散策も終了。次は、毎回恒例、スクラッチでの運だめしです。なかなか当たりが出ないスクラッチですが、今回は期待できるかもしれません……!なぜなら、湯島天神は、宝くじの発祥と深く関わっている場所なのです。

宝くじの起源となったのは、江戸時代に幕府が許可した「富くじ」です。富札を売り出し、木札をキリで突いて当たりを決めていたことから、「富突(とみつき)」との呼び名も。江戸では、湯島天神・谷中感応寺・目黒不動の3か所が「江戸三富」と称され、代表的な開催場所となっていたそう。画像は、富くじで使われていた木箱。現在も、同社で大切に保管されています。

湯島天神と宝くじの関連を知り期待が高まるなか、スクラッチを削ってみると、みごと200円が当たりました!さらにおみくじは、大吉。これなら、2015年の運気は安泰かも!?


しかし、油断は大敵です。仕事で成果をあげるには、やはり学びと努力が不可欠。ということで、参拝後の真摯な気持ちを忘れないよう、「人に頼るな 自分でなせば叶う」、「一歩一歩進め」などの格言が刻まれた「学業成就鉛筆」と、女子好みのかわいい「鶯(うぐいす)お守り」を賜わりました。

加えて、ほんのり梅の香りがする「あぶらとり紙」と、梅模様のハンカチもゲット。これで運気ともに、女子力もアップするはず……!!
パワースポット女子部は、2015年も運気アップ&女子力アップを目指し、はりきって活動していきます。みなさま、どうぞよろしくお願いいたします!
Information 1
スルガ銀行ではお預入れ金額に応じて「ジャンボ宝くじ」を進呈する「ジャンボ宝くじ付き定期預金」をご用意しています。当商品から誕生した億万長者はこれまでに多数!
パワースポット巡りとあわせて利用すれば、あなたも億万長者に……?
Information 2
東京メトロ「湯島駅」から徒歩2分。そのほか、東京メトロ「上野広小路駅」「本郷3丁目駅」「上野御徒町駅」、JR「御徒町駅」からも、それぞれ徒歩10分以内でアクセスが可能。正月など混雑時は、表鳥居以外の出入り口が閉鎖されることもあるので、ご注意を。
住所:東京都文京区湯島3-30-1
TEL:03-3836-0753