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2017 Mar.9
Topic on Dream ~夢に効く、1分間ニュース~ Vol.173

目指すは2020年東京オリンピック出場!古賀友矩選手の挑戦

古賀友矩選手

オリンピックの正式種目としてすっかり定着したトライアスロン競技。2020年の東京オリンピックでは日本人選手の活躍に期待したいところです。

その東京大会に向けて名乗りを挙げたのが古賀友矩選手。前回のリオ大会では兄の古賀淳也さんが競泳(フリーリレー・4×100m)に日本代表として出場。自身は大学の後輩である山縣亮太選手をチームスタッフとしてサポート、男子400メートルリレーでの銀メダル獲得に貢献しました。

来たる東京大会ではリオ大会での経験を生かし、いよいよ古賀さん自身もアスリートの「夢」であるオリンピック出場をめざすことを決意。スルガ銀行でも古賀さんをバックアップすることとなりました。

実は競技としてのトライアスロンは未経験。今回はトライアスリートの知人から紹介されたトライアスロンショップ『Hi-RIDGE』の高嶺寛己店長を訪ね、機材選びのポイントやオリンピック出場までの道程についてアドバイスをしていただきました。

第一目標は「5.5級以上の強化指定」

高嶺さん

はじめてのトライアスロンで大胆にも3年半後のオリンピック出場をめざそうと決めた古賀さん。挑戦1年目の今年、最初の目標はJTU(日本トライアスロン連合)の強化指定選手になることです。高嶺さんによれば「オリンピックの出場権を得るには国際大会であるコンチネンタルカップやワールドカップで上位に入ってITU(国際トライアスロン連合)のポイントをとらなければならない」とのこと。そうした大会に出場するには、まず「JTU主催の認定記録会で5.5級以上をとって強化指定選手になること」が必須です。

「強化指定にはO、A、B、Cというランクがあります。ワールドカップに出るには最低でもB指定にならなければならない。それが5級です。5級以上というと、ランニングが5000メートルで15分20秒くらい、スイムが400メートルで4分16秒を切るくらいでないといけない。古賀さんが最初にクリアしなければならないのはこのタイムですね(高嶺さん)」

挑戦予定の記録会は3月。現在、古賀さんはそれに向けて「ランとスイムを特訓中」だといいます。ここで強化指定をとり「5~7月で競技になれて、8月9月の大会でポイントをとりたい(古賀さん)」とのこと。高嶺さんも「世界で戦うためにはプランニングが大切です」と説きます。

オリンピックに出るにはITUのポイントをとること

古賀さんにかかわらず、実際に日本人選手がトライアスロンでオリンピックに出場するにはどれだけの成績を残せばいいのでしょう。高嶺さんに聞いてみました。

「そのためにはITUのポイントでの上位に日本人選手が3人入ること。そうでないと出場国としての枠がもらえないというルールがあります。だからそこまではみんな死にものぐるいで、おのおのが協力しあって頑張らなければならないんです」

つまり、オリンピックに出場するには自分だけではなく他の選手にも活躍してもらわないといけないということ。リオ大会では女子はこの条件をクリアして3枠がとれ、男子も必死に枠を狙いに行きましたが大陸別に与えられる枠、1枠のみでした。

「トライアスロンの大会には、唯一、これで勝てばオリンピックに出られますよ、というガチンコの大会があるんです。それがアジア選手権。男子は2016年のこの大会で優勝したから1枠でリオに行けたわけです」

オリンピックに行く方法はこの2つ。いずれにせよ、実力がなければ厳しいことに変わりはありません。

「アジア選手権に出るには日本のランキングで常に上位にいたい。日本選手権で優勝すればシードがもらえますから。選手の中には記録会が苦手だけど本番の競技は得意という人がいたりします。そういう人はこの日本選手権で上位を狙ってくる。ただアジア選手権には外国からも強い選手が出てくるし日本人同士でもみんなライバルだから、勝つのは簡単なことではないですね」

首尾よく強化指定選手になれたとして、古賀さんが次に狙うのは「コンチネンタルカップで上位に入りしっかりポイントを取得」です。ポイントは、コンチネンタルカップだったら年間3レース分しか加算されないのがITUの仕組。古賀さんの場合、日本で開催されるコンチネンタル大会でポイントをゲットしたいところです。

身長180センチ以上、パワーのある古賀さん向けのバイクは?

古賀さん古賀さん

『Hi-RIDGE』といえば自転車やトライスーツが揃うトライアスロンショップ。この日はどんな自転車を購入すればよいか、メカニックでもある高嶺さんにお答えいただきました。

さまざまな種類や製品があるなかで、高嶺さんが勧めたのは空力特性に優れた「エアロロード」。

「古賀さんのように身長が180センチを超えていてパワーがある人なら軽さを取るロードバイクよりも剛性で進むエアロロードの方が適性的に合っていると思います」

エリート選手の自転車選びのポイントは、「自分の本質、出身競技に合わせる」。

「スイムでベストパフォーマンスが出せてもバイクパートが遅くてちぎれちゃったら元も子もない。まあ、そういうところがトライアスロンという競技の難しいところですね」

限られた時間でハイパフォーマンスを出す条件を考えると、現状ベストな1台は『S-WORKS VENGE VIAS』。直進安定性が高いバイクとしてトップクラスの選手たちにも支持されているバイクです。他にも今回はトライスーツやヘルメット、バイクシューズ、などをオーダー。これで本番に向けて機材面での準備は万端です。

「機材は僕たちにまかせてください。あとは古賀さん自身が自分のエンジンをどう鍛えるか。リオ五輪でトレーナーとしての経験もある古賀さんですから、そのへんは大丈夫だと信じています」

高嶺さんのエールに応えることができるか。オリンピック出場という「夢」に向かって古賀さんの挑戦が始まります。

Information

古賀友矩

1990年生まれ。中学では野球(全国大会で優勝)、高校・大学では陸上競技で活躍。リオ五輪までの1年間、慶応義塾大学陸上部の後輩、山縣亮太(セイコーHD)のコーチを務める。現在は競泳選手の兄、古賀淳也(第一三共)のチームスタッフを務める。

ロードバイク購入ローン

最近は「大人の趣味」としても人気の高いトライアスロン。『HI-RIDGE』の高嶺店長によれば「何十万円もする高価な自転車はローンで購入される方が多い」とのこと。

「やはり趣味で使うものですから大切な貯金を取り崩すよりは毎月のお小遣いの範囲で済ませるのがベター。うちでいちばん多いのは24回払いで買われる方ですね(高嶺さん)」

そこでおすすめしたいのがスルガ銀行のロードバイク購入ローン。自転車はもちろん、トライアスロンに使うすべてのグッズがご購入できます。対象は自転車やそのパーツ、アクセサリー、ウェア類など。返済は最長120回。ご自分に合った返済プランを組み立てることができます。

Hi-RIDGE(ハイリッジ)

都内にあるトライアスロンプロショップ。ロードバイク、タイムトライアルバイクをはじめトライアスロンに関するさまざまなアイテムを取り揃えている。イベントや練習会も多数開催。ビギナーからトップアスリートまでレベルに応じサポートとサービスを提供している。