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2017 Dec.15
SURUGA Cycle Journal vol.16

県道223(フジサン)号線で海を渡って清水から土肥へ
ロードバイクとフェリーで楽しむ清水~西伊豆サイクリング

県道223(フジサン)号線で海を渡って清水から土肥へ ロードバイクとフェリーで楽しむ清水~西伊豆サイクリング

日本一の富士山を眺めながら、日本一深い駿河湾を渡る。そんなサイクリングコースがあることをご存知でしょうか!?今回は自転車競技の新星“ヒルクライムプリンセス”こと望月美和子さんと、スルガ銀行ロードバイクプロジェクトの小田英雄が、駿河湾フェリー(エスパルスドリームフェリー)を利用しての日帰りサイクリングを体験。静岡県自慢の海や山の美しい景色や美味しい食べ物に温泉、そしてヒルクライムと、サイクリストの大好きなものが詰まった1DAY or 2DAYSトリップにぴったりのサイクリングコースをご紹介いたします!

駿河湾の海上を横断する「県道223(フジサン)号線」で
西伊豆へ楽々アクセス

晴天に恵まれた秋の一日、スタート地点のJR清水駅に集合した望月さんと小田。
晴天に恵まれた秋の一日、スタート地点のJR清水駅に集合した望月さんと小田。

さっそく輪行袋から自転車を出して組み立てると、地元在住の望月さんを先頭に、ウォーミングアップを兼ねて日本平へと走ってみました。

標高307mの山頂からは、富士山や「これぞ静岡」といった茶畑のパノラマが楽しめます。この日本平は、望月さんにとってはヒルクライムの練習の場。普段は1回の練習で3往復くらいは走るといいますが、今日は先を急ぐので、記念撮影をしたあとは山を下って三保松原を目指します。

三保松原でのお目当ては、富士山と松。ここからの富士の眺めは世界文化遺産としての富士山の構成資産に登録されています。

三保の松原から数分も走れば清水港です。ここで2人を待ち受けていたのは清水と西伊豆の土肥を65分で結ぶ「駿河湾フェリー(エスパルスドリームフェリー)」です。船長の田尻さんをはじめ運航会社の皆さん曰く「サイクリスト大歓迎です!」とのこと。


(株)エスパルスドリームフェリーの社員の皆さんと一緒に。
「清水港、土肥港とも工具をご用意しています!お気軽にお声かけください!」

「フェリーには自転車も一緒に乗船していただけますし、下船時も即スタートできます。旅客運賃に加えて、500円の追加運賃で自転車を荷積みできるので、乗用車や二輪車に比べて割安です」

船内では自転車をしっかり固定。安心して乗船できます。
船内では自転車をしっかり固定。安心して乗船できます。

2人が乗船したのは午前10時40分発の便。土肥までの約30kmの航路は、何と県道に指定されているというから驚きです。その名も「県道223(フジサン)号線」。船のデッキ上には県道の標識まで設置されているという徹底ぶりです。

西伊豆の海岸線を快適ライド

土肥までは所要時間65分。この日は田尻船長の特別のはからいでブリッジ見学をさせてもらうことができました。「県道223号線」について田尻船長に話を聞くと、「陸からの景色とは違い、船上から見る駿河湾の景色は格別なものです。ただ、日本三大美港のひとつに数えられる清水港に比べ、土肥港への接岸は技術が必要です」とのこと。乗客がのんびりと船旅を楽しめるのも、クルーの皆さんの確かな操船技術のおかげなのだとあらためて実感しました。

船内での楽しみは名物の大判焼き。大判焼きには「県道223号」の焼き印が入っていて、インスタ映えまちがいなしです。この大判焼きと人気を二分しているのがたこ焼き。大きめのタコが入ったたこ焼きは小腹を満たすのにぴったりです。

そうこうするうちに船は土肥に入港。サイクリングを再開し、国道136号線を南へと下ります。観光地化が進んだ東伊豆とちがって西伊豆の海岸線は「日本の海の原風景」が残っているのが魅力。入り組んだ地形に、点在する漁港や集落。映画のワンシーンのような光景は日本人の心によくフィットします。望月さんも西伊豆は大好きだそうで、所属している石川サイクルのチーム仲間たちとよく一緒に走るといいます。

「西伊豆はアップダウンあり、ヒルクライムありと手応えがあります。それになんと言ってもロケーションが最高ですね」

望月さんの言葉は、西伊豆を走ったことのあるサイクリストなら誰もが頷くところでしょう。

2人が立ち寄った先はビュースポットの黄金崎。馬の頭に見える「馬ロック」の向こうには富士山の勇姿が……。西伊豆ならではの景色を満喫しました。

次いで向かった先は堂ヶ島にある旅館『堂ヶ島アクーユ三四郎』。フェリー同様、玄関にサイクルラックが用意されたこの宿もサイクリスト大歓迎です。「トイレだけでも利用可」という親切な宿です。

ここでは宿の名の由来である三四郎島を眼下に見ながら足湯でリラックス。眺望といい温泉といい、最高です。この日は日帰りでしたが、時間に余裕があればぜひ1泊し、駿河湾に沈む夕日を愛でてみたいところです。宿泊を予約する際には「自転車で行きます!」と一言お伝えください。

「堂ヶ島アクーユ三四郎」から下った先の景色も素晴らしいものです。
「堂ヶ島アクーユ三四郎」から下った先の景色も素晴らしいものです。

超新鮮なヤリイカに脱帽、ヒルクライムのゴールは仁科峠

フェリーの船内で大判焼きやたこ焼きを食べたとはいえ、そろそろ本格的な食事がしたいところ。そこで訪れたのは西伊豆町の『沖あがり食堂』。仁科港の漁業協同組合のすぐ横にある食堂の名物は活イカです。店の人の話では「これからの時期はヤリイカがおすすめ」とのことで、さっそくそのヤリイカがのった「ヤリイカ丼」と「イカカレー」を注文してみました。ぷりぷりのイカは歯応え抜群。そうやって食べている間にも漁協からは獲れたてのイカが箱ごと店に運ばれてきます。この醍醐味は港の食堂ならではです。

昼食を終えたあとは、本日のクライマックスであるヒルクライムです。西伊豆町から仁科川に沿って仁科峠まで上る山道は20数km。くねくねした山道を2台の自転車が走ります。周囲の緑は、高度を稼いでいくうちに紅葉へと変化。坂道のきつさを忘れさせてくれる季節感のあるライドを存分に楽しむことができました。


やがて道は開けて仁科峠へ。牧草地帯のつづく峠からの絶景はヒルクライムのあとのご褒美。口からは自然とため息がもれます。

仁科峠からは天城湯ヶ島まで一気に下ってゴールのスルガ銀行のサイクルステーションへ。そしてゴールでは、サイクリングの疲れをいやすご褒美が待っています。

最後に望月さんと小田が訪れたのは、サイクルステーションのすぐ近くにある明徳観光センターとカフェ『黒玉テラス&Dog』。明徳観光センターでは熱々の「やきもち(草餅)」を頬張り、『黒玉テラス&Dog』では田園に囲まれたテラス席で和風フレンチトーストをいただきました。フレンチトーストの甘味が自転車に乗ったあとの体に優しいこと。「いやあ、最高でしたね」と今日のサイクリングを振り返る2人です。


黒玉テラスの「和風フレンチトースト」

本日のサイクリングはこれにて終了。自転車は輪行袋に入れ、バスと電車を乗り継いで三島駅へと帰った望月さんと小田でした。

フェリーを使えばこんなお手軽に清水~西伊豆サイクリングを楽しめます。皆さんもぜひお試しください!


修善寺駅から伊豆箱根鉄道で三島駅へ

Information1

駿河湾フェリー(エスパルスドリームフェリー)

清水港と西伊豆の土肥を1日4往復、65分で結ぶ定期船。航路は「県道223号(清水港土肥線)に指定されている。通年運航(※ドック期間を除く)

堂ヶ島アクーユ三四郎

西伊豆堂ヶ島の名勝・三四郎島を望む「サイクリスト歓迎」の温泉旅館。一般客室の他、専用の露天風呂や庭園のついた客室も用意。駿河湾で獲れた新鮮な魚介類を中心とした料理やさまざまなニーズにあった宿泊プランが人気。

沖あがり食堂
黒玉テラス

Information2

ロードバイク購入ローン

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