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2018 Nov.21
SURUGA Cycle Journal Vol.30

【連載】自転車と共にある家/静岡県熱海市在住 小泉氏
CASE,05 愛する伊豆に生きる

【連載】自転車と共にある家/静岡県熱海市在住 小泉氏

自転車と共に生活している人は、どのような家にお住まいなのでしょうか?“自転車を楽しむための家”で暮らしているサイクリストのご自宅を取材させていただく企画の第5回目は、静岡県熱海市にお住まいの小泉さんにお話を伺いました。

職場も自宅も伊豆。あふれる“伊豆愛”

優しい日差しが降り注ぎ、穏やかな潮騒が聞こえる。
もちろん、季節によってその表情は異なるが、伊豆の海といえば、大地を包み込む“広大さ”や“穏やかで優しい”イメージではないだろうか。

今回お話を伺った小泉さんの人となりは、まさにその伊豆の海そのままのイメージだ。

「本当に伊豆が大好き」と語る彼の職場は、修善寺にある「美しい伊豆創造センター」。

これは伊豆にある13市町から人材を集め、伊豆全体の地域づくりを長期的視点で考えていく団体。観光事業や、ジオパークの取りまとめなど仕事の幅は広く、伊豆を一つのものと考えて盛りあげていくのが彼の使命だという。

過去には同じ伊豆とはいえ地域ごとの考え方、施策があり、伊豆が一体となった観光施策が難しかった。このセンターが設立されて5年。小泉さん自身は熱海市の職員として社会福祉課や観光課など長年地域に根差し、熱海市の代表として美しい伊豆創造センターへ移りすでに勤務して3年になる。「13市町がまとまってきて、伊豆を一つのものとして捉えてもらえるようになってきた」という。

その中でも観光事業の自転車のイベントを担当することが多く、「伊豆半島一周サイクリング」なども小泉さんの担当。もともとは自転車には乗っていなかったが、自転車イベントを企画運営しながら支えるうちに次第に興味をもつようになり、伊豆に走りにきてくれるサイクリストと触れ合ううちに自然に乗り始めるようになったという。

自宅はライドに最適な環境

彼の自宅は熱海市の伊豆多賀駅にほど近いところにある。幼少期から地元で、慣れ親しんだところに居を構えた。

熱海市は伊豆半島の最東部に位置し、相模湾に面する。市内のほとんどが丘陵であり、別荘地や住宅なども高台の上に立つ所が多く、道路も勾配の急な坂が多い。海岸線もすぐに丘となる所がほとんど。

「このあたりは坂道が多いのですが、海からも近いですし、何よりも眺めが良く、お気に入りの山伏峠もすぐのところにあります。海も山も楽しめるのが伊豆のいいところですが、例に漏れず自転車には最適なところですね(笑)」


自宅から近くの長浜海浜公園。
東伊豆エリアを走るときはここを拠点としている。

長浜海浜公園では毎月定期的に「ながはま特設市」を開催。
ここでは地元の南熱海地区で採れた季節の農産物や魚介類、干物等の販売やイカメンチ等の飲食店の出店が並び、
時間があるときには、家族と訪れている小泉さん。
また、熱海らしい魅力のある地元商品を厳選し認定された「熱海ブランド A Plus」の商品も並んでいる。

自宅近くには詳しい、と語る彼だが、仕事としても自転車に乗っていることもあり、伊豆半島の素敵なコースについては誰よりも詳しいというし、そのコースを誰よりも愛している。実際に彼がフェイスブックに投稿をすると「あふれる伊豆愛がすごい!」とコメントがつくほど。フェイスブックの少ない文字数からもその伊豆愛がにじみ出てしまうほどだ。

さてご自宅の小泉さんのお部屋は自転車部屋になっているが、自宅を建てたときは今とは、ずいぶん違った様子だったという。

「今も好きなんですが、バスケ、アイスホッケー、サッカーなどスポーツ観戦も趣味なんですよ。元々そのあたりのスポーツのものが置いてあったのですが、今はすっかり自転車部屋と化しています(笑)」


購入してから2年間、大事に乗っている愛車は「GIANT(ジャイアント)のDEFY」。
小泉さんの好きな伊豆の海のようなカラーが特徴的だ。

お気に入りのサイクルジャージ。

伊豆半島全域がサイクルコース

自宅からほど近くにある山伏峠までのヒルクライムが小泉さんのお気に入りのサイクリングコース。「キツイ坂道が続きますが、途中の下多賀山伏大橋から見える景色は本当に絶景です。車では感じることができない季節ごとの香りや風を切る心地よさ、そして景色見たさに自転車で上りに行きます。」


長浜から、山伏峠までの道のりは斜度のきつい坂道が続く。
山伏峠の手前にかかる、下多賀山伏大橋、このあたりが小泉さんのお気に入りの場所。

上りきった先には、山伏峠の看板がある。山伏峠は熱海市と伊豆の国市の市境。
坂道を好むサイクリストにも人気コースだ。

今現在、小泉さんが力を入れているイベントが今年のメインイベントとなる「伊豆半島一周サイクリング“伊豆いち”」と「伊豆サイクルアラウンド」。

伊豆いちは2日間で伊豆半島を一周するサイクリングイベントで今年11月の開催で5回目。

今年から「ツール・ド・ニッポン」のシリーズとして開催することになり、日本全国のサイクリストが伊豆に集まる。


上りきった先には、山伏峠の看板がある。山伏峠は熱海市と伊豆の国市の市境。
坂道を好むサイクリストにも人気コースだ。

“伊豆いち”は、スルガ銀行プレミアムライドイベントでお馴染みのサイクルプランナーの田代恭崇さんと、プロロードレーサーの西加南子選手がアンバサダーとして大会を盛りあげる。地元企業の伊豆急行さんは、“伊豆いち”専用のサイクルトレインを走らせることを発案。当日は大会アンバサダーも乗車し、車内で伊豆急行の電車博士とトークイベントを行なう。伊豆いちを企画・運営する小泉さんは、宿泊先やエイドステーションの準備など伊豆半島を南から北へ、東から西へ、毎日駆け抜けている。今この時も、“伊豆いち”のルート案内の看板を取り付けしている頃かもしれない・・・。

また「伊豆サイクルアラウンド」は伊豆半島を東、西、南、北、中央の5つのエリアに分けて、そのどこから走り始めても、そこで走り終えてもいい。参加するサイクリストが自分のペースでルートを考えて自由に伊豆を回ってスタンプを集めるというイベント。


伊豆サイクルアラウンドのスタンプスポットである沼津市御用邸公園

「どちらも地元企業や住民の方々の理解や協力を得ながら、作りあげているイベントです。伊豆半島は自然豊かで、富士山を眺める美しい海や絶景の夕陽、爽やかな高原や河津桜をはじめ四季折々の花々も楽しめ、もっと多くの方に伊豆を知ってもらいたい。そして伊豆を楽しんでもらえれば嬉しいです。」

せっかく自転車部屋まで作ってしまった小泉さんだったが、奥さん、お子さん3人で暮らす家族の中で自転車を楽しむのは彼一人だという。しかし彼が伊豆を走り始めると、一緒に走る自転車仲間はたくさんいる。しかも彼が作ったイベントには多くのサイクリストが集まる。小泉さんにとっては伊豆半島こそが、大きな自転車部屋なのかもしれない。


サイクリングの前後のストレッチは欠かせない。

Information 1

美しい伊豆創造センター

https://beautiful-izu.jp/

熱海市

http://www.city.atami.lg.jp/

A Plus 熱海ブランド

http://atami-a-plus.jp/

伊豆半島一周サイクリング“伊豆いち”

http://www.tour-de-nippon.jp/series/conference/izu-ichi/

伊豆サイクルアラウンド2018秋

https://www.izucyclearound.jp/

Information 2

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