特集
2013 Feb.22
最後はやっぱり神だのみ!?
金運パワースポットで“夢”を掴み取る!! Vol.5
d-laboスタッフが行く「弁財天」巡り!
髙尾山薬王院の隠れスポットを探訪
毎度恒例のd-laboスタッフによる「金運パワースポットめぐり」。連載第5回目は、前回にひき続き七福神のなかの紅一点・弁財天を祀る寺社を訪問しました。財福の女神で知られる弁財天は、同時に音楽や弁才などの芸能の神であり、水神としても厚く信仰されています。新年最初の訪問先は日本が世界に誇る観光地「高尾山」。ここに境内地を持つ髙尾山薬王院は年間約270万もの人が参拝する一大パワースポットです。境内にあるさまざまな堂や社には御本尊の飯縄大権現をはじめ、仏様や神様が奉安されています。今回は弁天様のほかにも御本尊や八大龍王など、パワーみなぎる神仏に新しい年の金運を祈願してきました!

「金運上昇」をめざし日本一の急勾配を登る
本日の集合場所は京王線の高尾山口駅。ここからケーブルカーに乗って標高600メートルの山中にある薬王院をめざします。
時間になって登場したのは、登山だというのになぜかサッカーのユニフォームを身にまとったd-laboスタッフ。同行者全員が「?」と首を傾げながらも、そこはあえて突っ込まずにケーブルカーの駅へと向かいます。完璧にスルーされてしまったd-laboスタッフは「いやー、動きやすい格好がいいだろうと思ったらこうなっちゃいました(笑)。」と誰にともなく1人で説明を開始。運を味方につけるはずが、出鼻からして早くも「ハズしている」感が漂うスタートです。
ケーブルカーの乗車時間は約6分。車両の先頭部に乗ってみると、先の方に絶壁のような斜面が見えます。「あれを登るの?」「線路が延びているんだから登るんでしょ!」とd-laboスタッフを脅かせたのは31度8分という「日本一の急勾配」。しかしケーブルカーはほとんど垂直に感じるその急斜面を力強くグングンと登って行きます。この「上昇」する感覚は、なかなかよいものです。運気もこんな感じでアップしてくれるといいものですが……。


薬王院の御本堂は海抜472メートルの高尾山駅から徒歩で20分ほど。とくに案内はありませんが、道は途中から境内地に変わります。「たこ杉」や「浄心門」、「百八段階段」などを過ぎて歩いて行くと、いよいよ山門です。
「ようこそ薬王院へ!」
にこやかに出迎えてくれたのは、薬王院用度部(広報部)の尾形功さん。ここに「入山」して22年というベテランの職員さんは高尾山の生き字引。ガイドをお願いするにはまたとない方です。
「今日は金運アップが目的?わかりました!」
尾形さんによると薬王院は「祈願寺」。その御利益は家内安全、商売繁盛、病気平癒、学業成就、交通安全、厄除け、魔除けなど、およそ人が抱くほとんどの願いに応えてくれるとか。
「なかでも最近は良縁成就を求めてやって来る人が多いですね」
「良縁」と聞いて、ピクッと反応したのはd-laboスタッフ。
おいおい、「金運」はどこいった?なにやら不安になる展開ですが、とりあえずは御本尊が安置されている本堂をお参りしてみました。権現造りの御本堂は、一見すると神社風。尾形さんによれば「つい間違えて柏手をしてしまう人もいたりします。」とのこと。薬王院は神仏習合の時代は参道に鳥居が立っていたらしく、今でも境内の一隅には鳥居を持つ社がありますが、明治時代の神仏分離令以降は完全に「お寺」。御本堂での参拝は、手を合わせ「南無飯縄大権現(ナムイヅナダイゴンゲン)」の御真言を7回唱えるのが正式な形なのだそうです(長いので3回に省略してもOK)。
ちなみに薬王院の正式名称は「髙尾山薬王院有喜寺」。開山は天平16年(774年)。古くから修験道の山として知られ、戦国時代は武将たちに崇敬されてきたという歴史があります。現在は、川崎大師平間寺や成田山新勝寺と並ぶ真言宗智山派の三大本山の1つとされ、熱心な信者から一般の観光客まで年間を通して多くの人で賑わっています。
場所:東京都八王子市高尾町2177
主な御利益:「六根清浄」「良縁成就」などの「諸願成就」。
さて、真剣な面持ちで手を合わせていたd-laboスタッフ。何を祈願していたか聞いてみると「おばあちゃんの健康とぼくの良縁」という答が返ってきました。「良縁成就」に今度は「病気平癒」が加わりました。なんとおばあちゃん思いの孫であることでしょう。しかし肝心の「金運」はどこへ……?




人気スポット、八大龍王堂でお金を清める!
尾形さんの案内で一行はさらに奥にある御本社へ。
朱塗りや彫刻が美しい御本社は日光東照宮も手がけた職人さんたちの作品です。境内では「いちばん見栄えのいい建物」。左右にはブロンズの天狗像も立っています。そう、高尾山といえば天狗。飯縄大権現の眷属(けんぞく)であるここの天狗は地元の人の守り神です。
「鼻の長い大天狗は修行を終えた大人の天狗。それに対しカラス天狗と呼ばれる小天狗はまだ修行を終えていない若い天狗です。」
天狗に関する情報を仕入れたあとは、いよいよ人気スポットの1つである八大龍王堂へと移動。ここの浄水でお金を洗うと金運がアップするとか。ようやく本来の目的に近づくことができました。
泉の上に立つ金色の八大龍王像は威風堂々としていて、いかにも頼りがいのある神様といった感じです。「それを振ると小判が出てくるという伝説があります。」という尾形さんのすすめにしたがい、置いてあった打ち出の小槌を振ってみます。硬貨も水で洗い、ついでに異性への煩悩も洗い流します。なんといっても本企画の目的は金運アップ。だいたい金運がアップすれば諸々の運もついてくること間違いナシ。自然と良縁にも恵まれるはずです。
「それでは弁財天に行きましょうか!」
待ってました!尾形さんの一声で、一行は細い道を辿って大本坊の向こう側にある福徳弁財天へと向かいました。



福徳弁財天で金運アップを祈願!
「参拝者は大勢いますが、ここまで来る人はそう多くはないですね。」
言葉通り、弁天様のおわす洞窟はひっそりとした一角にありました。
天井が低く危険なため普段は「立ち入り禁止」となっている洞窟に、今回は特別に入れていただきました。
腰をかがめて進んだ先に安置されているのは福徳弁財天。その御利益は「商売繁盛・福徳円満」。案内板によると「そのご威光は広大無辺であります。」おお、これは相当期待ができそうですね。
ところでこの洞窟、まだまだ先があるようですがいったいどこまでつながっているんでしょうか。
「江の島です。」と尾形さん。
は?江の島って、あの江の島ですか?
「ウソです(笑)。」
なーんだ。でも尾形さんによると「私が入山したころは本当にそう言われていたんですよ。」とのこと。どうも一種の神話として人々の間で言い伝えられてきたことのようです。
ともあれ、八本の手を持つ弁財天像に向かって御真言と御宝号を唱えてみます。
「おんそらそばていえいそわか!」「南無福徳弁財天!」
二度、三度、四度と繰り返し、金運上昇を祈願。
「よっしゃ、いけるぞ!」
ゴールを決めたサッカー選手のようにガッツポーズのd-laboスタッフ。あとは札所で御守りをいただいて、今日は終了です。
その数実に100種類以上。お寺としては日本でもっともバリエーション豊かではないかと言われている薬王院の御守りの中からこれをと思った物を選び、尾形さんにお礼を言って下山することとしました。
「では、御利益がありますように。いい人が見つかったらご連絡ください!」
尾形さんのエールにd-laboスタッフはまたも「はいっ!」と元気な返事。うーん、やはり「良縁成就」は忘れていなかったようです。




下山後、向かったのは最寄りの商業施設にある宝くじ売り場。
いつものようにスクラッチを買って運だめしをしてみました。
「おんそらそばていえいそわか!」「おんそらそばていえいそわか!」
覚えたての御真言を唱えつつ、ガリガリと購入した100円スクラッチ20枚を削っていきます。
経験している人ならわかると思いますが、10枚1組で買うとたいてい1枚は最低金額の当たりくじが出るのが宝くじというものです。
「あー100円だあ~!」
最初の何枚目かを削ったところで、冬空にd-laboスタッフの力ない声が谺しました。
「ダメだこれは。」
え、でもまだあと何枚かあるじゃない。あきらめるには早いぞ。
「1枚100円が出たら、もう残りはダメだってことがわかるんですよ。」
しかし、我々はパワースポットに行って来たばかりではないか。
「今日はやっぱりいろんなことをお願いしすぎたかな?」
かもしれない。一瞬、頭を「二兎を追う者は一兎をも得ず」といった言葉がよぎりました。
イヤな予感は見事に的中。結局、本日は2,000円買って200円の当たりで終わってしまいました。完全なハズレではないものの、かつて5,000円を当てた本企画としては少し残念な結果です。
だが、これくらいではめげません。
「次こそは当てる!」
そう、夢を持つ人間に最も大切なのは「あきらめない心」なのです。
世の中には「三顧の礼」という言葉もあります。弁財天めぐりはまだ2回目。3回目の次回こそは御利益に授かれるはず。決意もあらたに、一行は高尾山をあとにしたのでした。


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髙尾山薬王院有喜寺
約1260年の歴史を誇る真言宗智山派の大本山。本尊は飯縄大権現像。1年を通じて多くの参拝者で賑わっている。
住所:東京都八王子市高尾町2177
TEL:042-661-1115(受付時間9:00~16:00)