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フットサルの未来をデザインしていく

デザイナー
奥山 泰博さん

小学生のときからプロを目指し、サッカーに打ち込んでいたという奥山泰博さん(30)。中学に進むと美術にも強く興味を持つようになり、「サッカーと美術の両方に関わることはできないか?」と模索するように。大学では造形学部を選択して美術やデザインを学びながら、学業以外の時間は社会人フットサルチームに所属したり、サッカーショップでアルバイトをしたりと、サッカーと美術ばかりの毎日を過ごしました。2007年には、ユニフォーム制作などを手がける会社を設立。現在、経営者・デザイナーとして活躍する奥山さんに、仕事のやりがいや今後の夢などについてうかがいました!

美術とサッカーに魅せられた少年時代

インタビューに答える奥山さん

 小学校2年のときに幼なじみに誘われて、サッカーを始めることになった奥山さん。「地元の静岡ではサッカーをする仲間も多かったのですが、その頃の自分はまだ、缶けりや秘密基地づくりなどの遊びの方に興味がありました」

 しかし、すぐにサッカーの楽しさにのめり込み、自然とプロサッカー選手を目指すようになったそう。

「すぐに、サッカー漬けの日々となりました(笑)。所属していたチームが強かったこともあり、本気でプロを目指すようになりました」

 その気持ちに変化が訪れたのは、中学生になってからのことでした。

「サッカーに打ち込む毎日でしたが、絵を描くことにもとても惹かれるようになりました。実際に成績も良くて、美術の道に進みたいと感じるようになりました」

 しかし恩師から、「芸術を職業にするのはとても難しい」とアドバイスを受け、高校を卒業するまでサッカーと美術の両方を頑張ることに。

「大学では造形学部に入って本格的にデザインのことを学ぶようになりました。それと同時に社会人チームでのフットサル、さらにサッカーショップでのアルバイトも始め、サッカーと美術に囲まれる学生生活となりました。そして、大好きなサッカーと美術が両立できる仕事はないかと考えるようになったのもこの頃でした」

サッカーと美術の両方に関わっていたい

作業中の奥山さん

 サッカーと美術を両立できる仕事がしたいと、自分なりの道を模索していた奥山さん。その思いがまわりの人々に伝わったせいか、あるプリント会社の紹介を受けて就職することを決意。

「特に就職活動はしていなかったのですが、知人の紹介でユニフォームなどのプリントやデザインを手がける会社に就職することになりました。これが、今まで自分が抱いていたさまざまな想いがつながった瞬間でした」

 サッカーと美術・デザインに関わる仕事。ユニフォームやダイレクトメールなどをデザインすることが、奥山さんの求めていた働き方だったと気づいたといいます。

「サッカー(フットサル)とデザインが仕事として、どのように結びつくのかずっと疑問でしたが、すべてがキレイにつながっていきましたね。就職して、とても充実した日々を送っていました」

 勤務先では印刷の技術や知識、さらには憧れだったユニフォームなどのデザインの仕事も手がけるようになりました。

「印刷やデザインについて、本当に貴重な知識や経験を得ることができました。細かな指示を受けてではありましたが、憧れだったユニフォームのデザインも手がけることができ、とても楽しい毎日でした」

 手応えを感じながらその会社に勤めて3年ほどが経過すると、奥山さんはまた新たなチャレンジをすることに。独立・起業という、次なるステージへと進むのでした。