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2013 Oct.4
d for Debut! -夢を広げる“ハジメテ体験”のススメ- Vol.2・後編

季節に合わせた〈薬膳料理〉で
健康の秋Debut

「d for Debut!」は、ライフスタイルや趣味の幅を広げてくれるさまざまな体験を、みなさまに紹介するコーナーです。各テーマの前編では、d-laboスタッフの和智あゆ美が “ハジメテ”体験をレポート。後編では、「今すぐはじめる&役立つ プチDebut講座」をお届けします。

薬膳の基礎とメニューを学んだ前編に続いて、ここでは、秋の体調管理に役立つ食材をピックアップ。さらなる薬膳の魅力も、お伝えします。

季節に合わせた〈薬膳料理〉で健康の秋Debut
「キッチン薬膳コンシェルジュコース」の授業

前編では、初めて聞く用語や、西洋医学・栄養学とは異なる考え方に、目からウロコ状態だったd-laboスタッフの和智。「続けることで、体調の変化は実感できますか?美容にはどんな効果が?」と、まだまだ薬膳の魅力を知りたいようです。

そこで、杏仁美友先生が講師を務める「キッチン薬膳コンシェルジュコース」の授業に、足を運んでみました。取材に協力してくれたのは、初心者からスタートし、約4か月間、薬膳を勉強してきた生徒の方々です。「薬膳を学んでよかった!」と感じるは、どのような点かとたずねると…。

「体調だけでなく、肌にも変化がありました。以前は鮫肌だったのですが、今はすべすべ。飲食関係の仕事をしているので、そこでも、薬膳を活かしたいと思っています。」

「“本当に体にいいもの”を追求したいと思い、薬膳にたどり着きました。今では、家族みんなが風邪知らず。アンチエンジングにもなっています。体の内側から、キレイな女性になっていきたいですね。」

「興味を持ったのは、体調不良がきっかけ。今では体力がつき、食を意識することで、生活も豊かになりました。周囲にも薬膳を広めたいので、今後は中医学も勉強しようと考えているんです。」

みなさん、薬膳を学ぶことで、美と健康のほかに、さまざまな夢も手に入れたようです。食と日々の生活に、新たな視点を与えてくれる薬膳。気になる方は、さっそく明日から取り入れてみてはいかがでしょうか?次ページからは、秋をテーマに、今すぐ役立つ知識をお伝えします。

〈今すぐはじめる&役立つ プチDebut講座〉
秋は、“乾燥”を回避すべし

秋は、“乾燥”を回避すべし

今回の「プチDebut講座」のテーマは、秋の体調管理。まずは、季節の特性から、教えてもらいましょう。

「薬膳と関わりの深い中医学では、秋は『燥邪(そうじゃ)』の季節と考えます。燥邪とは、乾燥による体への悪影響のことで、影響を受けやすいのは、肺・鼻・喉・肌などの部位。乾燥により、皮膚のバリア機能や免疫力が低下するため、肌あれやアレルギー疾患、風邪などの症状が出やすくなってしまいます。また、水分不足による便秘が起こることも。髪の毛も、パサつきやすくなります。

冷房の影響で、夏の終盤から乾燥を感じている人も多いはず。うるおいを補給してくれる食材を摂ることで、燥邪の季節を乗り切りましょう。」

〈今すぐはじめる&役立つ プチDebut講座〉
“白色食材”で、うるおい補給

杏仁先生によれば、体をうるおす食材には、白色のものが多いのこと。下記のような食材がそろいます。

■れんこん

れんこん
血行を促進する作用もアリ。加熱することで、胃腸の機能を高める働きも。

■松の実

松の実
抗酸化作用があるので、老化予防や美肌対策にも。
そのまま、お茶うけやおつまみにするほか、サラダなどのトッピングに使って。

■たまご

たまご
貧血や精神の安定にも、適した食材。とくに黄味は、滋養強壮作用が強い。

■豆腐

豆腐
麻婆豆腐にすると、新陳代謝を活発にする『辛』の食材も一緒に摂取できて◎。
ただし、過度に辛いものを摂ると、逆に乾燥を招くので、ほどほどの味付けに。
豆乳も同じく、うるおいを補給してくれる。

■白きくらげ

白きくらげ
食物繊維が豊富で、ローカロリー。
水で戻してサラダに加えたり、コリコリの食感を活かしたデザート作りにも適している。

〈今すぐはじめる&役立つ プチDebut講座〉
秋のはじまり&終わりは、“胃腸”に注意

〈秋のはじまり&終わりは、“胃腸”に注意

乾燥のほか、夏から秋、秋から冬への移行期に気をつけたいのが、消化器系のトラブルです。

「『木火土金水』の『五行』でいうと、春は『木』、夏は『火』、秋は『金』、冬は『水』。そして残りの『土』は、各季節の移行期に、必ず通るようになっています。『土用の丑の日』の土は、この土からきているんですよ。

土は『五臓』でいう『脾』=消化器系に影響します。脾の機能が衰えると、水分代謝が悪くなり、むくんだり、下痢をしやすい状態に。食欲も落ちますし、食べ物を消化して全身に行き渡らせる機能も低下ぎみに。その結果、体力に影響してしまいます。

秋のはじめりと終わりを元気に過ごすためには、胃腸をいたわる食材を選ぶようにしましょう。」

〈今すぐはじめる&役立つ プチDebut講座〉
“甘い食材”で、胃腸をバックアップ

「『五味』で考えると、甘みのある食材が、『脾』の機能を高めてくれます」と杏仁先生。負担をかけないよう、消化のいい調理方法で食べるようにしましょう。

■さつまいも

さつまいも
食物繊維が豊富で、便秘にも効果アリ。また、ビタミンCが豊富なので、美肌効果も期待できる。

■栗

栗
滋養強壮作用もアリ。調理に使いにくい場合は、画像のような甘栗をおやつにしてみて。

■じゃがいも

じゃがいも
暑さが残る時期の食欲不振には、前編で紹介した食材、とうもろこしと合わせたメニューがオススメ。

■豆類

豆類
画像は、乾燥していて保存のきく紫花豆と白花豆。煮豆などに使用して。
ほかに、さやいんげんも、消化器系に作用する。

■なつめ

なつめ
アンチエイジングや美肌効果にも優れるが、食べ過ぎるとお腹が張るので注意。
スープに入れて煮出すほか、半分に切り熱湯にひたすと、なつめ茶に。

今回紹介した食材は、前編と同様、スーパーマーケットで手に入るものばかりです。新たな食習慣の第一歩、ここから気軽にスタートしてみませんか?

Information 1

薬膳コンシェルジュ協会

杏仁美友氏が代表理事を務める、薬膳の資格認定機関。入門者向けの「キッチン薬膳コンシェルジュ」とプロ養成のための「薬膳コンシェルジュ」の2講座を開催。ともに、約6か月間をかけ、薬膳の理論と実践を学んで、資格取得を目指す。そのほか、「ワンデーレッスン」を不定期で開催。企業とのコラボレーションセミナーなども行い、薬膳の普及に努めている。

薬膳コンシェルジュ協会

公式サイト
http://www.y-concierge.info

Information 2

杏仁 美友 氏

漢方&薬膳アドバイザー。国際中医師。中医薬膳師。薬膳コンシェルジュ協会の設立者として、講座の運営に力を注ぐほか、薬膳メニューや薬膳サプリの開発なども担当。テレビや雑誌への出演も多く、著書に、『薬膳美人』(マガジンハウス)、『薬膳ごはん』(大和書房)、『23時からの「薬膳」遅ごはん』(祥伝社)、『うつくし薬膳』(アールズ出版)、監修書に『漢方をはじめよう』(成美堂出版)など。

公式サイト
http://kyonin-miyu.com

Information 3

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写真 蟹由香