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2014 Feb.10
Topic on Dream ~夢に効く、1分間ニュース~ Vol.9

“世界一周子育ての旅”の森本家が子どもに伝えたかったこと

「海外で子育て」や「家族で世界一周旅行」と聞いて、何を感じますか?羨ましい?それとも非常識?

“世界一周子育ての旅”に出た森本家は、思い描いていた夢を実現させました。今回は、世界7大陸・7か所(モンゴル、カナダ、ペルー、スペイン、カメルーン、トルコ、ベラルーシ)にそれぞれ1〜3か月間滞在した森本家のお話です。

“世界一周子育ての旅”の森本家が子どもに伝えたかったこと

森本家が世界一周で叶えた3つの夢

「世界に飛び出せば、日本とは違う、バラエティに富んだ生活や価値観に触れることができます。そうすることで子どもたちに“多様性”を伝えたかったんです。もちろん海外が好きな私や家内の“もっと世界を見たい”という想いもありましたが」

そう語る森本家は、夫、妻、2人の息子(出発当時5歳と3歳)というメンバーで2012年8月に日本を出発。 「海外で子育て」、「家族で世界一周旅行」という2つの想いを実現するこの“世界一周子育ての旅”では、さらに「子育て中心の生活をする」という日本での生活では困難な3つ目の夢も叶うことになりました。

ペルーの幼稚園
ペルーの幼稚園

滞在した7か国のうち、カナダ、ペルー、カメルーン、トルコでは、地元の幼稚園にも通い、さまざまな子育ての考え方に触れることができたと言います。

「子育てに対して、おおらかな国が多かったので、旅先ではよく『子どもがきちんと躾けられている』と言われました。そんなこともあって、日本にいたときに比べると、子どもの行動に寛容になりましたね」

“世界一周子育ての旅”の前と後で子育てへの考え方が変わったという森本家。では、実際に海外でどのような“子育て”を体感したのでしょうか?

モンゴルのホームステイ先
モンゴルのホームステイ先

「個別の部屋がないゲルで過ごすモンゴルでは、両親の“夜の営み”すらも子どものいる横で行われるなど、家族の距離が近いと感じました。またカナダで出会ったイヌイットは、子どもは一族のものという考えがあるため、怒ったり叩いたりしないそうです」

親子の距離感は文化や生活様式によって、異なるようです。また、親の行動を子どもが真似するというケースも・・・。

カメルーンの子どもたち
カメルーンの子どもたち

「スペインでは、町の社交場でもあるバルで、夜遅くまで遊ぶ子どもたちの姿を見るのが普通です。大人たちの姿が影響しているのかもしれません。」

逆に、こんなことならぜひ真似して欲しい!というのがトルコです。

「国全体が子どもに優しい感じがしました。高校生くらいの男の子が、普通に子どもを抱っこしてくれたりするんです」

ここに挙げた以外にも各国で、さまざまな子育ての仕方があると言います。どれが良い悪いではなく、「色々な子育ての仕方がある」ということを知るだけでも、親にとっては十分に価値のあることなのかもしれません。

文 遠藤由次郎