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2014 Apr.15
Topic on Dream ~夢に効く、1分間ニュース~ Vol.23

可愛いアラサー女子が本気で森づくり
「林業ガール」って、知ってる?

「森ガール」や「山ガール」という言葉が流行ったのは記憶に新しいところ。見た目やファッションにだけこだわるのではなく、地球の未来を本気で考えて森林整備を行う「林業ガール」がいま活動の幅を広げています。
特に精力的に活動しているのが、2010年に京都で発足し、全国に拠点を広げている「林業女子会」。林業ガールたちは、どのような想いで森をめぐり、林業イベントを続けているのでしょうか?

可愛いアラサー女子が本気で森づくり「林業ガール」って、知ってる?

「女性による森づくり」をテーマに、都内で毎週ミーティングや映画鑑賞会などを開催する「林業女子会@東京」。参加者は20代後半~50代の幅広い層で、学生や社会人、子育て中のママなど立場もさまざま。発足から2年で70名に急増しました。

会をけん引するのは、筑波大学の博士課程で森林環境の生態を研究する杉山沙織さん。活動内容は都内での定例会だけでなく、千葉県市原市の森林整備や、林業界の先人との座談会、林業体験やスタディーツアー、国産材の利用促進など、「女子会」という枠にとどまらないほど多岐にわたります。そのベースとなっているのが、「次世代に豊かな緑と暮らしをつなぎたい」という杉山さんの想いです。

林業女子会@東京

木材の輸入の自由化による国産材利用の低下や、そもそもの木材の需要減など、たくさんの問題をかかえる林業界。「木を使う、森に行く、木を加工する。そういうことを身近に感じられる機会を作りたいですね。たくさんの人にかかわってほしいから、楽しく活動できる環境作りを大切にしたいと思っています。最終的には、参加された方が自分から森づくりを働きかけたり、ビジネスに繋げたりするようになってほしい。そこにこそ本当の“楽しみ”があると思うんです」と杉山さんは話します。

目下すすめているのは、林業を舞台にした映画『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』の試写会を開催し、『ウォーターボーイズ』で有名な矢口史靖監督を招いて行うディスカッションイベント。「女子会のメンバーの“好き”“楽しい”という思いを温め、想いを共有する場作りを何より大切にしたい」と、杉山さんは瞳をキラキラと輝かせます。

参照元:林業女子会@東京 ブログ
林業女子会@東京 Facebook

文 水谷ともゑ