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2014 Jun.28
d-labo百貨店 -もしあの人が店長だったら?- Vol.2

【ロードバイク編】
サイクルショップ「イル クオーレ」店長 杉山友則が絶対に置きたいアイテムはコレ

「d-labo百貨店」は、その分野に精通するプロフェッショナルに「自分がお店を開くなら絶対に置きたい」というアイテムをセレクトしてもらう、仮想セレクトショップ企画。ロードバイクショップ「イル クオーレ」の店長である杉山友則さんの考える、理想の商品ラインナップとは?

【ロードバイク編】サイクルショップ「イル クオーレ」店長 杉山友則が絶対に置きたいアイテムはコレ

今回のd-labo百貨店長

杉山友則

杉山 友則(すぎやま とものり)

都内2店舗(下谷本店・赤羽岩淵店)で自転車ライフをサポートするサイクルショップ「イル クオーレ」下谷本店の店長。自身もロードバイクに乗り、レースに出場することも。

ロードバイク購入のきっかけ

「私は1973年生まれで、山口県の田舎町で育ちました。学生の頃は自転車が一番の交通手段だったので、自然といつも乗り回していました。もっとも当時はその頃流行っていた6段変速の自転車で、ロードバイクではありませんでした。

就職してしばらくしてから、大学時代の友だちに、競輪を観に行こうと誘われたんです。そこで自転車競技に興味が湧いてきて、だんだんツール・ド・フランスなどの海外のレースを観るようになり、自分自身もロードバイクに乗ってみたいと思うようになりました。

はじめて購入したロードバイクは、セットで10万円程度のものでした。そのとき購入したショップで働いていたのが、『イル クオーレ』のオーナーである高木なんです。2009年に独立した高木から誘われたのがきっかけで2010年から『イル クオーレ』のスタッフになり、赤羽岩淵店のオープンにともない下谷本店の店長となりました」

海外のサイクルロードレース好きというバックグラウンドが影響し、所有するロードバイクは本格志向の杉山さん。そんな杉山さんの考える理想のショップとはどのようなものなのでしょうか。

ショップのコンセプト

「私の理想は、プロのサイクルロードレースが日本で盛んに開催されることです。私にはレース開催のノウハウは無いので、そのための土壌となるお店を作りたいと考えています。自転車やパーツを販売したり、整備するだけではなく、自転車の楽しさやプロレースの情報をお客さまに提供して、文化として根付かせる。コミュニティのようなイメージですね。例えばお客さまのお子さんがそのお店をきっかけに自転車を始めて、そこからプロに育っていくような環境作りをしていければなと思っています」

おすすめアイテム1品目は「ホイール」

GOKISO フルカーボンクリンチャー 336,000円(税別)
GOKISO フルカーボンクリンチャー 336,000円(税別)

「これは実際に私が使用しているホイールで、『GOKISO』という国産のメーカーです。今までの自転車は『軽ければ軽いほど良い』という風潮があったのですが、このホイールはかなり重いです。ホイールの中心にあるハブという箇所が特に重くて、通常の4倍ほどあります。『GOKISO』の製品は愛知県の株式会社近藤機械製作所さんが作っているのですが、そもそもは航空機のエンジンなどを作っているメーカーなんです。

社長の近藤さんはもともと自転車に乗られていたのですが、20年ぶりくらいに自転車業界を覗いてみたら、ホイールの構造が20年前と変わっていないということに驚かれたそうです。それがきっかけで『近藤機械製作所の技術を使って何かできないか』と考え、作られたのが、この『GOKISO』なんです。

ベアリングの回転性能を効率的に発揮させるために、ベアリングの数を増やしたり、回転にストレスにならない構造を作り出すことで、重量は増えているのですが、小さな力で効率的に自転車が進むため、走り心地に重さによる違和感はありません。重いにも関わらず特に上り坂でその性能の高さを感じます。まさしく日本のものづくりの技術を結集させたようなホイールですね」

おすすめアイテム2品目は「タイヤ」

VELOFLEX クリテリウム 13,500円(税別)
VELOFLEX クリテリウム 13,500円(税別)

「次に紹介するのは『VELOFLEX』のタイヤです。『VELOFLEX』はイタリアのブランドで、製造もイタリア国内で行なっています。イタリアのブランドのタイヤは結構あるのですが、多くのブランドが生産国をイタリアからタイなどの海外工場に移しているなか、この『VELOFLEX』はイタリア国内での製造にこだわり、職人たちが独立して作ったブランドなんです。造り自体は昔ながらのタイヤなのですが、すごく丁寧に作ってありますね。

プロレーサーはスポンサーが出すお金や機材で成り立っているので、スポンサーから供給されたパーツしか基本的には使えないんです。でも、この『VELOFLEX』のタイヤは信頼性が非常に高いため、特に悪天候時のレースなどでは多くの選手がブランドロゴを塗りつぶして、このタイヤを使っているんです。実際に私もレースの際はこれを使います。機械じゃできない、手作業だからこそ実現できるしなやかさ、グリップ性能の高さを持つタイヤです。

タイヤはカスタムすることでもっとも乗り心地に影響を与えるパーツの1つ。このタイヤでなくとも、良いタイヤを使うことで乗り心地がまったく変わるので、ぜひ試してほしいですね」

おすすめアイテム3品目は「シューズ」

BONT Vaypor+ 47,000円(税別)
BONT Vaypor+ 47,000円(税別)

「元々はインラインスケートのシューズをメインで作っていた、オーストラリアのブランド『BONT』のシューズです。ロードバイクのシューズというのは基本的に靴の底に穴が開いていて、そこに『クリート』という、シューズとペダルを固定するパーツを取り付けます。ペダリングしたときに普通の靴だとソールが曲がって力が逃げてしまうのですが、そういったことがないようにロードバイクのシューズは底がとても固いです。

ソールが固いため、足に合わないシューズを履いてしまうと、すぐ疲れたり痛くなったりしてしまうんです。そしてこの『BONT』のシューズはおそらく世界最高レベルでソールが固く作ってあります。さらに通常のソールは底だけなのですが、『BONT』の場合は足の側面までを包むようにソールが広く作られています。では、そんなシューズを履くためにどうするかというと、シューズを自分の足の形に成型するんです。『BONT』のソールは熱を加えると変形するようになっているので、熱を加えて履いて、自分の足専用に形状をカスタマイズできるようになっているんですよ。普通のシューズは履いているうちに馴染んでいきますが、『BONT』の場合は、最初に熱で自分の足に合わせ、冷やしてその形を維持するという点がとにかく斬新です。

元々は北京オリンピックの自転車トラックレースでメダルを獲った選手のほとんどがこの靴を履いていたことで注目を浴びるようになったんです。それはもう『あのシューズはなんだ?』と大きな話題になりました」

今回ご紹介したプロ選手も愛用する3つのアイテム。プロならずとも、ロードバイクをカスタマイズする楽しさを知っている方ならば、手に入れたくなる逸品ばかりです。でも、ロードバイクの組み立てやカスタムに凝り始めると、どうしてもお金がかかりますよね……。

そんなとき、スルガ銀行のロードバイク購入ローンなら、ロードバイク本体やパーツ、アクセサリーの購入にご利用いただけます。本格的にロードバイクを楽しみたくなった方はぜひ、一度ご相談ください。

「d-labo百貨店」おすすめローン

「本格的なロードバイクがほしい」、「カスタマイズにもこだわりたい」という方におススメしたいのがスルガ銀行のロードバイク購入ローンです。対象はロードバイクからMTBまですべての自転車、そしてパーツやアクセサリーなど。返済は最高84回。ご自分に合った返済プランを組み立てることができます。

ロードバイク購入ローン

ロードバイク購入ローン
https://www.surugabank.co.jp/reserved/landing/road_bike/

<今回紹介したショップ>

サイクルショップ「イル クオーレ」

ロードバイクやパーツの購入、オーバーホールから、ライディングポジションや乗り方の相談まで、初心者から上級者まで気軽に相談できるロードバイク専門店。下谷と赤羽岩淵に店を構える。

http://www.biciclettailcuore.com