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2015 Dec.10
Topic on Dream ~夢に効く、1分間ニュース~ Vol.116

ひとりでも楽しい、仲間と走っても楽しい。「とにかくまずは乗ってみること」女性サイクリストが語るロードバイクの魅力

『リンケージサイクリング』のみなさん

江の島を拠点に自転車とサイクリングの魅力を発信している『リンケージサイクリング』。ライドイベントやツアー、体験サイクリングなどのサイクリングプログラムは初心者や女性にも大人気です。今回はその『リンケージサイクリング』でインストラクターやガイドを担当している「ちゅなどん」こと石井美穂(いしい みほ)さんと「TOMOKOPPU」こと佐野朋子(さの ともこ)さんが登場。これからロードバイクを始めてみたいという方に向けて、女性の視点でその楽しみ方についてお話しいただきました。

安くはないロードバイク。だからこそ楽しみを見出したい

体験サイクリングの様子

ロードバイクに興味はあるけれど、とっかかりがつかめない。そんな人にお勧めなのが『リンケージサイクリング』の体験サイクリングです。このプログラムは初心者でも安心して楽しめる点が特徴です。条件は「ママチャリに乗れること」。石井さんと佐野さんによれば「最初に公道を安全に走るための交通ルールや、ブレーキのかけかたなどをブリーフィングで学んでから出発するので安心です」とのこと。往復25キロメートルのコースを時速10~15キロというゆっくりめのスピードで走るので体力に自信のない人でも心配はなし。途中にはジェラートが食べられるスポットなどもあり、そのためか参加者の7割は女性だといいます。では、石井さんと佐野さん自身はどうやってサイクリストになったのでしょう。2人に訊いてみました。

「私の場合は30代半ばに始めたスキーがきっかけでした」と語るのは石井さん。

「それまで運動経験はなかったのですが、スキーを始めたことで冬以外の季節にもできるものはないかなと思って始めたのが自転車だったんです」

そこでショップを訪ねてみたところ、ほしいなと思ったカーボンフレームのロードバイクが予算の倍以上の30万円もすると聞いて、こう考えたといいます。

「『30万円かー。月1万円のスポーツクラブに通ったと考えた場合、3年乗ればペイできるな』と。そこで、『よし、3年は乗ろう』と決めていきなりロードバイクを買ったんです」

子どもの頃から「スピードが出る乗り物が好きだった」という石井さんにとってロードバイクは相性ぴったりのアイテム。距離を延ばすことが楽しくて、しばらくは「一人で楽しんでいた」といいます。そこに転機が訪れたのが、ある雑誌の企画でした。

「1か月の間に何キロ走れるかという、ネット上にランキングが発表されるゲームみたいな企画があったんですね。それで1か月に2,300キロくらい乗って総合で5位、女性では1位に入っちゃったんです」

ちなみに「ちゅなどん」というニックネームは当時から使用しているもの。これにより、「ちゅなどん」は自転車好きの人々の間で「何者だ」と噂されるようになります。イベント会場などで声をかけられるようになり、気が付くと「何人もの仲間と走るようになっていました」。そうなるともう、週末は自転車仲間との予定で一杯。

「スキーも行かなくなって、1年中自転車に乗るようになっていました(笑)」

かたや佐野さんは「体育の成績で1をとったこともある」という自称運動音痴。ただし、結婚相手の夫がプロの自転車競技選手だったため、「家にはバイクがある環境でした」といいます。

「最初は、へえ、世の中にはこんなバカみたいに高い自転車があるんだという感じでした。そのうち自分でも乗ってみたいなと思うようになって8万円くらいのクロスバイクを買ったんです」

クロスバイクはロードバイクに比べると姿勢が楽で、それでいてスピードが出せるビギナー向けのスポーツバイクです。「ロードバイクもいいな」と思いながらも高価なために手が出せずにいた佐野さんですが、あるとき通勤途中に事故に遭い愛車のクロスバイクが壊れてしまうというアクシデントに見舞われます。手元に残ったのは「20万円」という保険金。

「あ、このお金なら使ってもいいかなと思ってロードバイクを購入しました」

2人の話を聞いていると、ロードバイクを始めるにあたって最初に壁となるのは「お金」のようです。けっして安くはないものだけに、そこにどれだけ楽しみを見出せるかが鍵となりそうです。

ロードバイクに乗ると日常の世界が変わる

体験サイクリングの様子

2人が乗り始めたロードバイク。どこがいいかと言えば「この年齢になっても自分の成長を感じることができる点」や「季節を感じられる点」だと佐野さんは話します。石井さんが女性に向けてアピールしたいのは「自転車に乗っていると若く見られる点」。

「私は今43歳なんですけれど、年齢を言うと人にはたいてい驚かれます。もしそれが若いねという評価だとすれば、自転車によってもたらされているものに間違いありません。自転車は健康にいいだけではなく、水分補給なども多いので体の中の水分が入れ替わって、それが肌艶をよくしてくれるんですね。気になる日焼けはUVカットの日焼け止めをこまめに塗るとかビタミンCをたっぷり摂るとかしてカバーすればいいと思います」

30代の佐野さんは体については「今、人生で初めて腹筋が見えています」とのこと。

「自転車に乗っていると自分の体がどんどん好きになってくるみたいです。自転車はその人のレベルごとに挑戦ができるし、それを達成したときの喜びを多くの人に感じてほしいと思います。乗っているときは風や上り坂に苦しめられたりもするんですけど、終わったその瞬間から時を経るほどその日の思い出が輝いていくんですね。だからやめられないんです」

石井さんいわく自転車のいいところは「一人でも楽しめるところ」。

「乗り始めた頃は行ったことのない場所だらけ。そこに一人で行くのがめちゃくちゃ楽しかったんです」

お気に入りのスポットは自宅から往復100キロの三浦半島。小さな入江と漁港がつづく海沿いの道は景色に変化があって「何度行ったかわからない」ほどお気に入りのコースです。

「あとはスルガ銀行のサイクルステーションがある御殿場(富士山周辺)や、同じサイクルステーションのある湯河原から箱根の大観山に登る椿ラインのヒルクライムなんかも好きですね。ここは標高差はあるんですけれど斜度がきつくないので初心者の方にもお勧めです。とくに秋は紅葉が素晴らしいですね」

佐野さんの場合は、お気に入りのスポットというよりも普段走っている道で季節の変化を見るのが楽しいといいます。

「今まで生きてきて、こんなに季節を味わったことはないように思います。今日は海がきれいだなとか、道に蛙が出てきたなとか、もう日がこんなに短くなったのかとか、乗るたびに季節を味わい深く感じています。自転車に乗っていると体をしっかり使うのでごはんはおいしいし、寝つきもいいし、毎日が充実しています」

石井さんも「自転車に乗ると発見がある」と頷きます。

「同じ道でも車で走っているとただ通り過ぎるだけなんですけど、自転車だと、あ、こんなところにこんなものがあるんだ、という発見があるんですね。一人で走って見つけたところに、次は仲間を誘って行ってみる。自転車にはそういう楽しみもあります」

自転車は「雑貨」!?

愛車愛車

自転車の魅力といえば自転車という乗り物そのものにもあります。男性の場合はメカとしての自転車に惹かれてパーツに凝ったりしている人が多いようですが、女性はどうなのでしょうか。石井さんの場合は「自転車は雑貨的感覚」。

「私の自転車仲間は男性が多いんですけれど、正直自分は男性サイクリストほどパーツの話では盛り上がれないんですね。ただ、最近フレームを新調して友達のデザイナーさんに〈ちゅなどんのイメージ〉にあった色にしてもらったんです」

オリジナルカラーの自転車は、言うまでもなく世界で1台のもの。

「これを手に入れたら、乗るのがすごく特別なことになったんです。乗るたびに気持ちよくて、持っていて嬉しいし、見ていて嬉しいし、乗っていて嬉しいと。女性は可愛い雑貨とかが大好きですよね。私にとっては自転車はお気に入りの雑貨みたいな愛することができる〈物〉です」

一方、佐野さんにとっての自転車は「相棒というか、可愛い可愛いマイベイビーですね」。

「好みのバーテープに着せ替えたり、転んで傷をつけたらごめんねってあやまったり、今日も一緒で楽しかったよ、と声をかけたり、メカなんだけれど可愛がっています」

最後に、2人が教えてくれた自転車の魅力は「自転車に乗っていると仲間ができやすい」こと。「自転車というスポーツは人と出会うハードルが低いんですね。サイクリスト同士だと声をかけやすいし、そうした人とどんどんつながって自分の世界が広がっていくんです。自転車ってそういうツールなんですね(石井さん)」

「とにかくまずは乗ってみること。跨がって漕ぎ出せば、その楽しさはすぐわかるはずです。『リンケージサイクリング』がそのお手伝いをできれば嬉しいですね(佐野さん)」

Information

リンケージサイクリング 公式サイト

http://linkagecycling.com/

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