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2015 Dec.25
Dream & Passion ~輝ける女性たちの肖像~ Vol.20

〈元・宝塚のメイクアップアーティスト CHIHARU〉が教える、
夢を叶える絶対法則

CHIHARUさん

自分らしく活き活きと働く、素敵な女性たちを紹介する「Dream & Passion」。今回のゲストはヘア&メイクアップアーティストCHIHARU(チハル)さんです。

宝塚歌劇団入団後、雪組・花組で男役スター「矢吹翔」として19年間舞台で活躍したのち、36歳でヘア&メイクアップアーティストに転身。現在は、舞台、女性誌やCMなどで幅広く活躍するトップアーティストの一人となっています。

美の世界で夢を叶え続けてきたCHIHARUさんに、夢を叶えてキレイになる秘訣をお聞きしました。

夢を叶えるには、“準備期間”が必要です

CHIHARUさん

ヘア&メイクのお仕事をはじめる前は、宝塚の男役スターとして活躍されていたCHIHARUさん。宝塚を目指されたきっかけはなんだったのでしょうか?

CHIHARU運命の出会いは、小学2年生のとき。宝塚の『ベルサイユのばら』公演を観に行き、豪華絢爛な世界に夢中になってしまったんです。舞台が終わるなり、「私、宝塚になる!」って両親に宣言していました(笑)。すぐバレエを習い始めて、多い時には、8つも習いごとを掛け持ちしていましたね。

それから、ずっと宝塚を目指して習いごとを続けられたのですか?

CHIHARUはい。6年生の頃には、すっかりタカラジェンヌになったつもりでいました(笑)。あの舞台に立っている自分を想像するのが楽しくて。15歳で宝塚音楽学校を受験したときは、「やっとこの日が来た!」と胸が躍ったのを覚えています。

超難関といわれる宝塚音楽学校の受験ですが、緊張や不安はなかったのでしょうか。

CHIHARUそれが、緊張した記憶がまったくないんです。受験風景の写真で見た黒いレオタードを、自分も着られたことがうれしくて。なにより、「ずっと頑張ってきた踊りや歌を見てもらえる!」ってワクワクしていました。だって、この日を夢見て、7年間ずーっと準備してきたんですから!

受かるべくして受かった…といえそうですね。学校生活はどうでしたか?

CHIHARU想像を超える厳しさでした。家に帰りたいと、何度思ったことか。でも、私は苦しい先には、楽しみが待っていると考えるようにしていました。バレエで初めてトウシューズをはいたとき、皮がむけて血が出たのを覚えています。それでもレッスンを続けて、何度も練習を繰り返しました。だからこそ、華やかな舞台で披露することができた。夢を叶えるには、コツコツ努力をしたり、今の自分を乗り越えていくための準備期間が必要だということを、子ども時代の習いごとを通して知っていたんです。

生涯、好きを仕事にしたい。そのために、“今できること”を

CHIHARUさん

宝塚退団後、なぜヘア&メイクアップアーティストという新たな道を歩み始めたのか、その背景を教えてください。

CHIHARU宝塚では、ヘアメイクは自分でやります。先輩に一度教わったら、あとは独学でメイクの技術を磨いていきます。17歳の初舞台では、写真やビデオを見て愕然としました。憧れの先輩の写真を見ながらメイクしたのに、わたし全然キレイじゃない…って。なぜだったと思います?

先輩と顔立ちが違うから、でしょうか?

CHIHARUそうです。骨格からパーツまで、すべて違いますよね。だから、先輩のメイクを真似しても、同じイメージにはならなかったのです。だから、自分の顔を知ることから始めました。いろんな角度から自分の顔を眺め、長所と短所を知り尽くす。そして、メイクしては写真を撮って確認して、少しずつ自分の理想に近づけていく。自分をキレイに魅せるメイク法を、必死に研究しました。

そうやって、メイクの楽しさに目覚めていったのですね。

CHIHARU悪役ならカッコよく色気のある雰囲気に、ヒーローならば凛とした気品ある佇まいに…役ごとに、キャラクターを創りあげていくことが楽しかったですね。そして20代半ば、美容雑誌でメイクアップアーティストという職業があることを知り、その道を目指すようになりました。

スターの座に登りつめていた頃、すでに次の夢を考えていたのですね…!

CHIHARU大好きな宝塚だからこそ、華のあるうちに舞台を去りたいと思っていました。でも、宝塚を去っても、自分が好きと思える仕事を、一生続けていきたい。それを叶えるべく、通信教育でメイクアップの勉強をはじめたんです。

舞台の合間にメイクの勉強、ハードな毎日ですね。

CHIHARUメイクの勉強も心から楽しんでいたので、苦ではありませんでした。むしろメイクを体系的に学ぶことができたので、これまで培ってきた独学のテクニックと融合させて、舞台メイクもますます磨かれていって、一石二鳥でしたよ(笑)。そして、現役中に国際ライセンスを取得しました。舞台に立ちながら、同期や後輩のメイクを手伝うようになっていたんです。

次の夢に向かって、着実に歩き出していったのですね。

CHIHARUチャンスって、見えてきたときに走り出しても遅いんです。きちんと準備しておけば、チャンスが来たとき、すぐにその波に乗れるでしょう? 私が退団後すぐに、メイクのお仕事をいろいろといただけたのも、そのおかげなんです。

“明日の幸せな自分をイメージする”。それが、夢を叶える第一歩に

CHIHARUさん

夢を叶える準備段階で、心がけるべきことはありますか?

CHIHARUただ「憧れの職業に就きたい」「ダイエットしたい」「キレイになりたい」と考えるだけでは、夢って実現しないんです。たとえば、憧れの職業に就いて自分がどんな毎日を送っているか、あるいはキレイになって、どんな服を着てどんな素敵な場所に行きたいか、そこまで具体的に思い描きながら準備することが大切ですね。

タカラジェンヌになりきっていたCHIHARUさんの子ども時代のように、イメージを膨らませるのですね。

CHIHARUイメージを膨らませるのが苦手な人は、「明日、何しようかな」って思い描くことからはじめてみてください。そうすると、「気になっていたお稽古ごとの見学に行ってみよう」「帰り道、本屋さんで調べてみよう」と行動が変わります。行動が変わると、心も変わります。だから、次にするべきことや、なりたいイメージがどんどん膨らんでいきます。

明日の自分からイメージする、それならすぐ始められそうです!

CHIHARUそうやって毎日夢に向かっていけば、あとは神様が応援してくれます。今まで夢を叶えてきた私が保証します(笑)。1日の終わりは、明日のことをワクワク考える時間。反省や心配事は、あまり考えすぎないで。私もタカラジェンヌ時代、「明日のセリフ、間違ったらどうしよう…」って心配しながらベッドに入ると、翌日、そのとおりに失敗したものでした(笑)。だから、夜は楽しいことしか考えないと決めています。夢を描きながら眠りにつくと、明日もきっと素敵な1日になりますよ。

“豊かな表情”こそ、女性を美しく輝かせる秘訣

CHIHARUさん

16歳から美の世界で生きてきたCHIHARUさんが、キレイと感じる女性とは…?

CHIHARU私がハッと見惚れてしまうのは、表情が豊かな方ですね。子どもや動物を愛でているときの優しい穏やかな表情、こぼれんばかりの笑顔…。豊かな表情って、人を魅力的にする最強の武器なんです。顔立ちの美しさだけなら、メイクでも演出できますから。

確かに、表情が豊かな人には惹きつけられますね。美しさはメイクで演出できるということですが、誰でもキレイになれるメイク法があるのですか!?

CHIHARUもちろんです!まず自分の顔と向き合うこと。いろんな角度から見たり、手で触れたりして、骨格やパーツをよく感じとってください。それは、オンリーワン、あなただけの持ち味なんです。たとえば、鼻が立派で目が大きい方がいたら、鼻はシャドウやハイライトでシャープにして、目はアイラインやマスカラで際立たせてあげる。すると、立体的で華やかな顔に変わります。

自分に合ったメイク法を見つけることが大切なのですね。

CHIHARUコンプレックスはほどよく抑えて、魅力的なパーツは引き立てるメイクをする。宝塚時代に自分のコンプレックスと向き合って乗り越えてきた経験から、相手の顔を見た瞬間に「こうやってお化粧したら、きっとキレイになる」ってメイク法が思い浮かぶんです。私のメイクは、その方の骨格や個性に合わせるから、印象もメイク法も人によってがらりと変わります。

明日からできる、メイクテクニック上達のコツはありますか?

CHIHARU上手にメイクするコツは「両手を使うこと」。たとえば、右手でアイラインを描くときは必ず、左手でまぶたを引き上げて。そうすると、細部までラインがキレイに入るから、最小限のメイクで、黒目がくっきりと浮き立つの。ひと手間を惜しまない、それがメイク上手の近道です。

メイクは、女性の心と肌を元気にする“美習慣”

CHIHARUさん

日々多くの方のメイクをされていますが、キレイになると、女性はどう変わりますか?

CHIHARU私は、心と肌とメイクは三位一体だと思っています。ストレスや悩みを抱えているときは、お肌もこわばって不調になります。心が満たされていると、お肌もふっくらと潤いを増す。メイクも同じです。メイクでキレイになると、なにより自分の心が喜びと自信で満たされる。だからお肌ももっとキレイになる。メイクは、心身ともに自分を良いコンディションにもっていくための美習慣。自分のためでもあるし、まわりの人も幸せにしてくれるものだと思います。

メイクは美習慣、そう考えると、よりメイクが楽しくなりそうです。

CHIHARUぜひ体感してみてください。メイクをした瞬間、女性はみんな晴れやかな表情に生まれ変わります。その瞬間に立ち会うのが、メイクアップアーティストとして至福の瞬間です。私の次なる夢のひとつは、一般の女性にメイクを教えることなんです。

今もCHIHARUさんは、夢に向かっている最中なんですね…!

CHIHARUそう!『CHIHARU式 美顔造形メイク』を出版させていただいたのも、その第一歩。私、叶えたい夢がまだまだいっぱいあるんです。もちろんアーティストとしても、メイクの表現をもっと磨いていきたいから、自由な時間ができたときは街の女性やファッション誌などからトレンドを探って、感性を磨くためのインプットをしています。夢の実現は、準備を始めた瞬間から、もう始まっているんですよ。

本日は、背中を後押ししていただける数々のお話、ありがとうございました。CHIHARUさんの今後の活動も、楽しみにしております!

Information

『GINGER特別編集 CHIHARU式 美顔造形メイク』(幻冬舎)

骨格ベースメイクでなりたい美人顔に近づき、目元メイクで自由自在にイメージを創り上げる、CHIHARUさん独自のメイクテクニックがこの1冊に詰まっています。女優やモデルのメイク以外にも、一般女性19名の悩み別メイクのビフォア・アフター事例も掲載。ナチュラルメイクで、美人顔に近づく革新的なメイク本です。CHIHARUさんのキレイの秘密やプライベートショットも掲載!

『GINGER特別編集 CHIHARU式 美顔造形メイク』(幻冬舎)サインをいただく様子
サイン入りの同書は、d-laboミッドタウンの図書コーナーで閲覧できます。
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撮影・伊東武志