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2016 May.13
Topic on Dream ~夢に効く、1分間ニュース~ Vol.135

世界にひとつだけの1本、オーダーメイドギターの魅力

オーダーメイドギター

「市販されているギターでは満足することができない」「誰も持っていない自分だけのギターが欲しい」。そんな方はオーダーメイドギターという選択肢はいかがでしょうか。オーダーメイドギターなら、かゆいところに手が届く自分だけの理想の一本を作ることができるんです。

今回は、街中で誰もが一度は目にしたことがある「新堀ギター」の看板でお馴染み「新堀ギターアカデミー」楽器部の鈴木富夫さんに、オーダーメイドギターの魅力について伺いました。

オーダーメイドギターと既製品の違いは“自由度”

オーダーメイドギターと楽器店で売っている既製品との違いはなんなのでしょうか。

「デザインの自由が格段に広がることが既製品との大きな違いです。オーダーメイドなら好みの形や色など、自分の個性を前面に表現したギターを作ることができます。ギターの穴の部分をサウンドホールと言いますが、その周りに装飾されたモザイクを好きなデザインに変えたり、またバインディングと呼ばれるギターの縁飾りを木材や貝殻などの豪華なものを取り付けたりして、自分好みのアレンジを加えることができるんですよ。

オーダーの仕方は2種。セミオーダーとフルオーダー

オーダーメイドギター

オーダーメイドといってもなにから始めればいいのか分からない方も多いでしょう。まずは、オーダーメイドギターにはセミオーダーとフルオーダーがあることを知っておく必要があります。

「モザイクを変えるなど既製品のパーツにアレンジを加えるのがセミオーダーです。これに対して、一から自分のオリジナリティで作るのがフルオーダーです。色や素材はもちろん、見たこともない形のギターを作ることもできます。過去にはドクロの形をしたエレキギターを作りたいとオーダーした方もいましたね。製作家と事前に打ち合わせをして、自分が作りたいギターのイメージを伝えます。イメージ写真などがある場合はそれを見せた方がいいでしょう。そこで設計が始まり、製作に取りかかります」

フルオーダーの場合、まずは自分が作りたいギターのイメージを決めることが大切だそうです。自分の中でイメージが定まっていないと製作家も作りようがないですからね。納期はセミオーダーだと短くて3か月位、有名な製作家に頼めば1年近くかかるとのこと。対してフルオーダーの場合は最短でも1年位だそうです。

気になる費用ですが、同社で一番多いオーダーが50万~60万円。想像よりはリーズナブル。オーダーメイドギターは意外にも手軽にできるものだったんですね。

オーダーメイドを愛用するのはどんな人たち?

では、実際にどんな人がオーダーメイドをしているのでしょうか?

「新堀ギターグループでは最近、中高年の方が教室に入門されてくることが多いのですが、そのなかには『もう指が固くて開かないから』と少し小さめのギターを望まれる方がたくさんいらっしゃいます。そういった標準の寸法のギターよりも軽くて小ぶりなギターが欲しい女性や中高年の方がよくオーダーメイドされますね。また、これから専門的にギターを勉強してプロになりたいという方からの注文も多いです」

また、同社の音楽教室や専門学校で教えるプロの先生たちにも「むかし憧れていたアーティストが持っているギターと同じ物が欲しい」とオーダーメイドする方もいるそう。

オーダーメイドギターの4つの楽しみ

オーダーメイドギター

ここからは鈴木さんが考えるオーダーメイドギターの魅力について、たっぷりと語ってもらいました。

■自分にピッタリな楽器を手にすることができる

「一番の魅力は自分の手や体など体格に合わせた最も弾きやすいギターを製作することができること」だと鈴木さんは言います。

たとえば、楽器店で売っている既製品のクラシックギターの弦の長さは、65センチメートルが標準なのだそうです。これを、63センチメートルや61センチメートルに短くすることで、手の小さい人や女性にも弾きやすいギターを作ることが可能になります。

■楽器で個性を表現できる

自分らしいデザインを施した楽器を作ることで、自分の個性を楽器で表現することができるという点も魅力の一つです。

「音楽教室に通う方の中には、何人かでバンドを組む際にイメージ作りとしてオーダーメイドギターを作る方もいます。ミュージシャンの表現力やバンドの個性を楽器そのもので表現することができるわけです。また、オーダーメイドギターで誰よりも目立ちたいという方もいます。厳しい競争を勝ち抜くプロを目指すなら、目立つということは有利ですからね」

■至高の一本が手に入る

ギターのボディ部分は杉や松など様々な材料から作られています。ギターに使われる木材は非常に奥が深く、ギターが奏でるサウンドに大きな影響を与えると言われています。「いま使っている既製のギターの寸法やデザインに不満がない方でも、木材を最高級の材質に替えることで、今まで聞いたこともない音色を奏でる至高のギターを手に入れられるのもオーダーメイドの魅力」だと鈴木さんは語ります。

「なかでもヨーロッパのジャーマン・スプルース(ドイツ松)という木材は非常に高価で、ギター愛好家が憧れる材料です。木材の世界は上を見ればきりがなく、ブラジリアン・ローズウッドや、マダガスカル島で採れるマダガスカル・ローズウッドなど、ワシントン条約で厳密に管理されているほど、たいへんな希少価値の物も存在します。オーダーメイドで頼めば180万~200万円位と費用はかかるものの、最高級の一本を手にすることができるのです」

最高級の木材でなくとも、ギター工房で自分に合った木材を選ぶ楽しみもあると鈴木さんは言います。

■完成を待つ楽しみ

オーダーメイドでは、自分が欲しいギターのデザインを考え、アイデアを製作家に伝えて完成するまでに長い時間を要します。「自分だけのギターがその手に来るまでに、まだかまだかと待ちわびる楽しみも魅力の一つ」と鈴木さんは言います。

「オーダーメイドしたギターを初めて手にする時のお客さんの嬉しそうな顔は、言葉では言い表せないものがありますね。出来上がったギターに苦情がでたことは、不思議とあんまりないんです。それだけ待ちかねたギターを手にした時の喜びの方が大きいのでしょうね」

やるからには一生ものの道具にこだわりたい

新堀ギターグループの音楽専門学校ではギター製作の授業があるそうです。教授の指導のもと、自分たちの手でギターやウクレレ作りに励むのだそう。演奏のプロを目指すなら、楽器自体の仕組みも知っておく必要があるというわけですね。

昔から「プロならば道具にはこだわれ」と言います。初心者から、一歩進んで本格的にギターをやってみたいと思っている方は、自分に合った一生モノのギターを手に入れてみてはいかがでしょうか?

文・関淳一

Information

新堀ギターグループ

http://niibori.com/

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