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2012 Dec.17
d-laboロケットニュース24 Vol.9

クリントン元大統領も大絶賛! 世界の子どもたちに笑顔をもたらす発電サッカーボールが素敵すぎる!

国内、海外問わず、おもしろいニュースやネット上での出来事などを独自の切り口で紹介するロケットニュース24。その中からd-laboが独自の視点でセレクトしたニュースをお届けします。

今回は、生活を変える画期的なボールが開発されたというお話です!
このボールで遊ぶことにより、充電ができ、明かりを灯すことが出来るとのこと。
エネルギー問題が騒がれている今、皆を幸せにすることができるこうした斬新なアイデアがどんどん出てくれば、素敵な社会になっていくのではないでしょうか?

ロケットニュース24 2012年6月20日掲載記事
※掲載データや人物の肩書などはいずれも掲載当時のものです。

クリントン元大統領も大絶賛! 世界の子どもたちに笑顔をもたらす発電サッカーボールが素敵すぎる!

みなさん、世界一人気のスポーツは何なのかご存知だろうか?
恐らく多くの人が、その答えを容易に予想できるだろう。そう、サッカーである。

それでは世界の何パーセントの人が、電気なしに生活しているのかご存知だろうか?
答えは20パーセントである。

えっ?なぜこの2つの質問をしたのかって?
なぜならこれら2つの事実に目をつけた画期的な発明品が、現在世界を騒がせているからだ。

その発明品の名前は「SOCCKET」
これは発電機能を持ったサッカーボールで、30分間このボールで遊ぶだけで3時間分の明りを得られるようになっている。

ハーバード大学出身のSilvermanさんと、Matthewsさんが協力して開発したこのSOCCKETは、発展途上国の生活を一変させることができるツールとして大きな注目を浴びており、あのビル・クリントン元アメリカ大統領は、次のようにこの発明品を大絶賛している。

「これは我々に電気をもたらし、生活の質、労働環境、学習環境を改善してくれる電柱を必要としない解決策です。」

南アフリカですでに試用テストが行われているこのSOCCKETは、耐水性を持っており、そして空気を入れる必要がない。これは子どもたちにとって大きな魅力らしく、Matthewsさんは「このボールを子どもたちに与えると、発電機能を見せる前に、彼らは大喜びします。なぜならこのボールは空気を入れる必要がないからです。」と子どもたちからの好評価ぶりについて話している。

またこのSOCCKETは、「発展途上国の人々に灯油ランプからの脱却を促す」という素晴らしい一面も持っている。現在多くの発展途上国では、灯油ランプが使われており、それによってさまざまな健康被害が生じている。

世界銀行の推測では、屋内で灯油ランプから生じる煙を吸い込むことは、タバコを1日2パック吸うのと同じ健康被害をもたらすらしい。また灯りのために灯油ランプを使用することは、年間約1億9000万トン分の二酸化炭素を排出することを意味する。これが3800万台の車が排出する二酸化炭素量と同じだということを考えると、その被害がいかに甚大なものなのかがよく分かる。

現在Silvermanさんたちは、SOCCKETの製品化に向けて全力を尽くしており、今年の秋までには北アメリカ・ヨーロッパでの発売を開始したいという。発売コンセプトは従来の「buy one, give one(ひとつ買って、ひとつ寄付)」というものではなく、「buy one, give fun(ひとつ買って、楽しみを広げよう)」という新しいものとなっている。

貧しい地域の子どもたちにサッカーという楽しみだけではなく、電気という明かりまでもたらす今回の発電ボール「SOCCKET」。これによって、世界の多くの場所が明るく照らされることを切に願うばかりである。

▼こちらがその「SOCCKET」の紹介動画

▼クリントン元大統領も大絶賛!

文 田代大一朗
参照元:Uncharted Play, Daily Mail, BBC(英文),
YouTube/bestbuy, soccket

ロケットニュース24より転載