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2017 Sep.21
SURUGA Cycle Journal Vol.10

めざすは世界一のサイクリストフレンドリーエリア!
富士山と海をバックに
ロードバイクで行く女子旅 in 沼津

めざすは世界一のサイクリストフレンドリーエリア!富士山と海をバックにロードバイクで行く女子旅 in 沼津

静岡県沼津市。駿河湾に面した自然豊かなこの街は、サイクリスト誰からにも好まれる垂涎の地です。2020年東京オリンピック・パラリンピックでは、トラック競技とMTB競技が隣接する伊豆市会場に決定。沼津市では世界に向けて「海越しの富士山が眺められる日本有数の景観」という魅力を発信するべく「サイクリストフレンドリーエリア創造プロジェクト」に取り組んでいます。今回は女性ライダー3人が市の推奨する市街~戸田間の海沿いルートをサイクリング。沼津の魅力をお届けします!

沼津市役所にて
沼津市役所にて

海・山・川の自然が三拍子揃った沼津市

朝、スタート地点の沼津市役所に集まったのは、プロ自転車競技選手の西加南子さんと、神奈川から来た大学生のヨシカ(21才)さん、東京から参加の劇団員のマユカ(20才)さん。3人が出会ったのは7月にd-laboミッドタウンで開催された「デローザ・オーナーズ・ミーティング」。ここで西さんと走る沼津サイクリングのメンバーを募ったところ、「走りたい!」と手を挙げてくれたのがマユカさんとヨシカさんでした。おそろいのウェアと、3人の自転車はもちろん『DE ROSA』です。

右からDE ROSA “SCANDIUM” “AVANT” “NEO PRIMATO”
右からDE ROSA “SCANDIUM” “AVANT” “NEO PRIMATO”

沼津市役所では「サイクリストフレンドリーエリア創造プロジェクト」のメンバーである小早川さんが迎えてくれました。沼津市では、小早川さんたち15人の自転車好きの職員が中心となってプロジェクトを推進しているといいます。

サイクリストフレンドリーエリア創造プロジェクトメンバーの皆さん
サイクリストフレンドリーエリア創造プロジェクトメンバーの皆さん

小早川さんによると沼津市の魅力は「海・山・川の三拍子が揃った自然と、その自然に育まれた豊かな食材です」とのこと。日本一深い湾である駿河湾、愛鷹山や香貫山、市の中心を流れる狩野川、そして至るところから目にすることのできる富士山の勇姿。それだけでなく鮮魚や農産物など「食」も充実しているのが沼津。アジの干物、あしたか牛、やぶきた茶、西浦のみかん、タカアシガニ、深海魚をすり身にしたへだトロはんぺん、戸田塩といった特産品も人気です。首都圏在住のサイクリストにとって嬉しいのは東京から100キロメートル圏内という距離の近さ。週末の輪行にぴったりの場所にあることです。

「今日はせっかくですから沼津のサイクリングをおもいきり楽しんで来てください!」

小早川さんに見送られて3人はスタート。まずは海岸に出て遊歩道が整備されている千本浜公園に向けてペダルを漕ぎ出します。

サイクルステーションでルートを確認

沼津港のある狩野川の河口からシラス漁で有名な富士市の田子の浦までつづく千本松原は「白砂青松100選」に選ばれた景勝地。片道15.7kmの遊歩道は勾配がなくサイクリングに最適です。

びゅうお
びゅうお

青空の下、3人はウォーミングアップを兼ねて遊歩道を軽く往復。そのあとは沼津港へと走り、港のランドマークである大型展望水門の「びゅうお」や、港で揚がる海の幸が食べられる沼津港飲食店街を見学しました。自転車を押しながらのそぞろ歩きを楽しんだあとは、伊豆半島へとつづく国道414号線に出て海沿いの道を静浦へと向かいました。

沼津港飲食店街沼津港飲食店街
沼津港飲食店街

静浦で立ち寄ったのは「NUMAZUサイクルステーション静浦東」。

ここは廃校となった小学校の一部をリノベーションしてサイクリングの拠点として整備した施設で、駐車場やメンテナンススペース、サイクルラック、自転車工具一式、更衣室、トイレなどの設備が揃っています。伊豆半島の付け根という立地はグループでのライドの拠点にぴったり。事前に許可を受けていれば誰でも利用できます。

NUMAZUサイクルステーション静浦東
NUMAZUサイクルステーション静浦東

サイクルステーションで地図を開いて、この先のルートを確認。コースは往復でおよそ70kmといったところ。折り返し地点の戸田までは、とにかくひたすら海沿いを走ればいいだけなので迷うことはありません。のんびり走って、見どころは積極的に立ち寄って行こうというのがこの日のプランです。ルート上にはこのサイクルステーションをはじめ、自転車の修理道具や空気入れなどを無料で貸し出してくれる「バイシクルピット」が10か所ほど点在。さすがはサイクリストフレンドリーな沼津市です。

NUMAZUサイクルステーション静浦東にて 十分な休憩を取って、いよいよ戸田方面へ向かいます!
NUMAZUサイクルステーション静浦東にて
十分な休憩を取って、いよいよ戸田方面へ向かいます!

絶景に感動、駿河湾の深海魚に興奮!

右手に波静かな駿河湾を眺めながら、国道414号線から県道17号線へ。この辺りはのんびりとした漁港の景色が楽しめます。

時刻はそろそろ昼の12時。ランチは道沿いの西浦にある『やま弥』で、なめろう丼や鯛丼、刺身定食を堪能。

これが噂のやま弥の「なめろう丼」これが噂のやま弥の「なめろう丼」
これが噂のやま弥の「なめろう丼」

新鮮な海の幸でパワーチャージした3人は、一路、大瀬崎を目指します。ダイビングスポットで有名な大瀬崎は、海に突き出た細い岬が特徴。入江と岬の向こうに富士山を遠望するビューポイントでは記念撮影が不可欠。夏の日中は比較的見えにくい富士山ですが、この日は3人を歓迎するように、うっすらとその姿を現わしてくれました。

富士山と駿河湾と「大瀬崎」
富士山と駿河湾と「大瀬崎」

大瀬崎から先は断崖の多い険しい地形がつづきます。海岸線から少し距離を置き、カーブのつづく道をしばらく走っていると、ふたたび展望が開けます。3人が立ち寄ったのは「煌めきの丘」。ここは県道沿いにいくつかあるビュースポットのひとつです。視界の左側は駿河湾、右側は海に落ち込む急斜面。西伊豆らしい絶景が味わえる場所です。

煌めきの丘
煌めきの丘

さらに進むと、やはり絶景ポイントの「出逢い岬」。眼下には戸田港と、それを護るように延びる御浜岬が見えます。これでもかという絶景の連続に3人は「はあ~」とため息。こんないいルートが市内にあるなんて、沼津の人たちが羨ましい………

出逢い岬出逢い岬
出逢い岬

坂を下って戸田港へ。訪れたのは御浜岬にある『駿河湾深海生物館』。この夏にリニューアルしたばかりという生物館には、水深2500m以上という日本一深い湾である駿河湾に生息する深海生物の標本がずらりと展示されています。「うわー、なにこれ!」「すごい!」

駿河湾深海生物館の入口にて
駿河湾深海生物館の入口にて

館内に入るや、3人はいきなりテンションMAX。最長4mにもなる世界最大の節足動物であるタカアシガ二や、戸田で発見されて新種登録されたというオロシザメ、大型深海魚のソコボウズなどの展示物に大興奮です。なかにはテナガエビやアオメエソなど食材としても価値のある生物もあります。展示されている深海生物は、どれもユニークな形をしたものばかり。入場料が大人200円、小中学生100円という安さも魅力。家族連れで来ても楽しめる施設です。

駿河湾の深海で生息する生き物の展示、とても楽しめます!駿河湾の深海で生息する生き物の展示、とても楽しめます!
駿河湾の深海で生息する生き物の展示、とても楽しめます!

峠を越えれば、そこはアニメ聖地

今回のサイクリングはとりあえずこの戸田が折り返し地点。これまでは比較的平坦な道が多かったので、体力はまだまだあるし帰りは山側に入って真城峠を越えるルートへ変更することにしました。

戸田の町の入口には「道の駅くるら戸田」があります。2年前にオープンした道の駅で、戸田地域のお土産や特産の深海魚を使用した軽食、源泉かけ流しの日帰り温泉と足湯もあります。すーっと自転車を進入させるや売店に直行。足湯に浸かりながら、米粉で作ったロールケーキや戸田塩のアイスクリームなどで楽しみます。サイクリング中には甘いものは最高。これで峠道もこわくありません。

くるら戸田の足湯につかりながら、戸田塩アイスクリームは最高です!くるら戸田の足湯につかりながら、戸田塩アイスクリームは最高です!
くるら戸田の足湯につかりながら、戸田塩アイスクリームは最高です!

このあと3人は標高491mの真城峠までのヒルクライム。

県道17号線

無事に峠を越えて下った先は、行きにも通った県道17号線へ。ちなみに戸田からの帰りで、時間がないという人は地元のタクシー会社で手配できるサイクルキャリータクシーの利用が便利。またゴールデンウィークや夏休み期間中なら沼津~戸田間を運行している快速遊覧船に乗るという手もあります(※要輪行バッグ。船内で貸し出しも有り=6台まで)

海沿いに戻った3人は、行きは素通りした内浦のみかん直売所「OH!MOS」でストップ。峠越えで乾いた喉を、名物の寿太郎みかんジュースで潤そうとしたのです………が、

「え、売り切れ?」

まさかの品切れに絶句する3人。同時に、そこに来ている大勢の人たちにもびっくり。直売所に集っているのは人気アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』のファン(ラブライバー)の皆さん。「OH!MOS」のある内浦はこの作品の舞台。つまりここはアニメ聖地なのです。寿太郎みかんも作中に登場。聖地巡礼に来る人たちがこぞって買い求めているというのです。

「OH!MOS」にて
「OH!MOS」にて

実はサイクリストだけではなくラブライバーにも大人気の沼津。知らない世界を垣間見た3人は、「アニメ聖地の力ってすごいな」と感心しながらジュースのかわりに西浦みかんのジュレで糖分とビタミンを補給。ゴールに設定した市街の「あゆみ橋」をめざしました。

愛鷹山、狩野川、サイクリングコースはまだまだある

あゆみ橋からの狩野川の夕焼け
あゆみ橋からの狩野川の夕焼け

「あゆみ橋」は狩野川に架かる歩行者と自転車の専用橋。こちらでは「サイクリストフレンドリーエリア創造プロジェクト」の八木さんが待っていてくれました。「おつかれさまでした。どうでしたか、今日のサイクリングは?」と聞かれた3人。「最高でした!」と笑顔で答えます。「また走りに来たいです!」という感想に、「次は愛鷹山へのヒルクライムなどはいかがですか」と八木さん。他にも狩野川沿いを中伊豆へとロングライドしてみるなど、まだまだ走る場所はたくさんあります。

サイクリストにやさしく、初心者や女性でも安心して走れる沼津。まずは一度、愛車とともに訪れてみてください。

八木さんとの集合写真

ロードバイクで行く女子旅in沼津(愛鷹山編)

沼津市役所から愛鷹水神社まで約13kmのヒルクライム。愛鷹水神社の参拝は、入り口手前に自転車を止めてから。愛鷹水神社からの帰りは武井牧場へ。美味しいソフトクリームやプリンが楽しめます。

Information 1

沼津市サイクリストフレンドリーエリア創造プロジェクト

自転車好きの沼津市職員をメンバーに、沼津を「世界一のサイクリストフレンドリーエリア」に育てようとスタートしたプロジェクト。観光用レンタサイクルの整備やバイシクルピットの設置、サイクリングイベントの開催、地元のタクシー会社と提携してのサイクルキャリータクシーの運行など、サイクリストに嬉しいさまざまな事業を展開しています。

外部サイト

やま弥
道の駅 くるら戸田
OH!MOS(オーモス)
武井牧場

Information 2

ロードバイク購入ローン

ロードバイクで楽しむ沼津のサイクリング、いかがでしたでしょう?今回登場の3人はイタリアのメーカー、「DE ROSA」の自転車を愛用。一度手に入れれば長く愛車として乗ることができます。そこでおすすめなのがスルガ銀行のロードバイク購入ローンです。
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