東急田園都市線はお金持ちに根強い人気

路線沿線 BEST10

参考：交通広告ドットコム「お金持ち指数で見る駅・路線沿線ランキング」

東急田園都市線は、神奈川県大和市の中央林間駅から、東京都の渋谷駅を結んでいます。お金持ちに特に人気の駅は、「三軒茶屋」「駒沢大学」「桜新町」「二子玉川」などのエリアです。三軒茶屋駅は、渋谷へのアクセスが良いだけでなく、都心でありながら比較的緑が豊かな住宅街です。また、昭和女子大付属小学校などの私立小学校も近隣にあるため、教育熱心な高所得層が多く住んでいるようです。

駒沢大学駅は、徒歩10分ほどの場所に駒澤大学のキャンパスがあり、学生の街として活気づく一方で、駒沢オリンピック公園にも近接する緑豊かな地域となっています。また、駒沢オリンピック公園の西側に位置する深沢地区は、財界の著名人なども暮らす閑静な高級住宅街として有名です。

桜新町駅は、名前に「桜」の字が入っていることからも分かるとおり、春には美しい八重桜が咲き誇る並木道があります。また、緑豊かな公園にも囲まれている、のどかな雰囲気の住宅街です。「サザエさん」の舞台としても知られているように、古くからの住宅地として、どこか下町の雰囲気を残しているのも魅力です。

二子玉川駅は、雑誌やテレビなどでも度々紹介されるように、おしゃれなカフェや雑貨店が立ち並ぶ高感度な街として知られます。駅周辺の再開発が進み、2015年には駅東側に複合施設「二子玉川ライズ」が完成。そして、IT系企業が入居するオフィスタワーもできるなど、二子玉川の街全体が活気づいています。駅から少し歩けば、子どものいる家庭にも嬉しい自然豊かなスポットが残されていることも、住宅地として人気の理由ではないでしょうか。

郊外の住宅地域から渋谷にアクセスできる東急田園都市線は、多くの列車がそのまま東京メトロ半蔵門線に乗り入れます。そうした交通利便性の高さも、住宅街として人気を集める理由の1つと言えるでしょう。

街のイメージやブランドには歴史あり

東急田園都市線の三軒茶屋、東京メトロ南北線の白金高輪、京王井の頭線の吉祥寺や久我山、都営浅草線の馬込（山王）など、人気の各路線沿線には、それぞれお金持ちの多く住む高級住宅地があります。

これらの路線が通る品川区や世田谷区、目黒区は、古くから「城南」と呼ばれます（明確な定義はなく、渋谷区も城南に入ったり、世田谷区は城西と括られたりすることもあります）。「城」とはもちろん、江戸時代に街の中心だった江戸城（現在の皇居）のことです。城南には江戸時代、由緒ある大名が広大な屋敷を構えていたため、このエリアは「城南五山」と呼ばれてブランド化しました。

城南五山の広大な大名屋敷の敷地は、明治維新を経て、華族のお屋敷のほか、大学や役所、大病院などに転用されました。

江戸時代から続く閑静な町並みが維持されたことから、住宅地として引き続き高い人気を誇ることになったのです。こうした歴史の流れが、現在まで繋がっています。また、城南五山の高級住宅地の多くは、高台に位置しています。 高台に位置する古くからの住宅街は、地盤が強固なため、地震被害や地盤沈下などが起こりにくいという傾向があります。

江戸時代に度々発生した大火でも、城南五山は被害を免れることができました。このように、お金持ちに人気の由緒ある住宅街は、決してブランドだけではなく、街の歴史に裏打ちされた「災害に強い」というメリットもあるのです。

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Information

d-labo二子玉川

二子玉川駅の複合施設「二子玉川ライズ」内にあるコミュニケーションスペース。多摩川を一望できる開放的なスペースとなっていて、施設内には約1,500冊の本やお子さまが自由に遊んでいただけるキッズスペースをご用意しております。 二子玉川に来られた際は、ぜひお立ち寄りください！