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2017 Dec.18
Topic on Dream ~夢に効く、1分間ニュース~ Vol.215

都心マンションVS郊外戸建!どちらを選ぶのがオトク?

都心マンションVS郊外戸建!どちらを選ぶのがオトク?

東京オリンピックを控えている東京の都心部では、マンションの価格が上昇しています。もちろん、こうした利便性の高い都心のマンションも良いですが、ロードサイドやショッピングモールが充実している住環境の良い郊外に一戸建てを買おうかと迷っている人も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、都心マンションと郊外戸建、それぞれのメリット・デメリットを紹介していきます。

都心のマンション価格は上昇している

不動産経済研究所の「首都圏マンション市場動向 2017年上半期(1~6月)」によると、東京23区地域にあたる都区部マンションの平均価格は7,159万円となっています。

都心の住宅地は「西高東低」と言われ、高級住宅街として古くから知られてきた西の東急沿線や中央線沿線などが人気を集めてきました。しかし、これまで相対的に価格が抑えられてきた、荒川区や足立区のような東部地域でも、マンション価格の上昇が起きており、 坪単価が300万円を超す物件も登場しています。

実際に、都区部マンションの平均価格は、2015年1~6月が6,231万円、2016年1~6月が6,782万円、2017年1~6月が7,159万円となっていることから、マンション価格が上昇していることが窺えます。

都心マンションのメリット

便利な立地にある都心部のマンションは、供給数が限られており、資産価値が下がりにくい傾向にあります。そのため、将来的に中古マンションとして売却したとしても、購入時の価格をそれほど下回らないと考えられます(もちろん物件によります)。 このことは都心部のマンションにおけるメリットと言えるでしょう。また、将来賃貸物件として利用しても、郊外物件より空室リスクは低いと言えます。

都心マンションのデメリット

ただし、都心部のマンションには、「住居スペースが小さくなってしまう」というデメリットがあります。またマンションは購入後も管理費や修繕積立金、駐車場代などを月々支払わなくてはなりません。たとえば、国土交通省が発表した「平成25年度マンション総合調査結果」によると、月/戸当たりの管理費の総額の平均は15,257円、月/戸当たり修繕積立金の総額の平均は11,800円となっています。その「ランニングコストがかさむ」という点も、デメリットと言えるでしょう。

郊外戸建のメリット

都心で働く人のベッドタウンとして人気の埼玉県さいたま市、千葉県浦安市、神奈川県横浜市などの不動産価格は、都心部よりも低いケースが多いでしょう。

たとえば、国土交通省が発表した平成29年度地価公示によると、さいたま市は1平米あたり約19万円(住宅地)、浦安市は1平米あたり約26万円(住宅地)、横浜市は1平米あたり約22万円(住宅地)です。対して東京都は、都全域の平均で1平米あたり38.5万円、23区平均に限れば約55万円です(ともに住宅地)。

また、前述の「首都圏の建売住宅市場動向 2017年上半期(1~6月)」によると、建売住宅の販売価格が東京都で約6,200万円、千葉県で約3,700万円、埼玉県で約4,000万円、神奈川県で約5,600万円と発表されています。こちらは県全域の平均価格なので、ベッドタウン以外の場所も計算に入っていますが、前述のとおり、都区部マンションの平均価格は7,159万円となっていることから、やはり不動産価格が安い点が郊外戸建てのメリットと言えるでしょう。

また、住居の広さや間取り数が多いという点もメリットと言えます。都心のマンションでは、ファミリータイプであっても3LDKであることが多いです。対して、郊外戸建であれば、4LDK以上の間取りの家も少なくありません。もちろん4LDK以上の都心マンションがないわけではないですが、たくさんの部屋を必要とする家族が家探しをする場合、郊外戸建の方が、金額面でも間取り面でも、選択肢は広がるでしょう。

郊外戸建のデメリット

ただし、郊外戸建てを将来的に売却する場合、築22年を過ぎた木造建物の価値は、税法上ゼロのため、最終的には土地の価値のみの売買となる可能性もあります。また、都心に出るための移動時間や交通費がより多くかかってしまうこともデメリットと言えるでしょう。

「その家に一生住み続けるか」どうかが判断のポイント?

売却を考えないのであれば、基本的には購入後の不動産価格の変動を気にする必要がなくなります。そのため、安い価格で広い家が購入でき、ランニングコストの負担が少ない郊外戸建がお得になる可能性もあります。

ただし、一生住み続けるとなると、一戸建ては途中で大規模なリフォームが必要になることも多く、まとまった修繕費が発生することもあります。様々なライフスタイルが存在する今日では、「その家に一生住み続けるか」どうかが判断のポイントになるかもしれません。

このように、「都心マンションか郊外戸建か?」という問題は、それぞれにメリット・デメリットがあります。その家に一生住み続けるつもりで「広さ」や「住環境」を重視するか、それとも「住み替え」や「投資」を視野に入れて資産価値を重視するのか……。家を買う人それぞれの価値観によって意見が分かれるところです。

※本記事は、特定の不動産の購入を推奨するものではありません。