オープンしてからがスタート、常にチャレンジをつづける!

自宅を改装してショップをオープンさせたのは、36歳のとき。現在は大きく3種類の商品を扱っています。
「通の方が好むようなヘルメット、そしてファッションではインポートのアメリカン・ブランドと国内ブランド。この三本柱をメインに扱う店にしています。実はお店を開くときよりも、運営している今の方が大変な感じがします(笑)。仕入れの難しさもありますし、収入は生活費の他に投資にも積極的に使っていかなくてはなりません。やりたいこととビジネスのバランスは、いまも大きな課題になっています」
働いてその対価を給料として得る生活から一変。売って収入を得るためには、まず資金が必要になる生活に戸惑いを覚えながらも、長谷川さんは「安売りしなければ売れないようなものではなく、本当に価値のあるものだけを扱いたい。品揃えは多くはないけれど、こだわりを持ってやっていきたい」と話します。
オープンから約1年半が経過し、経営も軌道に乗ってくると、長谷川さんはさらなるチャレンジを試みました。
「メーカーに企画を提案して、オリジナルのヘルメットを実現しました。ヴィンテージっぽくて、格好よくかぶれるデザインにしました。どの商品が売れても嬉しいのですが、このヘルメットが売れるとまた格別に嬉しいですね」
一歩一歩を確実に固め、さらに自己実現していきたい

ショップに訪れるお客さまだけでなく、ネット販売で全国にお客さまがいるという、長谷川さんのセレクトショップ『King Kong Helmets』。
今では商品だけでなく、お店や長谷川さんのファンも増加しているそう。「単なるファッションやバイク・グッズを扱う店にはしたくないんです。ヒトとヒト、ヒトとモノ、ヒトと情報など、いろいろなものをつなぐ接点になれる場にしたいと思っているんです」と、お店のこれからについて話す長谷川さん。ご自身の夢については、こう語ってくださいました。
「今までできなかったことが、お店を通して実現できるようになっています。オリジナルの商品をつくることもそうですし、ずっと手がけている自分のペインティング・アートを発信したりと、お店があることで自己実現が可能になることが、どんどん増えてきている気がします。やはり結局は、夢を描くだけではなく、夢とビジネスを両立させていくということなんだと思います。これからも一歩一歩足元を固めながら、どんどんやりたい夢をカタチにしていきたいと思います」

King Kong Helmets
- http://www.kingkonghelmets.com
- 〒211-0001
神奈川県川崎市中原区
上丸子八幡町803-11 - 044-433-3050