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会話とアイデアで、特別な結婚式をつくる

インタビューに答える佐藤さん

「大学の4年間で、専門学校、結婚式場でのアルバイト、またウェディングプランニング専門会社でのインターン、そしてプランナーと、さまざまな視点から結婚式について学びました」という佐藤さん。プランナーとして働き始めると「式場を持たなくても、プランニングができれば結婚式はつくれる」ところがウェディングプランナーの魅力と感じ、やがて独立を考えるように。

 将来の独立を考えるうちに「とにかくやってみよう!」と決意し、アイデアやそれまでに築いたネットワークを駆使して、フリーランスでの活動を始めました。そこからは交流会に顔を出したり、ドレスショップや生花店などとの繋がりを広げたりなど、お客さまの獲得にさまざまな努力を重ねることに。そして、5か月目にフリーで初となる式を実現することができました。

 佐藤さんにとっても記念となったその結婚式は、新郎・新婦の母校である大学のキャンパスで行なわれました。佐藤さんは「ご夫妻といろんな話をしてお互いに信頼を育みながら、とてもユニークな式ができました。改めてウェディングプランナーの仕事の楽しさや素晴らしさを実感しました」と笑顔を見せます。

 さらにその模様を、ブログやFacebookで発信しつづけると、「他にない結婚式を挙げたい」と考えていたカップルからの問い合わせが少しずつ増え、1958年の開業以来で初となる『東京タワーでの結婚式』や『キャンプ場1週間貸し切り』、『博物館』、『映画館』など、これまでにないチャレンジングな結婚式を実現。やがて、メディアでもその話題は広がり、今では、全国のカップルのプランニングに日々追われるようになっています。

結婚式には社会を良くする力がある

インタビューに答える佐藤さん

 いろいろな場所を「ここで結婚式できそう」、「ここでこんなことをやったら面白いだろうなぁ」などと考えながら歩いているという佐藤さん。

「そんな思い浮かんだアイデアと、『どんな子供だった?』、『クローゼットに多い色は?』といった新郎・新婦への質問攻めで聞き出した二人らしさを組み合わせて、そのお二人らしい式を一緒に考えて実現します。でも私が提案する結婚式はお二人のためだけではないと考えているんです」

 一つの結婚式にはご家族や親類、友人はもちろん、そのほかにも料理や花、ヘアメイクやドレス、装飾や司会・・・など、さまざまなジャンルの人が関わっており、「ここまで多様な人や企業が一つに関わるサービスは珍しいのではないでしょうか」と佐藤さんは話します。

「私が提案したい結婚式とは、新郎・新婦の喜びはもちろん、参加者や会場、さらに会場のある地域も式をきっかけに良くなること。また、せっかく多くの方々が関わっているので、常に新しいことにチャレンジして、皆をハッピーにしたいと思っています。新郎・新婦と一緒に考えてこれまでにない結婚式を実現すると、それはやがて新しい発想や新たなビジネスに繋がります。だからマニュアル通りではなく、怖がらずにいつも新しいことに挑んで、社会もハッピーにできるクリエイターでありたいんです」

 ウェディングプランナーはクリエイターであるという佐藤さん。これからさらに、たくさんの笑顔をつむいでいくのでしょう。

プロデュース×デザイン『ラビュー』

  1. http://lovew.jp/
  2. http://facebook.com/LovewBridal
Mini column

活躍の舞台が海外に広がるウェディングプランナー!

自分たちらしい、個性的な結婚式を挙げたいと願う人が増えると同時に、それを叶えるウェディングプランナーという職業も世の中に定着してきました。そしてその仕事は現在、日本国内にとどまらず海外にも拡大しているようです。

今も人気が高まりつづけている「海外ウェディング」。2012年に人気リゾート地のハワイで結婚式を挙げた日本人の数は、なんと約6万人。毎日80組以上の日本人カップルが式を行なっている計算になります(ハワイ・ツーリズム・オーソリティ調べ)。

海外のリゾート地などで式場を手がける日系企業も多く、それにともない現地で活躍するウェディングプランナーのニーズも高まっています。ウェディングプランナーは今や、国内のみならず憧れの海外やリゾート地でも活躍できる仕事になっているのです!