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2013 Dec.19
d for Digital ~今、ここにある未来~ Vol.2

コンピュータは“持ち歩く”から“身に付ける” 時代に。
2013年は「ウェアラブルデバイス」元年!?

最先端のITやガジェットに関する情報を中心に、半歩先行くデジタルの未来をご紹介する「d for Digital」。第2回を迎える今回のテーマは「ウェアラブルデバイス」です。「ウェアラブル」の英語表記は「wearable」。つまり「着る(=wear)」ことのできる機器(=device)の意です。

1976年にスティーブ・ジョブズがガレージで製造した「Apple Ⅰ」を発売して以来、パーソナルコンピュータは、ノートPC、モバイルPC、スマートフォンという系譜を辿り、常に小型化を繰り返してきました。そして、ついに“身に付ける”というコンセプトに到達したコンピュータが、今年、そして来年と怒涛の発売ラッシュ。「ウェアラブルデバイス」元年とも言うべき様相を呈しています。ではこの話題の「ウェラブルデバイス」、実際にどのようなものがあるのでしょうか?

コンピュータは“持ち歩く”から“身に付ける” 時代に。2013年は「ウェアラブルデバイス」元年!?

時計型デバイス「スマートウォッチ」

2013年にサムソンから発売されたスマートウォッチ「GALAXY Gear」
2013年にサムソンから発売されたスマートウォッチ「GALAXY Gear」

「スマートウォッチ」は、ウォッチという名前からわかるように、時計型のウェアラブルデバイスです。今年、ソニー社やサムソン社が相次いで自社のスマートフォンと連携できるスマートウォッチを発売しました。さらにクアルコム社も今冬にAndroid端末対応のスマートウォッチを発売予定。これらのデバイスでは、スマートフォンの機能の一部、たとえばメールやスケジュール管理、ソーシャルメディアなど、日常的に使用頻度の高い機能を、腕時計で時間を見るようにスマートウォッチで利用することができます。

リストバンド型デバイス「活動量計」

2013年にナイキ社から発売されたデバイス「Nike+ FuelBand SE」
2013年にナイキ社から発売されたデバイス「Nike+ FuelBand SE」

また、ナイキ社から発売された「Nike+ FuelBand SE」やジョウボーン社の「UP」などはいわゆる活動量計というものです。これらは万歩計(歩数計)の進化版とも言えるもので、運動量やデバイスによっては睡眠や食事の記録機能があり、スマートフォンアプリと連動させると記録をグラフィカルに見ることができたり、他のユーザーと競争することができるものもあります。怠けてしまいがちな日々の運動や体調管理をサポートしてくれるので、ダイエットにもうまく利用できそうですね。

メガネ型デバイス「スマートグラス」

来年の発売が噂されるグーグル社のスマートグラス「Google Glass」
来年の発売が噂されるグーグル社のスマートグラス「Google Glass」

ウェアラブルデバイスが世間から注目を浴びるきっかけとなった、グーグル社の「Google Glass」。こちらはメガネのように両耳にかけて着用するヘッドセット型。片側に小さなスクリーンがあり、そこに文字や画像が映しだされます。音声で検索ができたり、写真や動画の撮影ができたりとかなりの高機能。一般発売はまだされていないものの、IT企業の多いアメリカのサンフランシスコやマウンテンビューあたりでは既に着用した人を見かけることもあるそうです。 同じくメガネ型デバイスで「Google Glass」の対抗馬と目されるのが、テレパシー社(日本)の「Telepathy One」。こちらも来年の発売を目指しています。形はヘッドセットマイクのマイク部分が目の前に飛び出したようなユニークなもので、やはり片目側に画面を映し出します。「Google Glass」が音声操作であるのに対し、「Telepathy One」はジェスチャーによる操作が中心になるそうです。

ウェアラブルデバイスが実現する未来

さて、これらの高機能なウェアラブルデバイスが一般的になってくる近未来にはいったい何が起きるのでしょう。前述の「Google Glass」のキャンペーンで「もし『Google Glass』があったら?」という問いをソーシャルメディアに投げかけたところ、さまざまな回答が……。

「Glassをかけて患者さんを見ると、右上に既往歴とか現在内服している薬、最新の検査データが出てくれたらいいな」

「顔認識。顔で人物を特定し、名前、プロフィール、何処で会ったかという位置情報の履歴などが表示される。会ったときのメモをwebと連動して記載可能。これができれば人の顔を覚えられない人には必需品になります」

「人と会話しながら、その場で相手のTwitterを検索して完璧に話の合う会話を成立させる」

「2人で掛けてお互いの視線を交換する。 相手が自分の何処を見ているのかが分かる」

これらのようなユーザー視点のアイデアの他にも、街行く人々のさまざまな視線や行動などのビッグデータを解析することで、マーケティングを始めとするBtoBビジネスの領域にも新しい可能性をもたらすかもしれません。

遠いSFの世界の話のように聞こえますが、実はこれらは現実として近い未来にありえる話。はやく体験してみたいものですね。

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