日常のストレスを出社前に解消！

毎日出社するのが、なんとなく憂鬱……。だったら家を出てから出社するまでの時間を楽しんでしまおう。そんな想いのもと誕生し、瞬く間にネット上で話題を集めたのが「エクストリーム出社」。この価値観を提唱したのが、1月に『サラリーマンは早朝旅行をしよう！』という書籍を執筆した日本エクストリーム出社協会。「エクストリーム出社」にはどのような定義があるのでしょうか？

「朝活がスキルアップや人脈作りなど、仕事の延長線上に位置しているのに対し、『エクストリーム出社』は、出社までの時間の中でどれだけ自由に自身を解放できるかに重きを置いています。そのため仕事を忘れて楽しめることであれば、『これをしないといけない』と特に指定されている遊びはありません。過去には、登山や合コン、名水を汲みに行ったり、東京湾周辺を電車などで一周したりと、実にさまざまな遊びを実践している人がいます」

と教えてくれたのは、日本エクストリーム出社協会・共同代表の椎名隆彦さん。エクストリーム出社の魅力はどこにあると感じていますか？

「体の疲れは寝ればある程度解消されますが、蓄積された心の疲れを癒すには、旅などの気分転換が必要です。とはいえ、遠出をして宿泊するような旅だと、時間が必要だったり休日を取得するなどの準備が大変。でも『エクストリーム出社』をすれば、平日の朝にいきなり非日常が組み込まれ、ちょっとした旅をしたような気分を味わえてしまうのが魅力です」

それでは、自分もやってみたいと思った人に心構えやアドバイスがあれば教えてください。

「『エクストリーム出社』でもっとも大切なのは、『仕事に遅刻をしないこと』と『人に迷惑をかけないこと』。遠くに移動する場合は、出社までの電車の時刻を事前に調べておくことや、トラブルがあったときのリカバリー方法も、きちんと考えておくようにしましょう」

4月頃には「春季エクストリーム出社大会」を予定しているそう。興味がある人は一度、ホームページをチェックしてみてはいかがでしょうか？

参考元：日本エクストリーム出社協会公式ページ

文　東京通信社