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2014 Oct.27
Topic on Dream ~夢に効く、1分間ニュース~ Vol.51

疲れた心に響く
誰でも行ける相撲部屋の朝稽古見学とは

「曙、貴乃花、武蔵丸」以来14年ぶりとなる、3横綱時代に入った大相撲。その白鵬、日馬富士、鶴竜のみならず、平成生まれの人気力士・遠藤やアフリカ大陸初の力士・大砂嵐などにより、大相撲がいつにもまして盛り上がりを見せています。実は、この国技である大相撲を身近に感じる方法があるのをご存じでしたか? 朝6時半~10時頃、各相撲部屋ではお相撲さんたちが汗を流す朝稽古が行なわれます。マナーさえ守れば一般の人でも、朝稽古を見学させてくれる部屋が少なくありません。今回は、相撲部屋の朝稽古見学についてご紹介します。

疲れた心に響く 誰でも行ける相撲部屋の朝稽古見学とは

相撲部屋の「朝稽古見学」の魅力と手順とルール

「シュッシュッ」、「パシンッパシンッ」、「バシッ、シャーー」。早朝7時、主に東京の下町に点在する44の相撲部屋(※)からは、相撲稽古の独特な音が聞こえてきます。小学生が元気に登校する横で、大きな体つきのお相撲さんが自転車に乗って朝稽古に向かう姿も。髷〈まげ〉を結ったお相撲さんとすれ違えば、鬢付け油〈びんつけあぶら〉の何とも言えない香りが、モノクロ調の下町の姿に彩りを添えてくれます。

※2014年9月場所現在

前日までに朝稽古の有無を確認し、目的の部屋に到着したら、各部屋のルールに従って見学を開始。見学には事前電話が必要なところもあります。

見学を始めると、「シュッシュッ」という音が、“すり足”によって起きていること、「パシンッ」という音が、“鉄砲柱”に向かって突っ張るときに出ていること、「バシッ、シャーー」という音が、“ぶつかり稽古”によるものということなどがわかるでしょう。

入門したてだとひと目でわかる、小さい体に幼顔の男の子から、立派な髷と体躯を持った関取まで、ところ狭しと稽古に励んでいます。スポーツ新聞を眺めながらも、実はしっかりと弟子たちの動きを観察している親方からの、叱咤激励も飛びます。

そんな圧巻の稽古姿を見ていると、仕事で疲れた心や体に力がみなぎってきます。実際、「眠い目をこすりながらも見学に来てよかった。出社前に元気がもらえた」というサラリーマンの姿も。

お相撲さんの少ない小さな部屋だと、出稽古を行なっていることもあります。本場所中は稽古がなかったり、地方場所のときは力士が不在だったりと、稽古の日程は不定期。確実に見学したいならば、前日に電話で日程を聞いてみることをオススメします。

見学にあたっては、「私語厳禁」、「飲食厳禁」、「土俵への立ち入り厳禁」のほか、携帯電話や写真撮影についても注意が必要です。ルールをしっかり守り、挨拶や行儀を良くするなど基本的なことをすれば、きちんと対応してくれるでしょう。部屋によっては、稽古後のちゃんこ鍋をご馳走してくれるところもあると言います。

ぜひ一度、早起きして相撲部屋の朝稽古を見学してみてはいかがでしょうか。

参考元:荒汐部屋
大嶽部屋
千賀ノ浦部屋
出羽海部屋

文 遠藤由次郎