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2016 Nov.2
Topic on Dream ~夢に効く、1分間ニュース~ Vol.152

日本のハワイはココだ!伝説のサーファーMABOさんが語る「湘南・辻堂」の魅力

波を求め、多くのサーファーたちで賑わう湘南の海。そんな湘南の海を愛する “伝説の男”。それが、サーファー歴52年・現在68歳にして現役プロサーファーの“MABO”こと小室正則さんです。

伝説の男はなぜ半世紀もの間、波を乗り続けたのでしょうか? その疑問を携えて、辻堂の海岸近くでサーフショップ「マーボーロイヤル」を運営するMABOさんを訪ねました。

アメリカの軍人の波乗り姿に魅了された17歳

MABOさんこと小室正則さん

MABOさんがサーファインと出会ったのは、17歳の頃。きっかけはやはり、辻堂の海だったそうです。

「海辺でナンパしてたの(笑)。そしたらアメリカ海軍の軍人が板を持って海に入っていくから、『なにするんだろう?』って思って、ナンパするのをやめて砂浜で3時間くらい彼らを見てたんだ。そいつらすごくうまくてさ、見ているうちにウズウズしちゃって。声をかけてボード貸してもらったの。そしたら一発目で波に乗れちゃってさ!」(MABOさん、以下同)

その翌朝から、学校をサボってサーフィン漬けの日々が始まったというMABOさん。来る日も来る日も波に乗り、1年半練習を積み重ねた結果、なんと19歳にして全日本ジュニア選手権にて優勝します。

マーボーロイヤルの外観
マーボーロイヤルの外観

現在「マーボーロイヤル」が佇む海へ続く通りは、当時MABOさんがボードを頭に乗せて海へ向かっていたため、サーフィンを知らない地元の人々は、その姿が河童のようだったことから、「かっぱ通り」と呼んでいたとか。

その後、MABOさんはハワイで日米親善を目的とした「マーボーロイヤルサーフィン大会」を主催し、世界的に有名なプロサーファー達を輩出。この功績により、ハワイ名誉市民賞(タウンアンドカントリー賞)を受賞します。

かつてMABOさんがボードを頭に乗せて海に向かっていた「かっぱ通り」は今から約35年前、「サーファー通り」と命名され、多くのサーファーが訪れるようになりました。こうして辻堂は、「サーフィンの街」となったのです。

日本のハワイ?辻堂の魅力ベスト4

海岸からの眺めはサイコー!
海岸からの眺めはサイコー!

つづいて辻堂の魅力をMABOさんに教えていただきましょう。

辻堂の魅力①:「浜辺の歌」に歌われた雄大な景色

辻堂海岸は、あの「浜辺の歌(※)」でも歌われていることで有名です。打ち寄せる波の奥には、江ノ島、烏帽子岩、富士山など雄大な景色を見ることができます。

  • 1916年に発表された唱歌。作詞は林古渓、作曲は成田為三。

「茅ヶ崎も鵠沼も鎌倉もいいけど、辻堂の海はまた違っていい。潮の香り、景色、空。右には烏帽子岩が見えて、左には江ノ島だろ。俺はハワイに74回行っているから、江ノ島がダイヤモンドヘッドに見えるわけ。いつもそう思ってサーフィンしてるよ」

辻堂の魅力②:人は温かく自然は豊か

海岸沿いの大きな「辻堂海浜公園」は自然豊かで、お散歩やスポーツにもぴったり。その恵まれた環境から近年、辻堂には多くの人が移り住んで来るそうです。

「辻堂は湘南の他の場所と違って、大して文化もないし有名人もいないけど、だからこそ人々が謙虚。みんな助けてくれる。一杯飲んでけって。BBQも海から魚だ、タコだ、って採ってきて焼いてくれる。辻堂はさ、ハワイなんだよ。カリフォルニアじゃない。人は温かく、海に愛情を抱いちゃうんだよね」

辻堂の魅力③:パワーを注入してくれる絶品の貝「ながらみ」

もともとは漁師町だった辻堂。MABOさんもサーフィンを始めた頃、「漁師にサザエを2~3個もらったら、カップルにマッチを借りて、海岸で枯れ木を焚いて食べてたんだよね。青春だよ」と目を細めます。

中でも辻堂海岸沖でとれる巻き貝「ながらみ」は、ぜひ食べておきたい一品。

「茹でて食べるとうまいんだよ。俺は一回に200個くらい食べるよ。パワーも出るし!」

辻堂の魅力④:奇跡の「幻の波」に乗れる海

南風が気持ちいい辻堂海岸ですが、実は「幻の波」と呼ばれるものに乗れるそうで…

「遠浅が一番いいわけ。砂がたまっていくところから波が崩れていくんだよ。ちょっと深くなるとダンパーっていっていっぺんに70メートルくらいの波がボンッと崩れるわけ。サーフィンは富士山みたいな波が一番いい。ポイントブレイクっていうんだけど、波の頂上に乗ってク~ッと乗っていると波がなくなっていく。

今は潮の流れとか台風、低気圧で地形が変わっちゃうんだよ。昔の方がいい波の数が多かったけど、今でも立てばいい波だよ。年にたった数回だけど、目をつぶっても乗れる、『幻の波』って呼ばれてる波も来るんだ」

50年以上もの間、MABOさんを夢中にさせるサーフィン

サーフボードを担いで波打ち際を歩くMABOさん

お話を聞いていると、湘南・辻堂の海でサーフィンをしたいと思った方も多いはず。辻堂の海を愛するMABOさんは、なぜサーフィンを50年以上もの間続けているのでしょうか? 魅了された理由を伺ったところ…

魅了された理由①:禅のように精神統一できる

健康になれることはもちろん、波と一体になろうとすることで精神も統一されていくそうです。

「サーフィンと禅は似ているかもね。禅は心を休めて自分を磨いていくけど、波の上では頭も心も体も全部が統一するんだ。サーフィンは自分を良い方向へ導いてくれるよね」

魅了された理由②:飽きることがない奥深さ

50年以上もサーフィンを続けるMABOさん。今まで飽きたことは一度もないそうです。

「波がすべてを狂わせる。まず、同じ波はない。波は一つひとつ違って、目で見て頭でその波に合ったプレイを考えるから飽きない。でも、サーフィンは1時間で10回でも20回でもいい思いができる。女よりいいよ(笑)。だから狂っちゃうんだ」

魅了された理由③:ボード一つあれば世界中で遊べる

「ボードさえあれば、裸で楽しめる身近なスポーツがサーフィン」とMABOさん。湘南以外にも、千葉、静岡、宮崎、ハワイ、パプアニューギニア…など、日本国内はもちろん、世界中の海で波を楽しむことができるようになります。

「波っていう自然の力を借りて、水の上を軽快に滑る。波に乗った人ならわかると思うけど、これって他では感じることができない快感なんだよね」

パプアニューギニアの波に乗るMABOさん
パプアニューギニアの波に乗るMABOさん

全てを教えてくれた海。これからもボードに乗り続ける

「波も海も何も言わない。でも、全てを教えてくれるんだ。たとえば女にフラれても、海を見ていると自然と心を沈めてくれるんだよね」と語るMABOさん。引退について考えているか聞いたところ…

「68歳のプロって世界で俺だけなの。本当は引退して、こたつで鍋とか日本酒とかやりたいけど(笑)。でも引退はたぶんしない。松葉杖をボードの上に乗せても大会でるよ」

来年2017年の辻堂では、MABOさんの名前から命名したサーフィン大会「MABOROYAL KJ CUP」が50周年を迎えます。「北風が吹くから、良い波が多いんだ。しかも海水浴客も少ないから秋が一番良い」と語るように、秋はサーファーにとってベストシーズン。ぜひこの機会に湘南・辻堂でサーフィンを始めてみませんか?

波に乗るMABOさん

文・中川 謙次

Information

MABO/小室正則

1948年藤沢市辻堂生まれ。17歳でサーフィンを始め、19歳で全日本ジュニア選手権にて優勝。マーボーショップを開業。23歳でサーフィンの神様「ジェリーロベス」と巡り会い、「ライトニングボルトブランド」を日本に導入し、一世を風靡する。ハワイ(ハレイワ)で日米親善サーフィン大会を主催し、以後同大会を「マーボーロイヤルサーフィン大会」と命名、その後23年間の長きにわたり、世界的に有名なプロサーファー達を輩出。1992年に有限会社 マーボーロイヤルを設立し、「マーボーロイヤルハワイ」の名称でサーフブランドの商品展開を開始。同年、JPSA (日本プロサーフィン連盟)の設立に尽力する。

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