チームで荒波に立ち向かう！
定番「ラフティング」

ラフティングは、小型のボート・ラフトで川下りをする、19世紀にアメリカで行なわれていた川探検をルーツとするレジャースポーツ。8人乗りのラフトに乗り込み、急流を下るスタイルが、現在の主流。日本でも1990年代にブームとなったため、水上アクティビティの大定番となっています。さて、その魅力とは…？

「楽しみ方は時期によって変わります。春は、雪解けで川の水位が上がるため、波が大きくてスリル満点。夏は、水温が上がるので、小学生からお年寄りまで気持ちよく川下りを楽しめます。秋は、流れも穏やかで、ゆったり紅葉も楽しめる。そしてラフティングの最大の魅力は、アウトドアでは珍しいチームスポーツであること。一心同体になって急流を乗り越える爽快感が味わえます」

爽快！ “川版”ボディボード
「ハイドロスピード」

ラフティングがチームで行なうのに対して、ハイドロスピードは1人で川を下るアクティビティ。フィン（足ひれ）を付け、ハンドルが付いたゴムボードに上半身を預け、バタ足で急流を乗り越えていきます。

フランスで生まれたスポーツで、アドベンチャーレースの種目にも採用されているそうです。「いわば、“川版ボディボード”。ラフティングとは違って、水の中に入って川を下っていきます。魅力は、なんといっても川と一体感が味わえること。そして、自分の力で波を乗り越えていく達成感は、ほかでは味わえません」

身体ひとつで渓谷をぐんぐん進む
「キャニオニング」

キャニオニングは、いわば沢に沿って進むトレッキング。森の中を歩いて沢に入って進み、滝を越えたり、水が流れる岩の上をスライダーのように滑ったり…。ボートなどを使わず、身体ひとつで大自然を楽しむことができるアクティビティです。

「登山でいう、沢登りのイメージに近いですね。キャニオニングでは、逆に川を下っていきます。アメリカやヨーロッパで盛んに行なわれていますが、日本で普及し始めたのはここ10年くらいでしょうか。ときには沢を泳いだり、滝を滑り降りたり、自然の中で癒しとスリルを同時に味わえるのが醍醐味です」

アウトドアアクティビティとの相性バツグン！
「パックラフト」

パックラフトとは、その名のとおり、パックできるラフト（ゴムボート）のこと。カヌーのような一人乗りのゴムボートに乗って、パドルで漕いで川を下るスポーツです。持ち運びが容易なため、川や湖でのツーリングや釣りなど、楽しみ方はさまざま。

「カヌーやカヤックなど、硬い素材のボートとは違って、初心者でも比較的簡単に川を下っていくことができます。パドルを漕いで進む操作感も楽しみのひとつ。川を下った先でキャンプをするツアーを開催することも。ほかのアウトドアアクティビティと組み合わせやすいのも、大きなメリットなんです」

ご紹介したアクティビティは、渓谷があるさまざまな場所で楽しむことができます。たとえばカッパCLUBでは、群馬県の利根川を中心に毎日ツアーを開催。都内近郊にもいくつかのスポットがあり、奥多摩や横浜で行なうことも！

取材の最後、これから初挑戦しよう！という方に向け、仲丸さんからこんなメッセージもいただきました。

「自然と一体になれるこれらのアクティビティは、一度体験すると病みつきになるはず。ご存知の方は少ないかもしれませんが、日本はレースラフティングの世界的強豪国なんですよ！想像以上に、奥深い世界が広がっています。

僕らが提供するのはあくまでレジャーですが、もしかしたら、本格的な競技への入り口になるかも…！？そうでなくとも、水上アクティビティは、大自然の中で自由に遊ぶ1つの入口になるはずです」

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Information

カッパCLUB

群馬県みなかみ町にある、アウトドアツアーカンパニー。今回記事で紹介した水上アクティビティのほか、冬季にはスノーシューやスノーモービルなどウィンタースポーツを楽しめるツアーも開催。

アウトドアローン

水上アウトドアに本格的に挑戦したい！という方にオススメなのが、スルガ銀行のアウトドアローン。アウトドア用品の購入費用はもちろん、ツアー代金などアウトドアに関する資金全般にご利用いただけます。

※審査の結果、ご希望にそえない場合がございますので、あらかじめご了承ください。