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WEBを活用して、世界に情報を発信する

WEB編集者
安齋 慎平さん

小学生の頃から、学級新聞の制作やラジオ番組への投稿など、自分の考えや意見を発信することが大好きだったという安齋慎平さん(28)。小学5年生の時に触れたパソコンでインターネットを始めると、興味のある分野の情報を交換したり自らブログを通して社会に意見を発信したりと、その魅力にどんどん惹かれていったそう。大学卒業後には金融機関に就職するも、「やはり情報を発信する仕事がしたい!」と転職を決意。現在は総合情報サイト「All About」でWEB編集者として活動する安齋さんに、仕事のやりがいや今後の夢などについてうかがいました!

世界を広げてくれた、インターネット

「昔から文章を書くことや、自分の考えや意見を発信することが大好きでした」と語る安齋さん。学級新聞に記事を書いたり、ラジオ番組に意見やアイデアをハガキ職人のように投稿したりと、面白いことを考えては文字として伝えることに強い興味を抱いていたそう。

 そんな安齋さんの活動をさらに活発化させたのは、小学校5年生の時に初めて触れた、パソコンとインターネットの世界でした。

「世界中のいろんな人が自由にページをつくっていて、いつでも情報交換が自在にできる。当時はインターネットの黎明期で、ダイヤルアップで接続していた時代。掲示板やチャットなどを通して、興味のある映画などについて全国の方々と語り合いました。世界が突如広がった感じで、本当に魅力的に感じましたね」

 自身を「インターネットと共に成長してきた、デジタルネイティブ」と表現する安齋さん。中学に進学すると自分のパソコンを入手し、情報発信や交換をより積極的に行うように。それが、後に安齋さんの大きな転機となる『ブログ』との出会いに向けた、第一歩となったのです。

情報発信を自在にした、ブログとの出会い

 2005年頃に始まった第一次ブログブームの頃、大学生だった安齋さんもブログを開設しました。

「小さな頃から妙な趣味がありましてね、日経平均株価を眺めるのが好きだったんです。それもただ見るだけではなくて、ニュースで報じられるいろいろな出来事が株価に与える変化を読み取るのが好きで。ちょっと変わってますよね(笑)」

 ある出来事と株価の変動をリンクさせて見る。そんな習慣は、自分のブログで活かされることになりました。

「ブログでは、随筆のようなものを書いていました。ニュースに対する自分の意見を述べたり、映画の感想を発信したりと、内容は自由な感じでした。その中でこだわっていたことは、社会の話題に合わせてタイミング良く情報をアップすること。例えば、社会の出来事や変化と株価変動の関係など、世の中の反応を捉え、そこにいち早く対応することを心がけていました」

 その効果は高く、安齋さんのブログは人気ブログランキングで1位を記録。

「インターネットやブログのおかげで、自在に自分の情報を発信できるようになりました。反応も得られて、本当に嬉しかったことを覚えています。今の自分があるのは、インターネットやブログのおかげだと思っているくらいです」