社会人になって3年、念願のプロ契約
就職活動でさまざまな企業に触れるなかで、特に印象に残ったのが現在も在籍されている株式会社パソナだったそう。菊池さんは、社員一人ひとりのチャレンジを応援する風土や自由な社風に、魅力を感じたといいます。
「新卒で入社後は、営業職の人材派遣を手がける仕事に従事しました。自分よりも経験豊富な方々と出会うことができ、とても勉強になりました」
やりがいのある仕事をしながら、サッカーへの夢も想いつづけており、入社して3年が経過すると、1年間の約束でパソナを休職し、再び海外でのチャレンジを決意しました。
「数か国をめぐり、以前に旅先で出会った人の紹介でボリビアに行くことになりました。そこでテストを兼ねた練習試合に出場したのですが、それをチームのオーナーが偶然見ていたらしく、認められすぐに入団が決まりました」
13か国目のチャレンジで得た、初のプロ契約でした。
「サッカーで給料をいただくことが、とにかく嬉しかったです。とにかく熱い想いばかりで道場破りのようにトライを繰り返してきましたが、ようやく実を結んだ瞬間でした。あきらめずに行動しつづけることの大切さを改めて実感しました」
そして1年の休職期間を終えると、菊池さんにはまた新しい夢が生まれていたといいます。
自分のチャレンジを多くの人のチカラに!
会社員からボリビアリーガー、そして再び会社員となった菊池さん。「大観衆のなかでサッカーがしたい!」という想いはそのままに、また新しい夢を抱いたそう。
「自分のように夢を持っている人を応援したいと思いました」
菊池さんは、パソナの取り組みの一つとなっているプロジェクト『スポーツメイト』に参画し、同じような境遇にいるアスリートを支援することになりました。
「スポーツと仕事(生活)の両立を支援するプロジェクトです。パソナはスポーツや芸術などの分野でこの取り組みを進めていて、自分の経験からも一人ひとりの気持ちがよく分かるので、選手たちをさまざまな面からサポートしていきたいと日々頑張っています」
また、これまでの挑戦や経験を人々に話す講演も行なっているそう。
「講演やセミナーのような形で、子どもや社会人に向けて、自分のチャレンジや経験を踏まえたあきらめないことの大切さを伝えています。自分の行動を通して、少しでも多くの人に勇気や希望を持ってもらえたら嬉しいと思っています。実際に話を聞いていただいた方に『勇気をもらった。自分も頑張る』と言っていただくこともあり、自分自身のチャレンジとその経験を伝えることの両方を、これからもつづけていこうと思っています」
常に挑戦者でありつづける菊池さん。その行動は、たくさんの人々のチカラにもなってゆくのでしょう。
株式会社パソナ
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