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2013 Oct.11
~d-labo女子部第2弾~
「つくって楽しむ!女性のための夢ムービー制作セミナー」レポート 前編

あなたの「夢のプロフィール」は!?
「夢」と向きあう映画づくり

2013年夏、d-labo女子部では映画が大好きなみなさんを対象に「つくって楽しむ!女性のための夢ムービー制作セミナー」を開講いたしました。作るのはみんなの「夢」を映像にしたショートムービー。映画制作というとハードルが高そうですが、ちょっとしたコツと工夫があれば誰でも素敵な作品をつくることができます。全3回のセミナーでは参加者を映画制作に導いてくれる3人の講師が登壇。夢ムービーを形にするには何をすればいいのか、どこから始めればいいのか。企画やテーマづくり、シナリオ制作や撮影方法などを指導していただきました。ここでは参加者がそれぞれ自分自身の「夢」と向き合った「夢プロフィール」を作成、そしてその「夢」をいかにしてストーリー化していくのかといったシナリオ制作について学んだ第1回目のセミナー内容をレポートします!

あなたの「夢のプロフィール」は!?「夢」と向きあう映画づくり

自分らしいキーワードを再確認する

セミナーの様子

セミナーは1回目が映画の題材となる「夢プロフィール」の作成。2回目はストーリーづくりと撮影。そして3回目がムービーの編集と上映という内容。「夢ムービー」と謳うからにはテーマはやはり「夢」でなくてはいけません。そこでまずはウェブマガジンの編集者として活躍しながら自分史作成のサポート活動などをしている小林こず恵さんから「想いが伝わる!『夢プロフィール』のつくり方」を伝授していただきます。自分がどんな人間で、どんな夢を抱いているのか、ワークを通して再確認し、それを10数人の参加者が互いに発表し合うというものです。

「通常、プロフィールというと過去のことを書きますね。でも夢プロフィールの場合は未来を中心に語ってもらいます。」

アドレナリンをいっぱい出して、自分の夢をシートに書き出してみる。「夢」というのは思っているだけでなく言葉にすると具体化していくものです。「夢は発信することでチャンスにつながります」と小林さん。今日この場でつくる「夢プロフィール」は今後の生活でも役に立つはず。ワーク1では配られた自己紹介シートを埋めることで「自分自身と向き合って、自分らしいキーワードを再確認」。「私は」から始まるシートには、出身地や星座、血液型、職業、趣味、やりたいことや好きなことなどをどんどん書き込みます。一通り書いたところで1人ずつ発表。以下はみなさんの自己紹介のごく一部です。

セミナーの様子

「私はB型天秤座で一人っ子です。」
「私はまだガラ女子(※まだガラケーを使っている女子)です。」
「私は山芋が食べられません。」
「私は落ち着いていると言われますが声が低いだけです。」
「私はハワイが大好きで9回ほど行っています。」
「私はアナウンサーになる夢が捨てきれずに銀行をやめました。」
「私は昨日、瀬戸内寂聴さんの『激しく生きて静かに死ぬ』という言葉を聞いて物思いにふけました。」
「私は結婚してから大学に入りました。」
「私は空想するのが好きでなぜか海賊になることを想像します。」
「私は数学のような整った世界が好きです。」
「私は家につくりかけのゆるキャラみたいなぬいぐるみをたくさん持っています。」
「私は恋愛体質でいつも恋をしています。」

と、こんなふうにみなさんの自己紹介を聞いてみると気になるキーワードがいっぱい。全員がお互いを知ったことで場の雰囲気もいい感じにほぐれました。

セミナーの様子

「夢プロフィール」をつくってみよう

ワーク2では実現したい「夢キーワード」を集めます。「ハワイに別荘がほしい」でも「カフェを開きたい」でも「海賊になりたい」でも、何でもいいのでシートに書き出します。「夢」といっても妄想に近いものから実現可能な目標となり得るものまでさまざま。ここではとりあえず思いついたものを並べていきます。

一通り書いたところで今度はペアになって互いをインタビュー。「夢キーワード」を掘り下げてみます。漠然としていたキーワードが、人に質問されたり説明していくうちに、どんどん形を明確にしていきます。「カフェ」ならばどんなカフェを?家庭的なカフェか、それとも気さくな雰囲気のカフェか。そして相手が発した気になるキーワードはメモに取っておきます。ペアの一組に聞くと、「お互いに好みが違っていておもしろい」という感想が。やはり「夢」は人ぞれぞれにあるようです。

セミナーの様子

そしていよいよ自分の夢を表現するための「夢プロフィール」の作成に入ります。ここで小林さんから表現のコツとなる「夢プロフィール10か条」を解説していただきます。

「夢プロフィール10か条」

  1. テーマを1つに絞ろう
  2. 伝えたい相手を明確にしよう
  3. キャラクターになりきってみよう
  4. 言葉をより具体的にしよう
  5. 数字を積極的に使おう
  6. 動機にエピソードを交えてみよう
  7. 親近感がわく「愛されエピソード」を加えてみよう
  8. 情景をイメージできるように意識しよう
  9. 聞き手をワクワクさせよう
  10. 夢のゴールを設定しよう

大切なのは言葉のテクニックより「想い」。動機となったエピソードを加えたり、「自分のウィークポイント=愛されエピソード」を入れたりすれば「想い」もより伝わりやすくなります。聞き手にワクワクしてもらうには、「ウェンディにネバーランドのすごさを伝えるピーターパン」のように身振り手振りでプレゼンする。それと、夢にはそれが実現した際のゴールを設けること。パートナーを見つけるのが夢ならば、その先には幸せな家庭があるはずです。こんなふうに2ステップで考えれば、夢がより膨らみます。

シートには「自己紹介(現在)」、「夢を叶えたい理由やきっかけなどのエピソード(過去)」、「具体的な夢の内容(未来)」、「夢のゴール(未来)」という4つの項目があり、それを埋めていきます。持ち時間の30分を使ってシートを完成させたあとは2チームに分かれて発表します。終わったところで各チームの中で「いちばん応援したい夢はどれか」を選び、「夢」をムービーのテーマとします。

選ばれたのは、「自信を持てない女の子たちが自信をもって笑えるようなサービスをつくりたい!」と「ミュージカルを踊りたい!」の2つ。そこに他の全員の夢も何らかの形で盛り込んでいきながら、1本の映画をつくります。

セミナーの様子

投票によって「応援したい夢」を決定

セミナーの様子

後半は講師が小林さんからシナリオライターの名良之繭子さんへとバトンタッチ。「夢プロフィールを夢ストーリーにする方法」について講義していただきます。

では、魅力ある夢ストーリーとはどういうものでしょう。

「ファーストシーンでは観客に期待を抱かせます。そして夢のゴールに向かってどう進むのか、小さな山場を重ねていきます。山場の合間には小休止を。後半の山場では核心に迫るシーンを描き、クライマックスへ。大事なのはそこで終わらせずに必ず次につづくような余韻を入れることです。」

演出の方法は簡単に分けると3つ。1つはスタンダードなインタビュー。もう1つは「写真」と「音楽」と「ナレーション」を組み合わせるもの。さらにもう1つはドラマ。いずれも参考になるサンプルムービーを観てみます。どれもよくできているけれど、がんばれば自分たちでもできそうな感じです。

「インタビューのポイントは、いかにその人本人を浮かび上がらせるかです。たとえばまわりの人にその人について聞いてみるとか。インタビューの際は単に質問してそれに答えるといったことの繰り返しにはならないように。話す側はできるだけセンテンスを短く、わかりやすく話すといいでしょう。写真も、写真だけを見せるのではなく、画面を背景にしてテロップを流すとか、工夫次第で映像は変わってきます。」

セミナーの様子

今回は長くても5分程度のショートムービー。撮影はd-laboとその近辺。こうした条件の中で、「全員が出演する」ムービーを制作します。小道具は写真。撮影時にはこれを全員で持ち寄ることとなりました。

1日目の最後はチームに分かれてブレーンストーミング。模造紙の中心にテーマとなる夢を書き、それをかなえるのに何が必要か、みんなでキーワードを付箋に書いてはっていきます。キーワードには必ず解決しなければならない課題があったりします。どうすれば問題をクリアできるか。みんなで考えてみます。このときヒントとなるのは「王道ではない道を考える」こと。

たとえば漫才師になるのが夢ならば、王道は吉本興業に入ってプロを目指すことかもしれない。しかし、もしプロでなくてもいいから観客の前で漫才を披露したい、と思ったら、道は他にもあるはずです。プロになるには書類選考と面接を受けて養成所に入らねばならないし、生活や家族の問題もあります。しかし趣味ならば最初に出てくる課題は「相方さがし」や「ネタづくり」など、漫才そのものに直結しています。そしてその課題をどうクリアしていくのかを掘り下げていきます。相方はネットで募集する。ネタがおもしろいかどうかは、試しにYouTubeに投稿してみる。自分たちのホームページを作成してPRすればいろいろなところから漫才の依頼がくるかもしれません。そしてこれを映画にするときは「出来るだけ険しく、山あり谷ありを意識すること」。ピンの淋しさを描いたり、相方と喧嘩をしたり、映画にはそういうドラマがあっていい。「課題と解決策を組み合わせるだけでストーリーはできていきます」と名良之さん。

最初は手さぐりだった「夢ムービー」の形が見えてきたところで1回目のセミナーは終了。次回はいよいよストーリーを完成させ、撮影です。講師陣から参加者には「全員出演するのですから今日よりもお洒落な格好をしてきましょう」という注文が。どんな「夢ムービー」ができるのか。後編に乞うご期待です!

セミナーの様子セミナーの様子

Information 1

オリカワ シュウイチ 氏

映画工房カルフのように主宰
広島県出身。1995年から自主映画制作を始め、2001年に映画制作団体「映画工房カルフのように」を立ち上げる。初めての人だけを対象とした映画制作ワークショップを2003年から開催。2012年より日本各地での開催も開始した。中学高校での指導、NHKなどTV局、法人でのセミナーも開催している。【受賞歴】第23回東京ビデオフェスティバル入賞。第15回読売国際国際漫画対象入選。小坂本町一丁目映画祭Vol.8オープニングムービー

名良之 繭子 氏

シナリオライター
石川県金沢市出身。日テレ学院でシナリオを学んだ後、日本テレビのプロデューサーの元でシナリオ修行を積む。現在は、シナリオを書きながら映画制作やワークショップの講師を実施。自分のシナリオを映像化するために、様々な方法を模索し、TVドラマ化、DVD化、映画化、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭への参加等を実現。【受賞歴】第14回シナリオS1グランプリ奨励賞受賞『雪の中を泳ぐ少女』

小林 こず恵 氏

みんなのライフストーリー協会 理事・プロフィールコンサルタント
群馬県出身。雑誌・電子書籍の編集を経て、現在は女性向けWEBサイトの企画・編集を行う。自身でも「girls collabo works」というソーシャルビジネスを支援するメディアを立ち上げ、NPO法人などのプランニングのサポートも行なっている。2012年からは自分史の作成をサポートする「みんなのライフ・ストーリー協会」に理事として参画し、自分史作成ほか、プロフィールづくりの講師も務めている。【受賞歴】2009年伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞 映画祭スタッフ奨励賞受賞『ばあちゃんのフルコース』。2011年内閣府第4回社会起業コンペ(起業支援部門)入賞『girls collabo works』。2012年横浜ソーシャルビジネスコンテスト セミファイナル進出『girls collabo works』。2013年世田谷ソーシャルビジネスアワード 期待のアイデア賞 受賞。2013年ブレークスルーキャンプ for Woman ミニ日テレ賞 受賞

Information 2

d-labo女子部

好きなことや興味のあること、新しく挑戦してみたいこと…。さまざまな活動や人との出会いを通じて、多くの人の夢を応援していきたい!
そんな想いからd-labo女子部は発足しました。部長はd-laboスタッフの和智あゆ美。今後もさまざまな活動にチャレンジしていく予定です。

Information 3

一眼レフ購入ローン

今回のセミナーはムービー(動画)の制作がテーマ。こうなるとビデオカメラがほしいところですが、普段使いを考えると写真を撮る機会の方が多いという人が少なくないはず。写真も撮りたいけどムービーも……という方。最近のカメラは動画撮影機能を標準装備したモデルが主流なのをご存知ですか。おすすめはやはり高画質の一眼レフカメラ。スルガ銀行の一眼レフ購入ローンは、一眼レフカメラやレンズなどカメラ全般の購入資金にご利用いただけます。最高84回払いまで選択できますので、ご都合に合わせて返済プランを立てることができます。

※審査の結果、ご希望にそえない場合もございますが、あらかじめご了承ください。

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