投資信託は、価格変動リスクや信用リスクにより、投資元本を割り込むリスクがあります。
詳しくはこちら
投資信託(ファンド)の中には、毎月決算を行ない、収益分配金(以下、分配金)を出すファンドが多く存在します。毎月、おこづかいのように入ってくる分配金ですが、その仕組みについては意外と知らない方も多いようです。ここでは分配金の仕組みについて、お話ししたいと思います。
ファンドの分配金は、投資しているファンドの純資産総額から分配可能原資の範囲内で支払われます。投資家の方々が実際に投資した、株式や債券などの資産から取り崩されると言ってもいいかもしれません。
一方、預貯金の利息は、預けている金融機関の財産の一部から支払われます。
ファンドの分配金は、預貯金の利息と異なり、ファンドの純資産総額から支払われます。そのため、分配金を支払うと、その金額相当分の純資産残高は減少するため、基準価額が下落します。またファンドの分配金の金額はあらかじめ確定しているものではありません。
分配金は、ファンドの純資産を切り崩して支払われます。
利息は、預けている金融機関の財産の一部から支払われます。
投資信託の分配金は、ファンドの純資産から捻出されるため、分配金を出すと運用額が減ります。減った分、運用で基準価額が上がればいいのですが、必ず上がるとは限りません。
ファンドの選択には、分配金だけで判断するのではなく、ファンドの組み入れ資産の値動きと合わせ、トータルで判断することが大切です。
分配金をたくさんもらった、でも解約したら結局損していた、ということがないように慎重に判断しましょう。
どちらとも言えません。
確かに、毎月分配型ファンドは、利益を分配金として払ってしまうため、分配を出さないタイプよりも複利効果は減少します。
ただ、毎月分配型ファンドは、上昇相場では値上がり幅が小さくなりますが、反対に下落相場では、値下がり幅も小さくなります。
毎月分配型ファンドは、先に利益を分配金として受け取ってしまうため、配当を再投資するタイプのファンドよりも複利効果は減少しその結果、上昇相場では値上がり幅が小さくなるというデメリットがあります。逆に下落相場では、下落幅が小さくなり、最終的な値下がり損失が減少するというメリットもあります。つまり、将来の大きな利益よりも、手堅い運用をしたい方に向いていると言えます。値上がりしている時の換金のタイミングがわからない方にも向いているようです。
投資信託の購入価額によっては、分配金の一部、ないしすべてが実質的には元本の一部払い戻しに相当する場合があります。
「普通分配金」は、投資信託の運用により生じた収益から支払われ、利益として課税対象となります。つまり、個別元本(お客さまの投資信託の購入価額)を上回る部分からの分配金です。
「元本払戻金(特別分配金)」は、個別元本を下回る部分からの分配金です。つまり、「元本払戻金(特別分配金)」は、利益ではなく、自ら投資したお金(元本)が返ってくる仕組みですから、課税もされません。
また、分配後のお客さまの個別元本は、「元本払戻金(特別分配金)」の額だけ減少します。
0120-86-1449 ハロー トウシシンタク
お電話承り時間:月〜金曜日(祝日を除く)9:00〜17:00
投資信託は、価格変動リスクや信用リスクにより、投資元本を割り込むリスクがあります。
詳しくはこちら