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フィデリティ投信「フィデリティ・ストラテジック・インカム・ファンドAコース(為替ヘッジ付き)(愛称:悠々債券)」

特集記事
情報提供:モーニングスター株式会社

掲載日時:2014/09/26

長期運用されているファンドの魅力

14年1月からNISA(少額投資非課税制度)が始まった。NISA口座の運用手法が多く語られているが、その1つとして安定した長期運用の実績があるファンドへの投資に注目度が高まっている。
「悠々債券」のポートフォリオ・マネジャーであるジョアンナ・ビュイック氏(フィデリティ・マネジメント・アンド・リサーチ・カンパニー)にファンドの特徴や魅力、人気の背景、NISAへの活用方法などについて聞いた。

フィデリティ・マネジメント・アンド・リサーチ・カンパニー
ポートフォリオ・マネージャー
ジョアンナ・ビュイック氏

モーニングスター 調査分析部 宮本 裕之(以下、宮本):
「悠々債券」の毎月決算型(悠々債券A/B)は1998年9月に設定され、約15年の長く安定した運用実績がありますね。まずは、こうした長期運用を実現してきたファンドの特徴を教えて下さい。
フィデリティ・マネジメント・アンド・リサーチ・カンパニー
ジョアンナ・ビュイック氏(以下、ビュイック氏):
「悠々債券」の最大の特徴は債券だけで分散投資を行い、安定的なリターンを獲得している点にあります。ファンドの基本的な資産配分を見ると、米国国債/政府機関債30%、米国ハイ・イールド債40%、エマージング債券15%、先進国債券(除く米国)15%で構成されています。

図表1 ファンドの基本資産配分

ビュイック氏:
この資産配分には、いくつかの重要なアイディアが活かされています。1点目は、中核をなす米国国債/政府機関債と米国ハイ・イールド債券では、価格の連動性が低いということ。好景気の際は投資家のリスク許容度が拡大し米国債から米国ハイ・イールド債に資金がシフト、逆に不況の際は米国ハイ・イールド債から安全資産である米国債に資金シフトが起きる、という投資家の行動特性が背景にあります。つまり、米国債と米国ハイ・イールド債の双方を保有することで、米国内での安定性と成長性の両方のメリットを享受することが期待されるとともに、分散効果による運用効率の向上が期待できるのです。
2点目は、先進国債券、エマージング債券に地域分散を行うということです。先進国債券は安定性、エマージング債券は成長性のメリットを米国外から享受することが期待されるとともに、地域分散のアイディアを取り入れることによって分散投資の効果がさらに高まることが想定されます。
宮本:
安定性や成長性に加え、地域分散など複合的なコンセプトにより資産配分が決定されているということですね。確かに「悠々債券」は値動きの変動を表すリスクが低く抑えられていると同時に、良好なリターンを上げています。モーニングスターが算出している2013年11月末時点の5年リスク・リターン分析を見てみると、「悠々債券A」が属する「国際債券・グローバル・含む日本(H)」の平均よりリスクが大幅に抑えられている一方、リターンはほぼ同じ水準となっています。

図表2 リスク・リターン分析(5年)

ビュイック氏:
日本の国債の利回りでは物足りないものの、エマージング債券やハイ・イールド債券並みのリスクを取るのは避けたいという投資家に対し、様々な債券に分散投資をすることにより、低リスクで日本国債以上の利回りを提供することが目的です。また、毎月決算型と同様、1年決算型にも為替ヘッジ付きのコースがあり、為替のリスクを低減したファンドを選んでいただくことも可能です。
宮本:
17−18日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、FRB(米連邦準備制度理事会)は14年1月から毎月の債券購入額を100億ドル減らし、750億ドルとすることを決定しました。これは金融緩和の縮小開始時期を来春と予想していた市場の見方より早く、サプライズとして受け取られました。会合後の会見でバーナンキFRB議長は当面の間、低金利政策を維持する方針を強調していることから利上げ局面はまだ先となりそうですが、米国の長期金利は上昇傾向(債券価格は下落傾向)にあります。「悠々債券」の内訳を見ると、米国債券や社債に約7割の資産を振り向けていますね。今後ファンドへマイナスの影響などはないでしょうか?
ビュイック氏:
確かに金利上昇は債券価格の下落要因となりますが、仮に金利が上昇した場合でも中長期的な運用成績は堅調に推移すると予想されます。1997年第1四半期から2013年第3四半期までの67四半期で行った騰落率のシミュレーションでは、米国の金利上昇局面が34回(全67回中)ありました。米国国債/政府機関債の平均リターンは年率マイナス2.0%となりましたが、同時に米国ハイ・イールド債券やエマージング債券の平均リターンが年率プラス11%以上。米国国債や政府機関債の債券価格下落の影響を抑制することが出来ました。逆に金利低下局面では、米国国債/政府機関債の良好なリターンが米国ハイ・イールド債券やエマージング債券の悪化したリターンを補っており、金利変動など市況に関わらず、安定したパフォーマンスを上げてきたことがお分かりいただけると思います。

図表3 各債券指数の米国金利上昇・低下局面別での平均騰落率(米ドルベース年率)

注)RIMESよりフィデリティ投信作成。1997年第1四半期〜2013年第3四半期。米ドルベース。米国金利上昇・低下局面はバンクオブアメリカ・メリルリンチ・10年USトレジャリー・インデックスを使用して判定。上記は市場指数ベースです。「悠々債券」の実績ではありません。投資対象資産の特性をご理解いただくための参考として掲載しています。

宮本:
「悠々債券」の原型となったファンド「Fidelity Strategic Income Fund」※1(以下、米国籍ファンド)も米国で高い評価を受けていますね。米国籍ファンドは米国モーニングスターのアナリストレーティングで5段階中2番目に高い「シルバー」レーティング(11月末時点)を獲得しています。このレーティングは運用プロセス、運用成績、ファンドマネジャー、運用会社、信託報酬やコストという5つの要素を基に判断されています。また、米国籍ファンドが属する米モーニングスターのカテゴリー「マルチ・セクター・ボンド・ファンド」の中では第3位の純資産残高を誇る大型ファンド(同)で、米国では投資家に広く認知されたファンドと言えるでしょう。
ビュイック氏:
米国では株式を自ら運用する投資家が多く存在しますが、債券への投資はファンドを通じ分散するというパターンが多いように感じます。米国籍ファンドはそうした需要の受け皿となっているようです。
宮本:
同じコンセプトで運用されている「悠々債券」の日本での認知度もかなり上がっていますね?「悠々債券A」のモーニングスター・レーティングは上から2番目の4ツ星(11月末時点)を獲得。また、2010年からは3年連続で「ファンド オブ ザ イヤー」を受賞し、特に2011年と2012年には部門内でもっとも優れたファンドに贈られる最優秀ファンド賞を受賞しています。
ビュイック氏:
「悠々債券A」の純資産残高は2013年に入り急増、11月末現在で2,400億円超と1年間で16倍近くに増加しました。日本でも債券に分散投資をするという考え方が広がってきたことや、マーケット環境に左右されにくい安定したパフォーマンスを上げてきたファンドということが評価につながっていると感じています。また、モーニングスターによる高い評価に加え、販売会社が投資家の資産形成に有用な分散や中長期投資型のファンドを重視する姿勢にシフトしたことも背景にありそうです。

※1 日本での販売は行っておりません。

図表4

注)RIMESなどよりフィデリティ投信作成。期間2009年11月末〜2013年11月末。累積投資額は1998年9月30日ファンド設定時に10,000円でスタートしてからの収益分配金を再投資した実績評価額です。運用管理費用控除後。購入時手数料および収益分配金にかかる税金は考慮していません。上記は過去の実績であり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。

宮本:
いよいよ、14年1月からNISAが始まります。NISA口座では中長期の保有が税制上のメリットを享受しやすい仕組みとなっていますが、運用を損失で終わらせると何ら救済措置はありません。モーニングスターでは、NISA口座でいかに損失を出さないことが重要と考えています。「悠々債券A」は2013年11月末までの過去5年間、どの期間で投資しても高い確率(約9割超)でプラスのリターンを、また平均リターンは年率プラス3.2%という安定したパフォーマンスを上げています。
こうした点はNISA口座で運用するファンドに適していると考えられますが?

図表5 悠々債券A 保有期間別リターン分析(※コンポジットの実績)

平均値
(年率)
最高値
(年率)
最低値
(年率)
リターンの分布
プラス マイナス
3.20% 8.38% -1.65% 55回(91.67%) 5回

※保有期間別リターン分析(コンポジットの実績)
2004年1月から2013年11月末の月時データを基に、基準月まで一定期間保有した場合の年率リターンです。データは5年間にわたり資産を保有したと仮定し、各基準月時点でどの程度のリターンがえられたかをシュミレーションしています。モーニングスター作成

ビュイック氏:
これまでITバブルの崩壊、リーマンショック、欧州債務危機など様々な難局を乗り越え、長期間に渡って安定的なパフォーマンスを上げてきました。その点で将来の資産形成を目指すNISAにおける投資対象として有効であると思います。

2013年5月には、これまでの毎月決算型の「悠々債券A/B」に加え、年1回決算型の「悠々債券C/D」を設定しました。あくまでもモデルケースではありますが、「悠々債券C/D」は中長期の運用が中心となる資産形成世代向け、毎月分配型の「悠々債券A/B」は資産活用世代向けに適していると考えています。

図表6

注)フィデリティ投信作成。期間1998年9月末〜2013年11月末。「悠々債券A」との累積投資額は運用管理費用控除後、収益分配金を再投資ベース。購入時手数料および収益分配金にかかる税金は考慮していません。世界株式はRIMESのデータを使用。世界株式は1998年9月末を10,000として指数化。世界株式:MSCIワールド・インデックス(円ベース)。上記は過去の実績であり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。

宮本:
ありがとうございます。最後に日本の投資家へメッセージをお願いいたします。
ビュイック氏:
「悠々債券」は安定的な運用により、長期で保有していただけるタイプの商品で、相対的に低いリスクでほどよい運用成果を獲得したいと期待する投資家向きです。中長期で負けにくいファンドを考えた場合、NISA向け金融商品として有望な選択肢の一つに入ってくるでしょう。

フィデリティ・ストラテジック・インカム・ファンド Aコース(為替ヘッジ付き)【愛称:悠々債券】

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