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2014 Jul.28
Topic on Dream ~夢に効く、1分間ニュース~ Vol.39

たったの5年で
バスケットボールプロチームを作りあげた男に聞く「夢を叶えるヒント」

2014年10月より、日本バスケットボール協会公認のプロチームとなる「アースフレンズ東京Z」。代表の山野勝行さんが、サラリーマンをしながら「プロチームを作りたい」という夢を描いたとき、彼はバスケに関する知識も人脈もない素人でした。そこから、たったの5年でプロチームを誕生させることに。今後、リーグ優勝のみならず「オリンピック選手を輩出し、日本代表が金メダルをとること」を目標に掲げる山野さんに、夢を叶えるヒントを教えてもらいました。

たったの5年でバスケットボールプロチームを作りあげた男に聞く「夢を叶えるヒント」

プロチームの設立、そして日本トップクラスのヘッドコーチの獲得へ

今シーズンからNBL(ナショナル・バスケットボール・リーグ)の下部リーグである、NBDL(ナショナル・バスケットボール・デベロップメント・リーグ)に仲間入りする「アースフレンズ東京Z」。代表の山野勝行さんは、どのようにして5年でプロチームを作ったのでしょうか。

「会社員をしながら35歳のときに任意団体を設立し、大人が楽しめるバスケットスクールを立ち上げました。その後会社を辞めて団体を一般社団法人化し、現在ではオープン参加の練習会の参加者が年間累計7,000人に。プロチームを持つのはもう少し先になると思っていたのですが、NBDLの会員だった『黒田電気ブリットスピリッツ』さんとのご縁で、会員資格を譲渡いただく形でプロチーム設立(※)の夢が叶ったのです」

猛烈な勢いで成長する団体ですが、何より目を引くのは「JBL(現NBL)日立サンロッカーズ」や日本代表チームのヘッドコーチを歴任した、小野秀二さんをチームのヘッドコーチに迎えたことです。

「僕たちの夢が『日本一』だったら、小野さんは来てくれなかったでしょう。でも、僕たちの夢は『世界一』です。できたばかりの下部リーグのチームに、日本のトップクラスのコーチが来てくれるなんて、初めは誰も信じませんでした。でも、僕は世界を目指すなら小野さんしかいないと思った。ゴールの設定が高ければ、相応の出会いがあるのだと思います」

「アースフレンズ東京Z」の選手を指導するヘッドコーチの小野秀二さん
「アースフレンズ東京Z」の選手を指導するヘッドコーチの小野秀二さん

※バスケットボールの普及活動を目的とする一般社団法人とは別に、2013年10月に、プロチーム運営会社の株式会社GWCを設立

28歳のドン底と、35歳の復活。夢は、「ぶれないこと」が大切

「知り合いのツテで小野さんとお話をさせていただき、3回目にお会いしたとき、本気でヘッドコーチ就任を依頼しました。そして、丁寧に断られました。『ですよねー』と思いましたが、諦めませんでした」

その後、「選手採用の相談に乗ってほしい」と相談をもちかけながら関係を続け、小野さんを迎える万全の態勢を整えたという山野さん。満を持して小野さんの就任が決まることに…。

「ゴールを設定しても基本的に思い通りにならないことばかり。そんなとき、ゴールがぶれてしまうと、そのまま別の方向に進んでしまいます。ゴールがきちんと設定されていれば、作戦を練り直したり、修正できる。トライ&エラーの繰り返しです」

もう1つ、夢を実現させるためには、「どんなゴールを描くのか」というイメージが重要なポイントなのだそう。

「28 歳のときに、仕事がうまくいかなくなり、ドン底に陥ったことがありました。そこで見えたのは、『ゴールの描き方』。28歳のときの自分のゴールは、『自分の成功』が中心にありました。周りの人のことが本気で考えられなかったから、営業成績が伸びなくなったんですね。今の自分のゴールは、『みんなの幸せ』です。チームに関わる選手やスタッフ、応援してくださる方々、日本のバスケットボール界の未来、それらすべての幸せを描いています」

10月からNBDLに参入する「アースフレンズ東京Z」の選手
10月からNBDLに参入する「アースフレンズ東京Z」の選手

山野さんは毎朝起きてすぐの30分間、必ず夢を頭の中で詳細にイメージをするそう。山野さんのひとつの夢が形となった「アースフレンズ東京Z」は、10月にプロチームとしての初試合を迎えようとしています。

参考元:プロバスケットボールチーム「アースフレンズ東京Z」

文 水谷ともゑ