マテリアリティの策定

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SDGsについての基本的な考え方

当社グループは、先の不祥事の反省を踏まえ、お客さまからの信頼回復と、健全な組織風土・企業文化を築くため、ガバナンス・コンプライアンス体制の再構築を全社一丸となり進めてまいりました。
また、社員にとっても当社グループが「あってよかった、出会えてよかった。」と思われる存在になることを目指し、職務環境改善・再整備も並行して進めてまいりました。
引き続きガバナンス・コンプライアンスの一層の強化、真に社員が活躍・成長できる環境の整備を促進するとともに、これまでの当社グループの取組みや活動を見直したうえで、今後は、地域における社会課題の解決や環境保全にもより積極的に取り組み、地域の経済及び社会の持続的な発展に貢献してまいります。

マテリアリティ策定プロセス

持続可能な社会の実現及び企業価値の維持・向上に向け、当社グループとして優先的に取り組むべき重要課題(マテリアリティ)を策定しました。

  • 社会、地域の課題・動向の把握
  • 経営環境/経営課題の把握
  • 当社グループの取組整理
  • ステークホルダーにとって大切なこと、当社グループへの期待の収集・分析
    • お客さまの声・アンケート
    • 全社員アンケート
    • 地域の優先課題 他
  • 当社グループにとって大切なことの収集・分析
    • 企業理念
    • コンプライアンス憲章
    • 中期経営計画
    • 歴史・あゆみ 他
  • 社内取締役、執行役員、各本部長等が参加する会議にてマテリアリティ案を提示し審議
  • 業務執行会議にて経営層による 審議・意思決定
  • 取締役会にて社外取締役も 含め審議・意思決定
  • マテリアリティの策定にあたっては、2020年8月より全社的な部署横断プロジェクトを設置、社外有識者の意見も踏まえ、経営層と十分な議論を重ね検討してまいりました。
  • 検討にあたっては、2020年に世界経済フォーラムで提唱された「ステークホルダー資本主義指標」の4つの柱/測定指標と拡大指標を参考にし、当社を取り巻く環境の中長期的なトレンドの調査、分析と様々なステークホルダーからのご意見を踏まえ、それらの関連性・親和性の分析と評価を行い、マテリアリティの策定を行いました。
  • 同指標は、既存のESG情報開示基準(CDP、CDSB、GRI、IIRC、SASB)に依拠して作成されており、企業が取り組み開示すべきESG課題を項目ベースで網羅しています。

スルガ銀行グループのマテリアリティと取組み

マテリアリティ候補の整理

2020年に世界経済フォーラムで提唱された「ステークホルダー資本主義指標」の4つの柱/測定基準を参考にマテリアリティを整理。

ガバナンス
の原則


(People)

繁栄
(Prosperity)

地球
(Planet)

マテリアリティの抽出・特定

当社グループが大切にしていることと、ステークホルダーにとって大切なことの要素情報を分析・評価し、双方にとって重要な課題“マテリアリティ”を策定。

スルガ銀行グループのマテリアリティ

当社グループのマテリアリティは以下の4つ。各マテリアリティは独立したものではなく、すべてが有機的に結びついており、全てのステークホルダーへの責任を果たすうえで不可欠な要素。

スルガ銀行グループの取組み

マテリアリティとして掲げた4つのテーマごとに、社内・社外の課題解決のため以下の取組みを推進。それぞれの取組みは、SDGsと結びついており、持続可能な開発目標の達成に資するものであり、今後も取組みの実効性の向上・レベルアップを図る。

  • 企業理念の浸透
  • コーポレートガバナンスの高度化
  • 強固なコンプライアンス態勢の構築
  • お客さま本位の業務運営の実現
  • 金融犯罪防止への取組強化
  • 社員の成長を支援する人財育成体系
  • ワークライフバランス施策の充実
  • ダイバーシティ・障がい者雇用の推進
  • 社員の心身の健康向上への取組み
  • 社員のモチベーション向上への取組み
  • リテールバンキングを通じた多様なお客さまニーズへの対応
  • 地域の企業や事業主へのソリューションの提供
  • 自治体とのパートナーシップによる地域活性化貢献
  • 事業継続計画(BCP)の取組み
  • 未来を担う子供たちの文化・芸術・スポーツのサポート
  • 地域の環境保全活動への参加・協力
  • 手続・業務のデジタル化推進による環境負荷の低減
  • 店舗設備等の環境対応の推進

関連するSDGs